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【レース回顧Vol.392】第61回愛知杯
レース結果・収支
1着【◎】ミッキーゴージャス(1番人気)
2着【△】タガノパッション(8番人気)
3着【-】コスタボニータ(2番人気)
・・・
6着【▲】フラーズダルム(9番人気)
・・・
9着【○】セントカメリア(3番人気)
・・・
12着【△】ミスフィガロ(11番人気)
・・・
単勝1点的中!(2.0倍) 馬複4点的中!(26.2倍) 3連複6点ハズレ
レース収支:+1,820 累計回収/投資:4,080/6,800(60.0%)
率直な感想
前が飛ばしてるなぁ。・・・1,000M通過57秒4?!これは速い!速いのにミッキーゴージャス、そこで動いちゃう?大丈夫なのか?って、全然大丈夫だった。馬も強いけど、このペースで早めに動いて勝たせちゃう川田さんは凄い。タガノパッション?差しに全振りしていたので余裕で買えました。「開幕週=前残り」とノータイムで置換しているようでは甘いよ。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
小倉は9月3日以来4か月振りの開催。使用コースは同じAコースだが、冬季は洋芝のオーバーシード。木曜に雨が降り、土曜朝時点のクッション値は8.8。時計は普通、内外フラットを想定。
1月に行われるようになった2016年以降の過去8年、3着までに来た24頭のうち13頭が4コーナーで7番手以降、7頭が10番手以降からの差しだった。特に小倉芝2,000Mはスタートから最初のコーナーまで約470Mもあり、ハナからやり合うと差しが台頭する。小倉で行われた2020年は完全差し決着だった。
グランスラムアスクが最内からハナを主張。コスタボニータ、ウインピクシスも内枠を活かして前へ。他に前を目指しそうなのはローゼライト、ルージュスティリア辺りで、どちらかと言えば後ろから行く馬が多いメンバー構成。普通に考えれば前が残りそうだが、距離が微妙に長いと思われる馬が多く・・・。
レース指標
LAP:12.2-10.4-10.9-12.0-11.9-12.3-12.4-12.2-11.6-12.0
勝ち時計:1.57.9(良) テン3F:33.5 上がり3F:35.8
レースの振り返り
まずまず揃ったスタートから内枠各馬による先行争い。ウインピクシスが行って、グランスラムアスクが最内から盛り返す展開でペースアップ。ミッキーゴージャスは馬なりで後方からの競馬。まあ川田さんのすることだし、見守ることにしましょ。
グランスラムアスクが飛ばして、2番手ウインピクシスに5馬身差の快速逃げ。コスタボニータですら先頭まで10馬身辺り。これは相当速いのでは・・・。1,000M通過57秒4。速い!これは差しが来る。そんな中、ミッキーゴージャスが後方から進出開始。えーっと、仕掛け早くない?3コーナー付近で一瞬減速するような動きしてたけど大丈夫?
ミッキーゴージャスは4コーナー付近で早くも先頭に立ちかける勢い。今回も押していたがいつもよりもソフト。手応えを残した状態で先頭に立って早めのスパート。川田さん、えらく強気な乗り方。これは差されるんじゃないか?と思わせておいてきっちり残して勝利。神業やな・・・。
ミッキーゴージャスはこのペースで3コーナー手前から動いて捲り切っての勝利で、ここでは力が抜けていた。しかしこのペースで捲りを決められる騎手は川田さんぐらいのものでしょ。並の騎手なら直線まで待って差し損ねるか、ラストでガス欠を起こす。馬の力が抜けていたこともあるが、川田さんの「ここでGOしたら勝てる」という判断力は国内最強。
タガノパッションは前傾ハイペースの差しは何度も経験しているのでここは当然の差し炸裂。この馬が3着ではなく2着というところに激戦の跡が見て取れる。コスタボニータは内にいた分残したといった感じ。力が上なのは誰が見ても明らかだったが、今回は差し決着とみていたのと2,000Mはベストではないという判断で切った。
フラーズダルムは4コーナーをいい感じで上がってきてこれは来る!と思わせておいて直線サッパリ伸びず。単純に距離が長かった。セントカメリアは行きっぷりが良くなくミッキーゴージャスより後ろからの競馬。3コーナー過ぎからフラーズダルムに被せられっぱなしで追い上げられず、直線に向いても後方のままフェードアウト。ミスフィガロは14kg減という時点で終了。スタートから押しても付いて行けなかった。
レース結果からの教訓
「開幕週=前残り」とは限らない。真夏のオール野芝だと超高速で物理的に差してこれないので前残りになりやすいが、厳冬期の洋芝オーバーシードだと前も後ろもフラットになるので必ずしも前残りにならない。
小倉芝2,000Mは最初のコーナーまでの距離が約472Mと長く、前がやり合うと差し妙味がアップする。今回は典型的な逃げ潰れレース。
川田さんクラスの騎手はローカルに来ると無双する。仕掛けどころを熟知していて、昨年の小倉記念のエヒトや今回のミッキーゴージャスのような神騎乗で全て持っていく。
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