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【レース回顧Vol.252】第15回カペラS

レース結果・収支

1着【-】リメイク(2番人気)
2着【△】リュウノユキナ(1番人気)
3着【-】ジャスティン(7番人気)
4着【○】オーヴァーネクサス(9番人気)
5着【△】オメガレインボー(5番人気)
・・・
8着【◎】クロジシジョー(4番人気)
・・・
10着【▲】レディオマジック(14番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:131,530/141,100(93.2%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

前が飛ばしてるなぁ。・・・テン3ハロン32秒2?速過ぎやろ。こんなもん、絶対前止まるやん。しかし時計が速くて後ろからもキツいぞ。って、何だあの赤い帽子。・・・福永さん?・・・えっ、1分8秒9?良馬場でしょ?速過ぎるわ!


テーマの振り返り

テーマ無しのため省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

月曜に18.5ミリ、火曜にも9.5ミリの降雨があり、その後晴れたものの含水率は稍重に近い良馬場。土曜のダート上級クラスは差し決着。アクアラインS(3勝クラス・ダート1,200M)の勝ち時計1分10秒5は例年並みで、カペラSはこれより1秒前後速い決着を想定。シンシティ、ジャスティン、ハコダテブショウと速い馬が内枠に集結したことで激しい先行争いが起こりそう。中団外からの差しが有効。

レース指標

LAP:11.3-10.1-10.8-11.5-12.4-12.8
勝ち時計:1.08.9(良) テン3F:32.2 上がり3F:36.7

ハコダテブショウが緩めずぶっ飛ばして、ヤマトコウセイやシンシティらがしっかり付いていったことで超ハイペースになり、完全に差しの様相。こうなることは容易に推測が付いたが、初中山・初距離のリメイクが突き抜けるとは想定外。2着リュウノユキナと3着ジャスティンは過去のこのレースの連対馬で順当。テン3ハロン・勝ち時計共に良馬場以外を含む直近10年で最も速く、テンと上がりの落差が4秒5という極限の消耗戦になり、生半可な適性持ちでは全く通用しなかった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】リメイク

前が固まっていて、ガラ空きの中団から追い上げるリメイク(赤矢印)。

周りが速くて後ろに置かれたが焦ることなく馬群後方を進み、3~4コーナーでも馬なり追走。前が固まって高速で推移していて、中団付近がガラガラで追い上げやすかった。そのまま大外へ放り投げてスパートして楽々突き抜け。展開が向いたとはいえ、4馬身突き抜けは異次元。このハイペースでスムーズに追い上げられるのは力がある証拠で、距離が延びても期待できそう。新谷調教師はこれが重賞初制覇。

2着【△】リュウノユキナ

コース採り、進路探し、スパートタイミング全て適正。
リュウノユキナ(赤矢印)はこの上なく上手く運んだが・・・。

若干出負け。芝の部分でリカバーに行っても他が速くて7番手までが精一杯。前の6頭がどんどん行って、2段目グループの先頭といった感じ。4コーナーで前の集団に追い付き、直線で内に入れつつ馬群の切れ目からスパートしてジリジリと伸びてきたが、外からリメイクに突き抜けられて終了。自身の走破時計1分9秒6は昨年と同じ。勝った馬が強過ぎた。

3着【-】ジャスティン

直線に向くところで早くも前を射程圏内に収めるジャスティン(赤矢印)。
この時点ではリメイク(青矢印)はまだ外に持ち出す前。

スタートして前に出てきたものの、他が猛烈に速く5番手からの競馬。ハコダテブショウが速過ぎて競り合いにならなかったのは結果的に良かった。4コーナーで押し上げていき、手応えを残したまま単独3番手で直線へ。ヤマトコウセイを交わし、ハコダテブショウを捉えに行くところでリメイクが飛んできて終了。走破時計1分9秒6は一昨年に自身が勝った時の1分9秒8を上回る自己ベストを更新。リメイクはどんだけ強いねんって話。

4着【○】オーヴァーネクサス

直線で上手い具合に前が割れて伸びてくるオーヴァーネクサス(赤矢印)。

五分のスタートを切りながら他が猛烈に速く、後ろから3頭目からの競馬。終始内を立ち回り、直線最内からスパート。前を行くハコダテブショウがふらついて進路を塞ぐかと思いきや直後に内に行って進路が出現、不利を受けることなく追い上げたが間に合わなかった。もう少し前で競馬がしたかった。

5着【△】オメガレインボー

直線内を捌いて追い上げるオメガレインボー(赤矢印)。
不利も受けず、馬群の捌きも問題無かったが・・・。

前が速いながらも流れに乗って中団付近を確保。道中はリメイクと並んで走っていた。リメイクが外へ進路を向けたのに対し、オメガレインボーは内に入れての追い上げ。何の支障もなく進められたが結果的にキレ負け。前述の通り、今年は時計が速過ぎてどうしようもなかった。

8着【◎】クロジシジョー

4コーナーを迎えても真後ろに取り残さたままのクロジシジョー(赤矢印)。

スタートで若干遅れ、その後も前に離されて後方5番手付近からの競馬。そのまま後方を進んで、直線に向いてもまだ後方。時計が速過ぎて何も出来ない状態。一応外から伸びてきていたが実況画面には全く映らなかった。湿った馬場で1分10秒台の持ち時計の馬に、乾いた砂で1分9秒台で走れというのが土台無理な話だった(1分9秒台で走っても負けだったが)。

10着【▲】レディオマジック

直線内から直線に向くレディオマジック(赤矢印)。
時計が速過ぎなんだよな・・・。お手上げ。

スタートを決めたものの周りが速く、他に譲る形で後方待機。想定通りの激流になり、内に寄せて内突きの構えをみせたが4コーナーで既に押し通し。それでも差しが効く展開でラスト追い上げてきたが前には遠く及ばなかった。1分10秒2で走っても1秒以上負けはかなりのハイレベル。藤岡佑介騎手は何も悪くない。

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