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【レース回顧Vol.78】第57回小倉記念

雨が上がった後の馬場は明確な外差し傾向。当初は◎ファルコニアだったが間違いなく外の馬にやられるとみて外に入った馬に強めの印を打ってみたところ、唯一無印のモズナガレボシが勝利。で、唯一外枠で飛んだのが◎ヴェロックス。やはり私は持っている。

20210815小倉11R(1)

グランスピードがハナを窺うものの、それほど積極的ではない。どことなくショウナンバルディの出方を見定めているような感じ。内からファルコニアが取り付いて、ゆったりとした先行争い。

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結局グランスピードがハナ。外からヴェロックスも追い付いてきた。先ほどの10Rもそうだったが、各馬が内を空けて走っていた。やはり外伸び馬場ってことはみんな分かってるよね。

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グランスピードがリードを広げての逃げも速い逃げではない。ショウナンバルディは手綱を緩めながらの追走。

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ファルコニアが3番手、ヴェロックスがこれをマークする形で4番手の外。コイツらが4コーナーで外前に取り付いて、そこからが勝負。

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スローなんだから自在に動ける外が有利でしょ。何で内に行くんだ武豊。モズナガレボシと代われ、ってもう無理か。すぐ前のダブルシャープとヒュミドールも外のヒュミドールのほうが動きやすい位置でいい感じ。

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ファルコニアは3コーナー付近で早くも前に上がっていった。いや、グランスピードが引き付けたというのが正しいか?俄かに前が密集。これはまとめて差し切られちゃうんじゃないの?

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グランスピードとファルコニアの手応えにはまだ余裕があったが、外のヴェロックスは追っ付けまくり。あ、これは飛んだ。で、スーパーフェザー。内からスルスルと追い上げてくる。キター!

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先行集団を後続が内と外に分かれて強襲。スーパーフェザー(緑)が内を掬って先頭集団に並ぶ。ヒュミドール(青)は外伸び馬場に乗るべく外を回しての進出。モズナガレボシ(黄)はまだ後ろ。

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スーパーフェザーが早めの捲りで堂々先頭。モズナガレボシは直線に向いてから大外に持ち出してスパート。ヒュミドールも完全に外伸び優勢馬場に乗って伸びてくる。ファルコニアら先行勢はこれらの勢いに抗えず。

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僅か10秒足らずでこの着差。ヴェロックスはともかくファルコニアもどこ行った?雨が降った後は外の乾きが早くて外が伸びるって、そんな簡単な解釈でいいのか?馬が強い弱いなんて関係無し。外から差してきそうな馬を買えば良いだけのレースだった。はー、くだらない。

グランスピードの単騎逃げにファルコニア、ショウナンバルディが続く。前は抑えが効いた逃げで一団推移を想定。前付け優勢もトラックバイアスは明確に外差しで、外を通って上がって来れそうな馬に注目したい。

ドンピシャ。未来を見てきたレベルで展開と馬場を読み切った。何でこれで外すのか謎。自分でも分からない。わざと外しに行ってる感すらある。

1着-モズナガレボシは馬なりで後方外を追走。4コーナーに差し掛かっても特に動きなく、直線に向いてから大外に振り出してスパート。これだけ大雑把な競馬でも余裕で届いたのは外伸び馬場の恩恵。これで次走以降人気するなら間違いなく割引。

【-】モズナガレボシ
3歳夏までに勝ち上がれず、秋に芝の1勝クラスで初勝利。時計勝負では太刀打ちできないので湿った馬場のほうがマシ。無欲の差し構えで一考。

2着△ヒュミドールはスタートを決めた上で中団の外を確保。3コーナー手前から促してジワジワと前に迫っていき、4コーナーで大外に振りながらスパート。今の小倉で一番正しい騎乗。結果的に更に後から追い上げてきたモズナガレボシに差されたものの、期待通りの走りはした。

【△】ヒュミドール
エプソムCは内が伸びない馬場で4コーナー最後方から内を通って6着。一団推移の少頭数大外差しなら届きそう。

3着○スーパーフェザーは行き脚が遅く後ろからの競馬。それも内を走っていたのでやる気あるのかと思いきや、3コーナー過ぎから内捲りを敢行。これで一気にポジションを上げて直線一気に先頭。完全に嵌ったかに思えたが最後は外差しの2頭にやられた。

【○】スーパーフェザー
捲り差すだけの脚があるものの、エンジンの掛かりが遅いのが難点。ただ軽量に加えて一団推移の少頭数大外でラスト突っ込みありそう。

4着△ダブルシャープはスタート一息で前に入られ、中団の内という位置取り。3コーナー過ぎから外のヒュミドールに先駆けて動いていったものの外の進路がなく、直線でグランスピードの内から抜け出してスーパーフェザーを内から交わしに行ったがそこで脚色が同じになった。距離もあるだろうが、ヒュミドールと位置取りが逆なら結果も変わっていたはず。

【△】ダブルシャープ
捲り差し性能が高く小回り向き。重くて時計の掛かる芝もこなす。ただ2,000M以上で8戦して未勝利なのが気になる。

6着▲ファルコニアは出たなりで難なく3番手を確保。グランスピードが溜め逃げを打ったことで前に上がるのが早くなったが許容範囲。通常の馬場なら楽々押し切りだっただろうが、異常なまでの外差し馬場の前になすすべなく取り残された。少なくとも力負けではない。

【▲】ファルコニア
エプソムCはスタートで行き遅れ、馬場の悪い内を通らされて直線手前を替えまくりながら3着。ここは相手弱化でチャンスもコース取り課題。

7着◎ヴェロックスは緩い先行争いに乗じて4番手の外を確保。この馬にしては久々の積極的な位置取り。ファルコニアをマークしながら4コーナーでこれを外から交わしに行ったところ俄かに手応えが怪しくなり、押っ付けても前に進まず直線に向くまでに終戦。外差しバイアスと57kgのトップハンデを考慮しても負け過ぎ。

【◎】ヴェロックス
エプソムCは直線最内を通っての追い上げで4着。坂路調教主体でやる気アップ。少頭数時はポジションを取れているだけにここは強気な騎乗に期待。

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