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【レース回顧Vol.76】第26回エルムS

マリーンSのワンツー決着。マリーンS連対馬のどちらかが4年連続連対中って知ってたけど両方来るとは。しかも直近2戦買ってて今回切ったロードブレスが休養を挟んで華麗に復活。穴馬って買わなくなったときに限って来るよね。それにしてもウェスタールンドの序盤のやる気の無さは何なんだ?お前は夏休み最終日に焦って宿題を片付ける小学生か!

20210808函館11R(1)

ウェスタールンドとデルマルーヴルが凹んだスタート。内からアメリンカンシード、外からトップウイナーがハナを窺う構え。スワーヴアラミスもスタートから押し気味に前を窺う。

20210808函館11R(2)

トップウイナーがハナを取り切って先頭。アメリカンシードは首を横に振って嫌がっている。ヴェンジェンスも強気に前へ。スワーヴアラミスは内、レピアーウィットは外の好位を確保。ソリストサンダーはその後ろ。巻き上がる砂塵の中にウェスタールンドが見える。ああ、またか。何やってんの?

20210808函館11R(3)

アメリカンシードはトップウイナーに先を越され、ヴェンジェンスにも外に張られて3番手の追走。マーチSの時のように時折首を上げて走っていたのを見て飛んだと思った。

20210808函館11R(4)

スワーヴアラミスは外にレピアーウィットを置いて5番手追走。序盤なのに時折押っ付けていて見た目の手応えは悪そうに見えるが、この馬はいつもこんな感じなので問題無し。ソリストサンダーはこれら2頭を前に見る位置を追走。ここなら包まれないので良し。

20210808函館11R(5)

砂が乾き過ぎて中団以降は煙たそう。オメガレインボー、ロードブレスは丁度中団。ここから後ろはちょっと厳しい。タイムフライヤーはともかく、単独で最後方を走っているウェスタールンドは降参かな?

20210808函館11R(6)

3~4コーナー中間点。レピアーウィットが好位から先に動いていく。スワーヴアラミスも押していたがスッと動けずまだ5~6番手付近。直後のソリストサンダーも押っ付けながら上がって行くが手応えはイマイチ。アメリカンシードは鞭が入りながら徐々に後退。

20210808函館11R(7)

レースを先導した2頭を含む先仕掛け勢は手応え一杯。遅れてやってきたスワーヴアラミス(黄)、ソリストサンダー、オメガレインボー(青)が外前に取り付く。手応えはオメガレインボーが優勢。一段後ろからのグループはウェスタールンドが捲り上げの最中。ロードブレス(緑)は内の馬群の中。

20210808函館11R(8)

勝ちに行くスワーヴアラミスに外から襲い掛かるオメガレインボー。うん、マリーンSの再現だね。ソリストサンダーは伸び無し。完全に見込み違いだった。後方の外からはウェスタールンドが迫る。夏休み最後の宿題追込み炸裂か?

20210808函館11R(9)

マリーンSではオメガレインボーが一瞬前に出た後にスワーヴアラミスが差し返したが、この日はスワーヴアラミスが最後までオメガレインボーを抑え切った。同じ56kgならこうなるよね。3着はギリギリ宿題提出が間に合ったウェスタールンド、ではなく内から差し込んだロードブレス。やっぱりお前は前走疲れてただけだったんだね。

前走大外からハナを取り切ったアメリカンシードが内目の絶好枠をゲットでこれがハナ主張。プロキオンSで波乱演出のトップウイナーがこれに続き、レピアーウイット、スワーヴアラミスも前へ。ロードブレス辺りも出来れば前に行きたいし、全体的に前掛かりの流れになりそう。ただ馬場は日曜朝時点で含水率2%以下のパサパサ状態で、基本は前付け。後方から追い上げるなら4コーナーで外前の好位を取れる位の自在性は必須。

概ねビンゴ。前掛かりの流れで先行勢は早々に疲弊、好位付けのスワーヴアラミスに4コーナー外前に取り付いたオメガレインボーのマリーンSワンツー。3着は内を突いて上がってきたロードブレスが入って波乱をアシスト。

