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【レース回顧Vol.255】第74回朝日杯フューチュリティS

レース結果・収支

1着【△】ドルチェモア(1番人気)
2着【◎】ダノンタッチダウン(2番人気)
3着【○】レイベリング(3番人気)
・・・
5着【△】バグラダス(8番人気)
・・・
8着【△】ティニア(7番人気)
・・・
17着【▲】エンファサイズ(10番人気)
馬複5点的中!(5.5倍) 3連複10点的中!(12.8倍)
レース収支:+330 累計回収/投資:135,670/144,600(93.8%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

ダノンタッチダウン、どこにいるのかな。って、内かよ!川田さん思い切ったな。でも捌けるのかコレ?あー、やっぱ前が詰まった。そこから外に持ち出して・・・はい、勝った。・・・あっ、やっぱ間に合わない!馬券当たったけど予想は実質ハズレ。


テーマの振り返り

※2014年に中山から阪神に移設。

東京芝マイルを勝った直後の馬は崩れない→ドンピシャ!

東京芝マイルでの内容は先行でも差しでも、レコードでも不良馬場でもここで勝ち負けになっている。阪神芝マイルと東京芝マイルの連動性は先週の阪神ジュベナイルフィリーズでも実証済み(1着リバティアイランド・アルテミスS2着、2着シンリョクカ・東京芝マイル1着)。

サウジアラビアRC勝ちのドルチェモアが1着、東京芝マイル勝ち上がり直後のレイベリングが3着。阪神マイルGIにおける東京芝マイル勝ち直後の馬はガチ。逆らったらハズレ確定(テーマに背いてドルチェモアを切りかけたのは内緒)


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週は火曜に僅かな雨が降った後は概ね晴れ、水曜と木曜に散水を実施。土曜朝時点のクッション値は先週土曜と同じ9.8。土曜は朝から弱い雨が降って14時前に稍重になったが、トラックバイアスは相変わらず内が優勢。ただ内ピタの居残りよりは内寄りの差し向きで、先週よりは後ろからの馬でも通用する余地が出てきた。今回はマイルより短い距離での逃げ経験馬が多く、単なる前付けよりは差し向きの流れを想定。しかもレースの時間帯は4~6Mの強い西風が吹く予報で直線は向かい風になり、先行勢はそれだけでもしんどい。内を捌けるスキルが重宝する。

レース指標

LAP:12.4-10.4-11.3-11.6-12.1-11.7-12.0-12.4
勝ち時計:1.33.9(良) テン3F:34.1 上がり3F:36.1

ドルチェモアが好スタートを切って一旦先頭、オールパルフェとグラニットに先を譲って3番手の内で待機。ドルチェモアは直線に向いて馬場の3分どころに持ち出してオールパルフェに接近。外からレイベリング、更にその外からダノンタッチダウンが末脚を伸ばしてくるも、先に抜け出していたドルチェモアが押し切り勝ち。阪神で行われるようになった2014年以降、勝ち時計1分33秒9はアドマイヤマーズが勝った2018年と同じ5位タイと冴えなかったが、1,000M通過57秒8は昨年よりコンマ5秒速い3位のハイペース。この流れを前で押し切ったドルチェモアは強い。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【△】ドルチェモア

持ったままで空いたスペースを確保してスパートに移るドルチェモア(赤矢印)。

今開催の阪神はずっと内有利が続いていて、ドルチェモアが内で好スタートを切って自在に立ち回っていたのを見てやられたと思った。オールパルフェに行かせて自らは内で待機、直線に向いてから空いているスペースに持ち出して完勝。このペースで止まらないのだから後ろからではどうしようもない。強過ぎ。

2着【◎】ダノンタッチダウン

内回りとの分岐点までに内に入るダノンタッチダウン(赤矢印)。
内を割れず、進路を求めて次第に外へ移動するダノンタッチダウン(赤矢印)。

まずまずのスタートから馬群に入り込んで内へ。川田騎手は外を回すと間に合わないということをちゃんと分かっていた。これは紛れもなく神騎乗。問題はここから捌いて出てこれるのかという一点のみ。しかし案の定内前はガッチリ固められていて、馬群の隙間を縫ってどんどん外へ移動、残り200M付近からのスパートで間に合わなかった。脚を余した感があり、次走以降改めて期待したい。パドックは前走より良く見えたが、トモがタプついていてまだ緩かった。この辺りがしっかりしてくれば天下を獲れると思う。

3着【○】レイベリング

先行集団の後ろに入れて追い出す機を窺うレイベリング(赤矢印)。
やけに競馬慣れしている。ホントにキャリア1戦馬か?

スタートを決めて流れに乗り、無難に中団の外を確保。ハイペースでも楽々追走できていて、4コーナーで先行集団の後ろで余裕綽々。ホントにキャリア1戦馬か?直線に向いて早々にフリーの位置を確保し、内にいたドルチェモアを目標にスパート。しかしドルチェモアと脚色は変わらず、交わすまでには至らなかった。ただ終始外を通して3着に来たのは素直に凄い。これで次走1勝クラスに出られるのは反則でしかない。この日も脚高のダイナミックな走りだった。

5着【△】バグラダス

直線でオールパルフェ(青矢印)、グラニット(緑矢印)が壁で
なかなか前を割れないバグラダス(赤矢印)。

内枠から普通に前に出てきて、ドルチェモアの後ろに入っての追走。ラチ沿いを丁寧に進み、充分に脚を溜めた状態で直線へ。しかし内はオールパルフェが頑張っていて、そのすぐ外もグラニットがいたためなかなかスパートできなかった。内は伸びるが逃げ馬は当然内を張っているし、その直後からの競馬ではしんどかった。競馬振りは悪くなく、次走以降も注目したい。

8着【△】ティニア

直線で早々に進路を確保したティニア(赤矢印)。
中団馬群の中で上手く乗ったほうだとは思うが・・・。

多頭数でポジショニングが勝負の分かれ目だと考えたが、想定通りの中団前目を確保。4コーナーでレイベリングの背後を取り、直線でこの外に出してのスパートを思い描いていたようだったが、いざスパートしてみると全く弾けなかった。前走同じレースに出ていたバグラダスとキョウエイブリッサはいずれも内を立ち回って5着と4着。多少なりとも外を立ち回った分の負け。

17着【▲】エンファサイズ

後方外から外を通って追い上げるエンファサイズ(赤矢印)。
勝ったドルチェモア(青矢印)、2着のダノンタッチダウン(緑矢印)は共に内。

スタートして速攻で内に寄せていったものの、やはり他馬が壁になって外付け。そのまま後方の外を付いて回らされ、4コーナーも大外を通らされる形になりジ・エンド。直線は意図せず外に膨らむなどフラフラでまともに追えなかった。これは枠以前の問題。

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