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【レース回顧Vol.232】第65回MBS賞スワンS

レース結果・収支

1着【-】ダイアトニック(4番人気)
2着【-】ララクリスティーヌ(10番人気)
3着【△】ルプリュフォール(11番人気)
4着【▲】トゥラヴェスーラ(6番人気)
・・・
6着【◎】ロータスランド(3番人気)
・・・
10着【△】ホウオウアマゾン(1番人気)
・・・
18着【○】スカイグルーヴ(7番人気)
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:128,230/121,100(105.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

この日の阪神の芝はクラスが上がる毎に内前決着の色合いが濃くなってきて、これはダイアトニック切ったのは失敗だったなぁと思ったら案の定勝たれてしまった。しかしララクリスティーヌは買えなかったし、軸馬のロータスランドも6着ではどうしようもなかった。あとC.デムーロさん、スタートぐらい決めてください。締切直前にホウオウアマゾンの単勝に2,000万円ほどブチ込んだ方が浮かばれません。


テーマの振り返り

※昨年と今年は阪神で代替施行。

府中マイルGIとの親和性高し→ドボン

昨年は府中マイルGIを経由した馬が3頭出走してワンツースリーフィニッシュ。1着ダノンファンタジー(1番人気)はヴィクトリアマイル7着、2着サウンドキアラ(5番人気)はヴィクトリアマイル11着、3着ホウオウアマゾン(3番人気)はNHKマイルC9着。2013年3着サダムパテック(10番人気)は安田記念13着、2014年1着ミッキーアイル(1番人気)は安田記念16着から巻き返しており、前走内容は不問。

安田記念10着経由のロータスランド(2番人気)は6着、安田記念12着経由のホウオウアマゾン(1番人気)は10着。人気の2頭がぶっ飛びという最悪の結果になってしまった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週も雨が降らず馬場はカラカラ。連日散水が実施されているものの、含水率は8~9%、金曜朝時点のクッション値は9.5と今週も高速馬場が維持されそう。トラックバイアスは内も使えなくはないが外差しにシフトしつつある。ホウオウアマゾン、ヴァレトニと1枠に逃げ候補が収まり、これらが互いを牽制しながら前へ。ダイアトニックとロータスランドがこの後ろに入って息の入らない厳しめの流れを想定。速い持ち時計重視、前が早めに動きそうなだけに外から一気に上がって来れる脚が重宝する。

レース指標

LAP:12.5-10.7-10.9-11.1-11.3-11.4-11.9
勝ち時計:1.19.8(良) テン3F:34.1 上がり3F:34.6

午前中は外差しも来ていたが、8レース・9レースと内前決着。馬場が乾燥して時計が速く、前で押し切ったほうが簡単といった馬場。ホウオウアマゾンが行き遅れたもののヴァレトニが快調に飛ばして1,000M通過56秒5。流石にこれは速過ぎで先行勢が止まって、この後ろに付けていたダイアトニックが抜け出して完勝。ララクリスティーヌも内から抜けてきた中、大外から差し迫ったルプリュフォールの末脚は本物。次からは流石に人気しそう。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ダイアトニック

直線入口で外に出して進路を確保するダイアトニック(赤矢印)。

スタートを決めて前に出していき、ヴァレトニを行かせて3番手を楽々追走。3コーナーでミッキーブリランテに前に入られても動じずこの後ろで付いていって、直線入口で外前に出して早くも進路を確保。直線は前がガラ空きで追い出し放題。後ろからも勢いよく来ていたが、余裕を持って退けた。内前が使える馬場だったとはいえ、1,400M【6・2・0・0】なら走ってきて当然。何故無印にしたのか自分でも謎。

2着【-】ララクリスティーヌ

ダイアトニック(青矢印)にしっかり付いていくララクリスティーヌ(赤矢印)。

スタートで軽くよろめきながらも前を追ってダイアトニックの後ろへ。4コーナーで手応え劣勢になってダイアトニックに置かれかかったが、直線に向いてダイアトニックが抜けた後を追いかけて突っ込んできた。結果として勝ち馬の後ろを付いて行けたのが良かった。ちなみにこの馬も1,400M【3・2・0・2】で距離適性が高かった。

3着【△】ルプリュフォール

ロータスランド(青矢印)の外から進出を図るルプリュフォール(赤矢印)。
しかしロータスランドが外に張って前が壁になる。

ゲートをのっそりと出て馬群の最後尾へ。道中外目に出し、真後ろでデンと構えたまま静観。直線に向いてもすぐに追い出さず、直線半ばで外に振ってスパート。誤算だったのは前にいたロータスランドが進路を塞ぐように外に張ってしまったこと。ここから更に外に振っての追い出しになり、僅かに捉え損なった。結果論になるが、ロータスランドの外ではなく内を突いていれば前を捉えられていたかもしれない。内前が使える馬場で、外差しで僅差まで詰めてきたのは素直に評価したい。

4着【▲】トゥラヴェスーラ

直線で望み通り内を割って伸びてくるトゥラヴェスーラ(赤矢印)。
鮫島騎手は距離ロスを抑えた上で末脚全開という最高の騎乗をした。

内寄りの枠からスタートを決め、内に入れて馬群の中へ。外から来られてポジションを落としながらも馬群の後ろで手応え十分。4コーナーで最内に進路を採って内突きの構え。実際、直線でスムーズに馬群を割って伸びてきたが今回も届かず。この馬なりに完璧に乗ったが、前が止まらなかった。後ろから行く馬の宿命。

6着【◎】ロータスランド

4コーナーで手綱が忙しなく動くロータスランド(赤矢印)。
早めに押し上げて先抜けの見立てがこれでおじゃん。

スタートを決めて馬なりで前へ。ミッキーブリランテとアイラブテーラーに先を譲ってこの後ろに入り、外の進路を確保しながら付いて回ったが手応えが怪しく、押し上げ切れないまま直線へ。先に抜けたダイアトニックに全く追い付けず、右鞭が入るとそのまま外へ跳ぶ始末。どうやら休み明けで馬が仕上がっていなかった模様。

10着【△】ホウオウアマゾン

ゲートのタイミングが僅かに合わず軽く出遅れ。ダイアトニックやヴァレトニが速くてリカバリーに余計な脚を使う羽目に。結局4コーナーで内前3番手という勝ち負けの位置にいながら、残り200Mできっちり止まった。今回はスタート失敗が全て。

18着【○】スカイグルーヴ

スタートを決めても17番枠は遠く、内に寄せて中団の外。そのまま大外を通り続け、直線も外へ。しかしこの時点で手応えが尽きていて、ルメール騎手は観念して追わずに流していた。京都牝馬Sで2着した時は1週前に栗東に入れていたが、今回は直前輸送。この時点で少し嫌な気がしたがシンガリ負けとは・・・。枠が外だったということを考慮しても負け過ぎ。関西圏では基本的に買えないということがハッキリした。

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