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【レース回顧Vol.259】第72回日刊スポーツ賞中山金杯

レース結果・収支

1着【○】ラーグルフ(1番人気)
2着【-】クリノプレミアム(7番人気)
3着【▲】フェーングロッテン(2番人気)
4着【△】アラタ(5番人気)
5着【◎】マテンロウレオ(3番人気)
・・・
7着【△】カレンルシェルブル(6番人気)
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16着【△】ワンダフルタウン(11番人気)
・・・
馬複5点ハズレ、3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:0/1,500(0.0%)


率直な感想

マテンロウレオはスタートで行き遅れたのが響いた。ラーグルフやクリノプレミアムより後ろからでは厳しい。クリノプレミアムは枠も良かったが、中山なら買いだった。ワンダフルタウンはやはり枠が厳し過ぎ。幾ら前走不利があっても、枠が全てをかき消してしまった。


テーマの振り返り

外枠はしんどい(外差しは厳しい)→ビンゴ!

AからCへのコース変更で基本的に内前有利。4コーナーで10番手以降だと【0・0・2・60】と絶望的で、外枠から後方に構えてしまうとほぼ終了。なお、7枠より外に入って3着以内に来た3頭はいずれも7番人気以下で、人気薄なら押さえても良い。

今回掲示板に載った5頭は全て一桁馬番。外差しは前が止まらない限り届かない。先行馬でも外枠に入ってしまうと終始外を通らされて距離ロスを被る。レッドランメルト(8枠15番でコンマ3秒負け6着)は次走内枠を引けば勝ち負けしそう。

前走で掲示板に載っていた馬を買え→妥当

前走GIII以下のレースで掲示板を外していた(6着以下だった)馬は【0・0・1・60】、3着以内に来たのは2020年3着テリトーリアル(前走・チャレンジC12着)のみ。凡退した実績馬の巻き返しより、格下でも前走で好走しているのに人気が無い馬が狙い目。

自己条件とはいえ前走勝っていたラーグルフが勝利。2着クリノプレミアム、3着フェーングロッテンはいずれも前走GIで、格落ち効果を享受。クリノプレミアムは遠征競馬から得意の中山、フェーングロッテンは距離短縮と内枠がそれぞれベストマッチ。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 前開催は一貫してAコースを使用、年を跨いで連続開催となる今開催はCコースでスタート。

  • 先月28日以降は降雨無し。含水率は4コーナー12.0%、ゴール前11.1%、水曜朝時点のクッション値は9.5。

  • 例年通りの内枠先行有利を想定。

  • ペース想定:スロー

  • 明確な逃げ馬不在で何が行くにしても一団推移。外枠の馬はずっと外を通らされそう。持久力よりも瞬発力、前付け出来て直線で速い脚を使える馬を重視。

レース指標

LAP:12.8-10.6-12.8-12.1-12.3-11.8-11.9-12.0-11.4-12.5
勝ち時計:2.00.2(良) テン3F:36.2 上がり3F:35.9

レースの振り返り

フェーングロッテンが内からハナを主張したところ、外からウインキートスが競り掛けてきて後ろを離しての逃げ。ラーグルフとクリノプレミアムは道中中団付けから4コーナーで外を回し、被されない位置からの追い出しでワンツー。フェーングロッテンはこの展開でよく残した。マテンロウレオはスタートで行き遅れた上、ラーグルフらより後ろからの競馬になった分届かなかった。器用に動けたかどうかだけの差。

内枠先行有利というよりは中団から後ろからの差しでは厳しい馬場。外枠に入った馬は敢然と前に行く位の気概がないと勝ち負け不能。その意味でウインキートス(ここが引退レース)はよく頑張ったと思う。

ラーグルフ(赤矢印)は直線に向いた時点で壁無し、前から3馬身の位置にいた。
クリノプレミアム(青矢印)はラーグルフが壁になったものの、これに付いていって2着。
フェーングロッテン(緑矢印)はマイペース単騎の内ピタで3着。
クリノプレミアム(赤矢印)は直線で内を突くも前が塞がり、外に切り返す。
この際にマテンロウレオ、レインカルナティオ、アラタを外へ押し出してしまう。
マテンロウレオとアラタの間にいたレインカルナティオ(黒い帽子)は大きな不利。

・クリノプレミアム号の騎手M.デムーロは,最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金50,000円。(被害馬:1番・4番・7番)

競走中の出来事等(JRA発表)

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