1着○スワーヴアラミスはスタート直後から追い鞭が入るなどいつも以上にズブさを見せ、4コーナーでも目一杯追っていたが直線に向いて手綱捌きだけでグイグイ進出。外から迫ったオメガレインボーに対して右鞭連打で難なく振り切った。今回は56kgという設定が活きた。

【○】スワーヴアラミス
毎回手応え劣勢ながら並ばれてからが渋太い。典型的な叩き良化型で、今回は別定56kg、行きやすい内枠ゲット。初ブリンカーで勝負掛かり。

2着-オメガレインボーは前に行かせた上で中団馬群の内を追走。3コーナー手前で外に誘導、馬なりで4コーナーの外を捲ってきたのを見て勝つのはこの馬かと思った。今回も一瞬前に出かかったが、相手の渋太さがこれを上回った。コーナリング性能が高く、いかにも小回り向きの馬。

【-】オメガレインボー
マリーンSは外から楽に進出しながらスワーヴアラミスに競り負け。今回は相手が揃うし、終始外を回らされそうなのが気になる。

3着-ロードブレスは馬なりで出を窺い、流れに任せて中団の外を追走。前走より後ろになったが、無理をしていない分今回のほうが追走は楽。4コーナーで追っ付け、進路を内に向けてスパート。ゴール手前でウェスタールンドの内を突いてこれを交わした。やはり休養効果は抜群だった。分かってたけど、買うのがムズイのよ。

【-】ロードブレス
平安Sは外枠から前寄りの位置を取りながら直線あえなく沈没。ダートで10週以上の休み明けは3戦全勝で、一息入れてリフレッシュできていれば。

4着△ウェスタールンドは出負け+行き脚付かずのコンボでプロキオンSと同じポツン最後方。パサパサの砂でこんなことされたら来ないって…。こうなることは分かっていたのに、叩き2戦目という安直な考えから買ってしまった自分を殴りたい。全く無駄なお金を使ってしまった。

【△】ウェスタールンド
プロキオンSは超高速前残り展開を後ろを付いて回っただけ。行き脚の付かなさは気になるが終いの脚は健在だった。叩いて良化なら。

7着△ヴェンジェンスはトップウイナーに付いて行く形で2番手を確保。無理した感じはなかったが、4コーナーに差し掛かってもトップウイナーが粘っていて次第に手応えが劣勢になり、直線半ばでスワーヴアラミスらに呑み込まれて終戦。結果論になるが、差し構えのほうが良かった。

【△】ヴェンジェンス
行き差し自在、捲る競馬で重賞(2019年みやこS)勝ちもある。実績上位なのに1年振りで人気大幅ディスカウント。前がやり合う流れで台頭。

10着◎ソリストサンダーは特段位置を主張せず中団の内、道中はスワーヴアラミスを前に見る位置を追走。ただ肝心の捲り上げの場面では追い鞭が入って明らかに劣勢、4コーナーで外前に取り付いた時点で余力が尽きていた。直線は追っていなかったし、残念ながらここは叩き台だった。無念。

【◎】ソリストサンダー
かしわ記念は向こう正面で前をカットされる不利が無ければ勝っていた。1,700Mは【3・0・2・1】、今回は先行勢が揃っていて展開妙味もある。

12着△トップウイナーは内のアメリカンシードを意識してスタートから押しまくってハナを奪取。競り合いなく進めていって、4コーナーでも手応えを残していたが今回は後続とのリードが取れず直線半ばで捕まって沈没。番手追走の前走と違い、自らハナを奪って押し切るほどの力は無かった。

【△】トップウイナー
プロキオンSは超高速で行った者勝ち馬場に乗じての2着も行き脚自体は評価。引き続き人気が無く、小回りで行き切る競馬でもう一丁に期待。

14着▲アメリカンシードはあわよくばハナといった感じで、外からトップウイナーが押し寄せてくるのをみてあっさり引き下がっていった。トップウイナーの直後、外はヴェンジェンスにガードされてぶっ飛びパターン成立。結局4コーナーで馬が走る気を失くして下がっていった。典型的なピンパー馬。ピンの時に人気薄なら買いたい。ルメールさんが降りた時が買い時か。

【▲】アメリカンシード
ベストタッチダウンに先制されたマーチSこそ撃沈したが、平安Sは大外から仕掛けて2着。揉まれると即アウトだけに早めスパートで乗り切りたい。

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