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【レース回顧Vol.28】第55回報知杯フィリーズレビュー

東京新聞杯の悔しい負けを受けて編み出した養分卒業策・シューティングスター(☆印)。これまで全くダメだったがようやく火を噴いた。☆シゲルピンクルビー1着!◎ヨカヨカ2着で馬複4,070円を5点でゲット。これで3着を拾えていれば完全勝利だったが、そこまでは甘くなかった。

昨日の中山牝馬S然り、読みが冴え渡ったのは「馬券億り人のコース戦略」のお陰。考え方のヒントが沢山書いてあって、それを加工して予想するのは楽しい。しかも結果が出るって嬉しいよね。

※【1】~【4】をいくつか満たして近走で直線の長いコースで負け
シゲルピンクルビー(阪神内回り勝ち⇒阪神外回りGI17着)
ポールネイロン(中京で連勝⇒阪神外回りGI18着)
ヨカヨカ(阪神内回りGIII5着⇒阪神外回りGI5着)
エイシンヒテン(阪神外回り1勝C勝ち⇒阪神外回りGI11着⇒東京GIII4着)
オパールムーン(阪神内回りGIII2着⇒阪神外回りGI6着)

直線が長いコースからの転戦組を狙っただけなのだが、しっかりと1着・2着が含まれている。馬複5頭ボックス10点買いで回収率407%なら十分でしょう。

ということでレース回顧。

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あ、何か出遅れたぞ。エイシンヒテン?あー終わった。テリーヌ、オパールムーンも良いスタートではない。外でフリードとスティクスが好ダッシュ、内からもポールネイロンとヨカヨカが絶好の飛び出し。アンブレラデートも前に出てきた。

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先行争いはポールネイロンが制してハナ。アンブレラデートは内の2番手、ヨカヨカ、シゲルピンクルビーもこの側にいた。各馬競り合う感じはなく淡々とした追走。イイネ。

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エイシンヒテンは後ろから数えて4~5頭目。差して2着したこともあるが、先行力を評価して印を打ったのでこの位置では期待できない。エルカスティージョはこの後ろ。2戦目が重賞、ハイペースの洗礼をモロに受けてこれも厳しい。

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出た、ヨコテンの必殺技最後方ポツン。1番人気の馬でこれをやるか…。幾ら前が速いっつったって、そんな簡単に止まらない。しかもフルゲートだから捲ると外に振られる。これは完全に飛ぶパターン。

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先行勢は固まったまま4コーナーに突入。シゲルピンクルビー(黄)、ヨカヨカ(青)は共に一段後ろ。追い込み勢は後方から外を回しての進出。オパールムーンはまだ前を捉え切れていない。

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ここは声が出た。内からアンブレラデート、スティクスを挟んで外ヨカヨカが抜け出し態勢。そこへ外へ進路を切り替えて迫る赤い帽子、シゲルピンクルビー。キター!しかし大外の芦毛が勢い良く迫ってくる!くぅ~!

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ここでゴールなら3連複14,190円ゲットだったのにミニーアイルに差されて爆散。しかしよく考えたらこのお馬さん、ファンタジーSで◎にしていた。マイ格言「過去に重い印を打った馬が出てきたらとりあえず買っとけ」を守らなかった罰だ。ん?エルカスティージョ?あそこから来たのか!

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入線後。してやったりという表情の和田騎手。馬をよく見ると舌を縛っていた。これで集中していたのか。ヨカヨカがクロス鼻革を外してきたのはリサーチ済みだったが、シゲルピンクルビーの舌括りは知らなかった。

前走逃げた馬だけで5頭、番手追走組も距離延長組・同距離組を筆頭に多数を占めるメンバー構成。大外スティクスが一番速いが、内のアンブレラデートがハナを取り切るか。テン3ハロンは例年並みの33秒5前後想定で展開的には差し優勢だが、とにかく速いので追走できるスピードは必須。

まずまずビンゴ。このレースが速いのは当たり前。許容できる速さなら前は止まらない。京都牝馬Sや阪急杯も逃げ切りだったように、阪神芝1,400Mは基本的に内ピタ先行がジャスティス。差すにしても内を立ち回らないと届かない。

1着☆シゲルピンクルビーはスタートを決めた上で前へ。周りが速く5~6番手の内になったがこれは想定通り。前がガリガリやり合わなかったので程良く脚が溜まり、新馬戦時と同様に直線で内から外に進路を切り替えてスパート。スパッと切れないながらも持続する脚でヨカヨカを捉えた。半姉と違って一段前で競馬ができるのが強みだが、再び外回りとなるとどうだろうか。

2着◎ヨカヨカは行きっぷりが良く、鞍上がなだめながら4~5番手をキープ。先行集団の直後で持ったままで4コーナーを回ってくるのを見て勝ったと思った。坂の上りで抜け出しており、坂も3回目で克服した様子。しかし幸騎手も前走乗っていた馬に差されるとは思わなかったはず。何はともあれ九州産の星が桜花賞への切符を掴んだ。ただ距離はこれがギリギリか。

3着-ミニーアイルは出たなりで速攻置かれて後方も馬群には取り付いており、4コーナーで外を回して直線へ。直線半ばまでジワジワ上がってきて、坂下で一気の伸びで前に襲い掛かってきた。ただゴール前は前の2頭と脚色が同じになった。後ろから突っ込んでくるならオパールムーンかこの馬だと思ったが、距離延長組ということで機械的に切ってしまった。反省。

4着▲アンブレラデートは内からスッと出てきたがポールネイロンのハナ主張を見て番手からの競馬を選択。最内をぴったり回ってきて、ポールネイロンとの間にできた最内のスペースに突っ込んでスパート。坂で一旦抜け出したがもう少しというところで止まってしまった。惜しかった。

5着△エルカスティージョはスタートを決めたものの周りが速過ぎて中団、その後もどんどん遅れて隊列が落ち着いたところで後ろから3頭目。4コーナーでもまだ後方だったが、直線内に突っ込んで一気にポジションを上げてきた。後方待機勢が揃って外を回す中、唯一内を突いての進出。馬自身もこれに応えるだけのポテンシャルを持ち合わせていた。次走以降も要注目。

9着○オパールムーンはスタートで行き遅れて行き脚が付かなかったのは分かるが、全く促さず後ろから2頭目のブルーバードよりも離れてのポツン最後方。4コーナーも大外を持ったままで回して、優雅に大外に放り出しての追い込み。内回りのここでこの騎乗は無いでしょ。「俺の中ではよく頑張ったと思う」?はいはい。頑張ったね。偉い偉い。はぁ~。

11着△エイシンヒテンはスタート直前にゲート内で突進して、反動で下がった瞬間にゲートが開いて3馬身程の大出遅れ。快速揃いのここでこれは致命的。内に入れず終始外を通らされ、4コーナーも大外を回しての進出。直線一瞬伸びかかったが坂に差し掛かって失速。今回は度外視可だろう。

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