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【レース回顧Vol.212】第42回新潟2歳S

レース結果・収支

1着【◎】キタウイング(4番人気)
2着【○】ウインオーディン(3番人気)
3着【△】シーウィザード(2番人気)
・・・
6着【△】グラニット(6番人気)
7着【▲】ロードディフィート(5番人気)
・・・
馬複10点的中!(12.9倍)
レース収支:+290 累計回収/投資:111,360/96,100(115.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

ラヴィザミステリィ~。今回はレース実況を消して、中森明菜さんの名曲「北ウイング」を流してレースを見たら滅茶苦茶盛り上がった。出遅れで「一度は諦めた人」になったが、「夢(馬場)の中(内)を彷徨うように」上がってきて、「追いかけて~ミッナィフラ~イ」で加速。「翼広げて光る海を越えるわ~、少し不安よ」でゴール。楽し過ぎワロタ。


テーマの振り返り

コース経験は一日の長→ドンピシャ!

「前走と同じコースを走る」というのはアドバンテージになり得る。これに関連して、前走が右回りコース(函館・福島・阪神・小倉)だった馬は【0・2・4・33】、単回値0、複回値71となり、1頭も勝てていない。ちなみに前走右回りで連対した2頭はいずれもデビュー戦で東京を使っており、左回りを使ったことがない馬は3着止まり。

唯一の新潟マイル勝ちのキタウイングが勝利。2着も新潟外回り勝ちのウインオーディンで、テーマで触れた通りコース経験がモノを言う結果になった。函館を経由したシーウィザード(2番人気)は3着、小倉を経由したアイスグリーン(1番人気)は5着で、左回りを使ったことがない馬は3着止まりというのもズバリ。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週は水曜から金曜にかけて天気が崩れ、木曜に17.5ミリの降雨を記録。ただ馬場に与えた影響は軽微で、土曜朝時点のクッション値9.6は先週日曜の9.2より硬めを示していた。日曜未明の降雨も少量に留まり、大勢には影響しない見込み。前開催から引き続きAコース使用をして10日目に入り、馬場の内を避けてスパートするシーンが目立ってきた。ただ外差し一気というよりは前付けした馬が外に持ち出してそのまま押し切るというパターンが多く、ペースにもよるが基本は前。今回のメンバーは前走逃げ切りの馬が3頭いるが、何が何でも逃げる、または快速系の逃げ馬は見当たらない。全馬一団からのスパート勝負が濃厚で、瞬発力性能を重視。

レース指標

LAP:12.7-11.4-12.5-13.1-12.5-11.4-10.6-11.7
勝ち時計:1.35.9(良) テン3F:36.6 上がり3F:33.7

バグラダスが先手を主張したものの、直線部分が長い新潟外回りということで自然とセーブした逃げ。タマモブラックタイ、アイスグリーンもただ付いていくだけで1,000M通過62秒2のドスロー。出遅れたキタウイングも楽々リカバー、全馬一団から直線は横一杯に広がっての追い比べ。こうなると瞬発力に秀でるキタウイングの独壇場。前走に引き続き、ここもキタウイングが上がり3ハロン最速の脚で突き抜けた。ミッナィフラ~イ(しつこい)。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【◎】キタウイング

バグラダス(青矢印)の後方から内に入れてスパートするキタウイング(赤矢印)。

スタンレーが散々枠入りを嫌い、枠の中で待たされた影響があったのかサクッと出遅れてしまい最後方からの競馬。しかし前は逃げの手を緩めてドスローになり、内に入れて集団にキャッチアップ。直線は横一線に広がっての追い比べになり、バグラダスの内まで詰めたところで満を持してスパート。ギリギリまで追い出しを待って一気に解放。これは戸崎騎手が上手く乗った。

2着【○】ウインオーディン

馬場の内は誰も通らず、中央から外に持ち出しての勝負。
ウインオーディン(赤矢印)は外から3頭目の位置を確保。

スタートを決めながら行き脚が緩く、中団外からの競馬。終始外を通り、直線も外に出してのスパート。内のシーウィザードが渋太く、これと長く競り合った末に僅かに競り落としたところがゴール。キタウイングとは内外離れていて負けた感じはしなかった。勝負に勝って競馬に負けたという内容。

3着【△】シーウィザード

抜群の行き脚から前に出て、内の3頭に行かせて自らはその外で待機。折り合いは抜群、直線で外に振ってスパートタイミングも適正。最初の右鞭で内にモタれた以外は完璧だったが、最終的にウインオーディンに差されて負け。連闘の馬に負けるというのはコース適性、つまりは瞬発力適性の差に他ならない。

6着【△】グラニット

スタートでポンと前に出て、バグラダスに行かせて3番手を追走。やはり行き脚は速い。直線前目で楽な手応えを有していて、これは来たかと思ったが、追い出してからサッパリ伸びなかった。残念ながら切れ味では見劣った。この馬としてはもっと流れてくれたほうがいい。

7着【▲】ロードディフィート

スタートしていきなり置かれて後方からの競馬。3コーナーで内に入れてポジションを上げ、直線最内から追い上げたところ、ラスト200Mを切った辺りで勢いが無くなった。瞬発力性能の差というよりは距離適性、能力差の問題か。見せ場を作れなかったのは物足りない。

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