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【レース回顧Vol.292】第71回日経賞

レース結果・収支

1着【△】タイトルホルダー(2番人気)
2着【○】ボッケリーニ(5番人気)
3着【-】ディアスティマ(7番人気)
4着【◎】ライラック(3番人気)
・・・
6着【△】ヒートオンビート(4番人気)
・・・
9着【▲】アスクビクターモア(1番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:29,430/40,600(72.5%)


率直な感想

アスクビクターモアさん、そりゃないでしょう。出遅れて最後方からの競馬。良馬場ならともかく、この馬場で後ろから押し上げるのはキツい。これとは対照的にタイトルホルダーは抜群の行き脚で自らレースを主導。本来ならアスクビクターモアが絡んでタイトな流れになるはずだったのに結果的に先頭でフリー。こんなに楽させてもらったらそりゃ圧勝するよねって話。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜から火曜にかけて芝刈りを実施、水曜まで好天だったが木曜以降はずっと雨。木曜15.5ミリ、金曜6.5ミリ、土曜は朝までに14.5ミリの雨を記録。含水率は4コーナー14.8%、ゴール前13.5%、土曜朝時点のクッション値は7.8。重に限りなく近い不良馬場だが、雨はこの後も降り続く見込みで馬場はもっと緩みそう。

  • 今週から開催が替わるが、前開催から引き続きAコースを使用。3~4コーナー内側の芝は殆ど剥がれていて、直線も所々剥げているのが目視できる。内は展開利が無ければ使えない状態。ただ今週は馬場が渋っていて外が混雑しそう。馬鹿正直に捲りに行くと余計な距離を走らされる。

  • ペース想定:平均(61秒台)

  • キングオブドラゴンにディアスティマが絡んでの先行争い。タイトルホルダー、アスクビクターモアも前へ。ディアスティマとアスクビクターモアは前進気勢強めで、馬場状態が悪くても例年より流れそうな感じ。人気の中心が前、かつ前掛かりな流れ想定で展開は差しに向く。内を突いて上がって来れれば激アツだが・・・。

レース指標

LAP:6.9-11.7-12.0-12.9-12.6-13.1-12.9-12.7-12.8-12.4-12.5-11.9-12.4
勝ち時計:2.36.8(不良) テン3F:37.0 上がり3F:36.8

レースの振り返り

アスクビクターモアがゲートに突っかかって出遅れ。内からディアスティマが行きかけたところ、タイトルホルダーが内から抜け出してハナ。ディアスティマは外に持ち出しての2番手、キングオブドラゴンは行く構えを見せず3番手。アスクビクターモアはポジションを上げつつ内に入れて距離ロスを抑えようとしていたが後方4番手という厳しい位置取り。この時点で無いなと思った。ライラックは定位置からの競馬。

スタート直後で明暗が分かれる新旧菊花賞馬。
タイトルホルダー(赤矢印)は行き脚全開で早くも主導権を奪う勢い。
アスクビクターモア(黄矢印)は出遅れて厳しい位置取りを強いられる。

向こう正面に入って12秒台後半の緩々ラップになり、前は相当楽をしていた。結局後ろから行って勝負になったのは中団から4コーナーで外に持ち出したボッケリーニのみ。それでもタイトルホルダーには8馬身も千切られた。ライラックはこの展開・この馬場でよく4着まで追い上げた。ポジショニングに融通が利かないのが弱点。

タイトルホルダー(赤矢印)は先頭で持ったまま。GI3勝馬の面目躍如。
ボッケリーニ(青矢印)はここからよく2着に持ってきた(勝ち馬に8馬身離されたが)。
アスクビクターモア(黄矢印)は内に入れて距離ロスを抑えたが焼け石に水・・・。

アスクビクターモアは菊花賞をレコード勝ちした馬で、この極悪馬場ではまともに出ていてもキツかった。今回この条件ではタイトルホルダーが強かった。この結果だけを見てタイトルホルダー>アスクビクターモアといった格付けは行いたくない。今年の天皇賞春は新装京都の綺麗な馬場で行われる。京都でこの序列が変わるかどうか。阪神大賞典組も含めてフラットな視線でジャッジしたい。この日の芝は4レース全てハナを奪った馬が勝ったということを最後に付け加えておく。

3回中山1日目(2023年3月25日)の芝戦決まり手一覧。

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