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【レース回顧Vol.451】第41回エプソムC



レース結果・収支

1着【-】レーベンスティール(1番人気)
2着【△】ニシノスーベニア(9番人気)
3着【-】シルトホルン(7番人気)
4着【◎】サイルーン(2番人気)
5着【○】アルナシーム(4番人気)
6着【△】グランディア(5番人気)
・・・
10着【△】トゥデイイズザデイ(6番人気)
11着【▲】ルージュリナージュ(8番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:57,580/88,000(65.4%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

最後の直線、レーベンスティールが「ルメポジ」で持ったままだったのを見てハズレを確信。やはりあの男を敵に回したらアカンね。サイルーンはあの手応えだと1,800Mは長いのかもしれない。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 月曜と火曜に弱い雨が降ってからは快晴続き。水曜から金曜にかけて散水。土曜朝時点のクッション値は9.7。東京は前開催から数えて8週目に入っても依然として高速で、土曜9レースの芦ノ湖特別(3歳以上2勝C/芝1,600M)で1分32秒5という速い時計が出た。Cコースを使用して3週目でまだ内が使える。強いて言えば内から2~3頭分外が伸びる。

  • シルトホルンの逃げに大外からセルバーグが追随。新潟大賞典で溜め逃げに付き合って沈んだだけに、今回はある程度追いかけていきそうでペースは平均を想定。他に行きそうなのがトゥデイイズザデイ、グランスラムアスク、ラケマーダ辺りで前が手薄。中団より前にいないとしんどい。

レース指標

LAP:12.8-11.1-11.3-11.5-11.6-11.8-11.5-11.5-11.6
勝ち時計:1.44.7(良) テン3F:35.2 上がり3F:34.6

レースの振り返り

スタートして間もなくシルトホルンがハナ。最高速度は67.5km/h。セルバーグがどの程度来るか?勢いを付けて・・・交わす!こうなるとペースが上がりそう。ニシノスーベニア3番手?トゥデイイズザデイが4番手でその後ろにレーベンスティール。アルナシームが外から押し上げて3番手。・・・掛かってる?サイルーンはヴェルトライゼンデと並んで中団を追走。

1,000M通過58秒2(実際は58秒3)。想定より2秒ほど速い。セルバーグが2馬身リード、シルトホルンもアルナシーム以下を2馬身離して直線へ。今の東京は内が使える。ラチに寄せたセルバーグが先頭のまま残り400Mを通過。シルトホルンが外からこれを交わしに行く。正確にはセルバーグの脚が止まったというべきだろうか。残り300M付近でシルトホルンが先頭。

後ろからはどうか。外からレーベンスティールが持ったままで上がってくるのが見える。出た、ルメポジ(ルメール騎手から勝利のオーラが漂う中団外フリーで持ったままの状況)。この形になるともう決まり。残り200Mで右鞭を入れて突き抜け。はいはい。アンタを切った私が悪うございました。ニシノスーベニアが詰めてきて、シルトホルンが頑張るところへようやく来たのがサイルーン。惜しい、それ4です。

レーベンスティールは新潟大賞典で11着に沈んだが海外帰り初戦、馬場も傷んで走り辛そうだった。叩き2戦目、速い時計が出る東京で華麗に復活というベッタベタなストーリー。東京芝1,800Mはデビュー戦でソールオリエンスの2着、1勝クラスを5馬身差で圧勝。得意舞台で無印は無いやろ・・・。そもそも府中でルメさんを切ったらダメ。反省。

ニシノスーベニアは馬なりで3番手に出てきたのが意外だった。その後一旦引いて、直線は極力ロスを抑えてラチから4~5頭分外を通っての追い上げ。田辺さんは実にクレバーな騎乗をした。ダービー卿CTで3番人気だった馬が行った行ったで4着に負けた途端に人気急落は分かり易い穴サインだった。こういうパターンは絶対抑えには入れておきたいし、実際印は回せた。

シルトホルンはセルバーグにハナを譲って2番手追走、直線半ばで先頭を奪還。セルバーグが止まっただけかもしれないが、シルトホルンが「詰める競馬」をしたのは初めて見たかもしれない。しかし何かに交わされるのはお決まりのパターンで、アタマでは買えない。

サイルーンは終始レーベンスティールの後追い。直線でレーベンスティールの後ろで先に手が動き始めたのを見て察した。モタつきまくって4着がやっとというのは正直物足りない。レース後に岩田息子も言っていた(下記参照)が、距離はマイルまでの模様。

4着 サイルーン(岩田望来騎手)
「道中、すごく良い雰囲気で進められましたが、ラスト1ハロンを過ぎた辺りで、同じ脚になってしまいました。最後までジリジリと脚を使ってくれましたが、1800mは持たないことはありませんが、ベストは1600mですね。昇級緒戦にしては、良い内容で走れたと思います」

【エプソムC】(東京)レーベンスティールが人気に応え、馬場の真ん中から纏めて差し切り、重賞2勝目を掴む|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI (radionikkei.jp)

アルナシームは積極的に前に出していくことで内を確保。持ったままで4コーナーを回ってきてダービーの再現かと思ったが追って伸びず。この馬は関東圏に連れてくると何故か走らない。滞在競馬を試してもらいたい。グランディアは道中中団馬群の中、直線も周りに馬を置いての追い出しだったが比較的スムーズに捌けた。ラストは外からサイルーンに被されて競り負け。重賞ではちょっとしんどい。

トゥデイイズザデイは内枠を活かして4番手の内という理想的な位置を取りながら直線早々と付いて行けなくなった。力が足りない。ルージュリナージュはスタート出負けから道中後方馬群の中、直線で外に持ち出そうとしたところ、カレンシュトラウスに内へ押し返されて出せず。結局サイルーンが抜けた後を追い上げたが間に合わなかった。決め打ち馬の宿命。


レース結果からの教訓

  • 海外帰り初戦で負けた馬は2戦目の巻き返しに注意。先週の安田記念でもナミュールがヴィクトリアマイルで8着に負けた後の2戦目で2着に巻き返したばかり。今回のレーベンスティールも前走(新潟大賞典11着)と全く反応が違った。

  • 「人気→人気→人気薄」は分かり易い穴サイン。ニシノスーベニアは3番人気1着、3番人気4着から今回9番人気に急落。今回前走から6つ以上人気を落としていたのはニシノスーベニア、ワールドウインズ、レッドランメルト、ラケマーダの4頭いたが、直近2走で人気を集めていたのはニシノスーベニアだけだった。こういうパターンはノータイムで拾うべし。

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