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【レース回顧Vol.332】第71回北海道新聞杯クイーンS


レース結果・収支

1着【△】ドゥーラ(1番人気)
2着【-】ウインピクシス(9番人気)
3着【○】コスタボニータ(3番人気)
4着【△】ルビーカサブランカ(2番人気)
・・・
6着【▲】トーセンローリエ(11番人気)
・・・
13着【◎】ジネストラ(4番人気)
・・・
馬複10点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:115,970/97,600(118.8%)


率直な感想

4コーナーでドゥーラが楽々捲ってきたのを見て察した。アカン、力が違い過ぎる。何でこれで51kgやねん、反則やろ。少し前にいたジネストラは余裕無し。やはり距離かな・・・。2着3着は内枠の2頭。うん、知ってた。テーマ(後述)でも挙げてました。トーセンローリエも内枠引いてたら来てたよねコレは。


テーマの振り返り

※函館で行われた2013年・2021年を除く。

2枠より内に入った馬がアツい→ビンゴ!

開幕直後に行われるレースだけあって、外を回すよりも内を立ち回った馬が優勢。2016年1着マコトブリジャール(9番人気)、2020年1着レッドアネモス(11番人気)など、内枠を活かした内突きが有効。包まれるリスクはあるが捌ければチャンス。

1枠1番コスタボニータ(3番人気)3着、2枠2番ウインピクシス(9番人気)2着。何も考えず、2枠より内を買うだけで爆益。皆さん、買えましたか?


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は火曜に弱い雨が降った以外は概ね晴れ。日・月・木・金曜に散水を実施。含水率は4コーナー12.0%、ゴール前11.6%、日曜朝時点のクッション値は7.3。

  • 札幌は先週から開幕。やたらと時計が速く、先週は1,200Mで1分7秒から8秒前半の好時計が連発。土曜も2,000M(3歳以上1勝C)で1分59秒4と、単純比較で2021年札幌記念(1分59秒5、勝ち馬ソダシ)よりも速い時計が出た。開幕週にありがちな前残りは少なく、外差しや内突きなど決まり手は多彩。馬場はフラットで持ち時計重視。

  • ペース想定:やや速い(1,000M通過58秒後半~59秒前半)

  • ウインピクシスが内枠を利してハナ。グランスラムアスクも簡単には譲らず、この2頭がレースを主導。コスタボニータとライトクオンタムも内枠を活かして好位付け。後ろからしか行けない馬も多く、隊列は縦長を想定。どちらかというと前が恵まれそうな感じ。時計が速く真後ろからだとしんどく、中団より前がベスト。

レース指標

LAP:12.5-11.5-12.2-12.1-11.6-11.7-11.7-11.7-11.7
勝ち時計:1.46.7(良) テン3F:36.2 上がり3F:35.1

レースの振り返り

ドゥーラが好スタート。むしろサトノセシルがダッシュが付かず後ろからの競馬。ライトクオンタムがダッシュを決めてラチに寄せてハナ。ローゼライト、ウインピクシス、ジネストラがこれに続く。グランスラムアスクは行き脚今一つ、ジネストラに前をカットされて中団からの競馬。ドゥーラは前で固まる先行争いを中団の外で俯瞰。

2コーナー付近、スタートを決めて中団の外に陣取るドゥーラ(赤矢印)。
ジネストラ(黄矢印)は早速持って行かれて前へ・・・。

ライトクオンタムは緩めずの逃げ。3コーナー手前でグランスラムアスクが堪えられず上がってきてローゼライトとジネストラにプレッシャーが掛かる。あー、これはマズい。内からウインピクシスが押し上げて、大外から黄色い帽子が捲り上げ。ドゥーラ?アカン、力が違い過ぎる。すぐ前にいたジネストラは必死に追っているのに後ろに下がり気味。アカン、終わった。

大外を馬なりで捲り上げていくドゥーラ(赤矢印)。
こんな大雑把な競馬をしても脚色は衰えるどころか勢いを増していった。

結局ドゥーラだけが他と違う競馬をして完勝。番手の内を綺麗に立ち回ったウインピクシス、馬群を割って内から伸びてきたコスタボニータがそれぞれ2・3着だから、外を回して楽勝したドゥーラの強さが目立った一戦だった。レースラップもラスト4ハロンが綺麗に11秒7で並ぶ持続力ラップを示していて、ロングスパート性能の高さも示した。

ドゥーラ(赤矢印)が外捲りの勢い継続で差し切り。
好位の内を立ち回ったウインピクシス(青矢印)が手堅く2着。
コスタボニータ(緑矢印)は馬群を捌いた分遅れて3着。
「内突きマイスター」岩田親父騎乗のイズジョーノキセキ(黄矢印)は後追いの5着。

ウインピクシスはここ2戦外枠で無理に行かされていたので、ライトクオンタムが追走し易いペースで逃げてくれて、内でジッとしているだけで良かった今回は絶好のシチュエーションだった。2番枠より内はベタ買いでプラス、展開的にも前が恵まれそうと書いておきながらまさかの無印。これを買えていないのが辛いところ。

コスタボニータは序盤の先行争いで一段後ろになり、直線に向くところでも追い出しを待たざるを得なかった。直線は同じコースをイズジョーノキセキ@岩田親父も狙っていたが、コスタボニータのほうが先んじる位置にいた。イズジョーノキセキは結果としてコスタボニータの後追いの5着だったが、岩田親父は本当に侮れない。

・イズジョーノキセキ号の騎手岩田康誠は,最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について戒告。

競走中の出来事等(JRA発表)

ルビーカサブランカは後方から普通に外を回して差してきて4着。いやいや、昨年もそれやって4やったやん。内通せよ。何やってんのルメール。内捲りで2回来てたから買ったのに。3コーナーで前がゴチャついて安全策に走ったのだろうが、外を回すって分かってたら余裕で切りだった。条件付きで強い馬は条件外だとお金にならない。

ドゥーラより後ろから外を回すルビーカサブランカ(黄矢印)。
あー、それやったらダメなんだって。・・・ほら、それ4。

トーセンローリエは手綱を引いた状態でゲートを出て、すかさず内に潜っていった。1コーナーまでにラチに寄せて中団付近を確保。そこからジリジリ位置を上げていった。ええやん!4コーナーでめっちゃいい手応えを要していて、これは!と思わせたがイマイチ伸びず。乗り方は悪くなかった。

ジネストラは序盤から行きたがっていたし、3コーナーでグランスラムアスクに当てこすられた辺りで手応えが尽きてしまった。気が早くて行きたがるので周回コースは合っていない。能力があるのは分かっているので、マイル以下で改めて期待したい。

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