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【レース回顧Vol.213】第57回札幌2歳S

レース結果・収支

1着【-】ドゥーラ(1番人気)
2着【△】ドゥアイズ(6番人気)
3着【△】ダイヤモンドハンズ(4番人気)
・・・
5着【○】ブラストウェーブ(3番人気)
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7着【◎】シャンドゥレール(2番人気)
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13着【▲】フェアエールング(5番人気)
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馬複5点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,100 累計回収/投資:111,360/97,200(114.6%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

今年はここまでM.デムーロ騎手から買って回収率ゼロだったので、ここで回収させてくれるのだろうと思ったら甘かった。スタートで全てを終わらされた。ホントにマジで何やってんのお前?こんなスタート下手を軸にした自分がバカだった。DMMドリームクラブの出資者が可哀想。


テーマの振り返り

※函館で行われた2013年を除く。

外枠が絡む→ドンピシャ!

このレースは4コーナーの捲りが非常に有効で、外から追い上げる形になる外枠の馬が来やすい。7枠より外に入った馬のうち、前走上がり3ハロン最速だった馬は【4・3・1・11】、単回値81・複回値138。

外枠に入って前走上がり3ハロン最速のドゥーラが勝ち、8枠の6番人気ドゥアイズが2着とテーマ通りの決着。この組み合わせで馬複20.4倍って、みんな馬券上手過ぎですね。

ノーザンファーム生産馬の品評会→保留

夏の2歳限定重賞の中で最も距離が長いレースで、翌年のクラシックを見据えた早期デビュー組が集まりやすい。クラシックといえば断然ノーザンファーム生産馬。今のうちに品定めしておきたい。

ノーザンファーム生産馬はドゥアイズが2着、ダイヤモンドハンズが3着、ブラストウェーブが5着と全て掲示板には載せてきた。しかし1着が新興勢力のグランデファームで何とも微妙な結果に。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週は水曜に27.5ミリの雨を記録。金曜朝時点の含水率は4コーナー14.4%、ゴール前13.5%でクッション値は7.2と先週の土日より水分を含んだ状態。馬場は重めでキレよりパワー重視。前走逃げ切り勝ち馬が5頭いるが、どれも積極的に行くタイプではなく、内からアースビートが押し出されて前に出て、他が一団で付いていく展開を想定。流れは緩く、後ろから差すより前で残すほうが楽。外差し馬場の程度にもよるが、今回は前中心の見立てが良さそう。

レース指標

LAP:12.8-11.5-12.4-12.6-12.2-12.2-12.3-11.9-12.1
勝ち時計:1.50.0(良) テン3F:36.7 上がり3F:36.3

フェアエールングがレッドソリッドを抑えて果敢にハナを奪う展開。最大で3馬身程のリードで緩めず逃げたことで隊列はやや縦長。4コーナー手前で内からレッドソリッド、外からドゥアイズが早めに押し上げ、さらにその外からドゥーラも接近して直線に向き、直線先に抜けたドゥアイズをドゥーラが外から差し切る。3着ダイヤモンドハンズも後方外からの追い上げで、外を回した馬のワンツースリー。終わってみれば例年通りの外差し決着。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ドゥーラ

この後の捲り上げに備えて外目を走るドゥアイズ(青矢印)。
ドゥーラ(赤矢印)はこの直後をぴったりマーク。
馬場の「境界線」のすぐ外を通って追い上げるドゥアイズ(青矢印)。
ドゥーラ(赤矢印)は持ったままでこれに付いていく。

スタートを決めた上で中団外を確保。道中ドゥアイズの背後に付け、ドゥアイズの進出に合わせて動いていって4コーナーでこの外へ。この間、全くの馬なり。マークした相手が結果として正解だったこと、馬場の良いところと悪いところの境目を上手く回ってこれたことが勝因。来年以降の札幌2歳Sの予想時に「2022年のドゥーラのような競馬が理想」という文言を使いたいぐらいベストな騎乗だった。ちなみに今回も外に張り気味だったがここ2戦ほどは目立たなかった。

2着【△】ドゥアイズ

直線内外離れて競り合うドゥアイズ(赤矢印)とドゥーラ(青矢印)。
マークされた側とした側の差だが、元々の瞬発力性能も相手のほうが上。

スタート直後はドゥーラの後ろにいたが、1コーナーで壁を作れず力んでドゥーラを追い越してこの前へ。向こう正面では折り合いが付いて、3コーナー過ぎから外を通ってオート進出。仕掛けがやや速いように見えたが、ドゥーラが直後まで迫っていたのでやむを得なかった。決め手で見劣ったのもこの際仕方ない。

3着【-】ダイヤモンドハンズ

4コーナーで外に流されながらも懸命に追い上げるダイヤモンドハンズ(赤矢印)。

スタートはまずまずだったが行き脚が全く付かず後方2番手からの競馬。3コーナー手前でシャンドゥレールが動いて最後方になり、4コーナーは遠心力で大外へ吹っ飛びながらの追い上げ。直線で左鞭が入って加速したところで内にモタれるなど粗さが目立った。ただ久々で14kg増、4コーナーで大外をぶん回してドゥーラと同じ上がり3ハロン最速をマークと収穫もあった。先々化ける可能性は秘めている。

5着【○】ブラストウェーブ

ブラストウェーブ(赤矢印)は行き脚良くすぐ追い付いたものの、抑えられて頭を上げる。

スタートの反応が一瞬遅れて出負け。行き脚は良く容易にリカバーしたものの、先行集団の後ろに入ったところで首を上げて掛かっていた。道中は馬場の悪い内を進まされ、4コーナーで外に持ち出したかったところビキニボーイが壁で出せず、直線は馬場の中央を通っての追い上げで伸び切れなった。今回のところはスムーズな競馬が出来なかったことと力が足りなかったのが半々といったところ。

7着【◎】シャンドゥレール

内枠で出遅れるシャンドゥレール(赤矢印)。
外から締められて前が壁、気付いた時には最後方。詰み。

パドックでテンションが高く、大丈夫かなと思ったらしっかり出遅れ。完全に行き遅れて最後方からの競馬。これでは何の希望も持てない。申し訳なさげに3コーナーから捲りに出たが外を回し過ぎで、直線は手応えを失って観念して流していた。M.デムーロ騎手はスタートでのやらかしが多過ぎる。今後はM.デムーロ騎手騎乗馬から軸で流すのは止める。

13着【▲】フェアエールング

馬なりで前に出していき、1コーナーでレッドソリッドを牽制しながらハナを確保。溜めることなく果敢に攻めていったが、4コーナーでレッドソリッドに内から並ばれたところで一気に劣勢になり、直線に向いてからは無抵抗で下がっていった。前走の1,000M通過は65秒7、今回は61秒5。重馬場と良馬場の違いこそあれ、このペース配分で沈むようでは力不足としか言い様がない。知ってはいたが、福島新馬戦はレベルが低い。

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