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【レース回顧Vol.271】第73回東京新聞杯

レース結果・収支

1着【◎】ウインカーネリアン(4番人気)
2着【△】ナミュール(2番人気)
3着【-】プレサージュリフト(6番人気)
4着【○】ジャスティンカフェ(1番人気)
・・・
8着【△】ピンハイ(3番人気)
9着【▲】ファルコニア(9番人気)
・・・
馬複10点的中!(23.6倍) 3連複10点ハズレ
レース収支:+360 累計回収/投資:4,040/15,200(26.6%)


率直な感想

内前ゲーなんだから、格落ち戦&内枠ゲットの先行馬ウインカーネリアンで決まりでしょと考えてビンゴ。こんなに簡単で良いのだろうか。ナミュールもマイルなら無双できる馬だけど枠がキツいなと思ったら神ポジショニング。武史くんやるやん。ルメさんも上手かった。右鞭連打でジャスティンカフェに寄せていってたもんな。やられたわ。


テーマの振り返り

外枠は厳しい→ドボン

開幕2週目&Dコース使用で内が残りやすく、外枠の期待値は相対的に下がる。7枠より外から連対したのは2015年2着アルフレード(9番人気)のみ。同馬は朝日杯フューチュリティS勝ち馬で、NHKマイルCでも17番枠から先行して2着がある実力馬だった。

8枠の牝馬ナミュールとプレサージュリフトがそれぞれ2着と3着。下記テーマ(牝馬が活躍している)が優先した模様。

牝馬が活躍している→ビンゴ!

開幕直後で乾燥しているので馬場は軽く、上がりを含めて速い時計が出るので背中(斤量)は軽いに越したことはないと解釈。ちなみにGIを経由した牝馬は【4・1・1・3】、単回値483・複回値196と期待値大爆発。

ナミュールとプレサージュリフトがそれぞれ2着と3着。もう一頭の牝馬ピンハイは8着に終わった。

連勝中の昇級馬を狙え→ビンゴ!

格下であっても勢いが通用する傾向にある。ちなみに2連勝以上だった馬は【4・0・0・1】、前々走で負けていた馬は【0・1・0・5】と明暗が分かれる。今年の昇級馬インダストリアは前々走で負けているが・・・。

「連勝中ではない昇級馬」インダストリアは7着。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は降雨無し、火曜から金曜にかけて連日散水を実施。含水率は4コーナー14.5%、ゴール前13.9%、土曜朝時点のクッション値は9.3。

  • 開催2週目で引き続き内前優勢。前日の芝はハナを奪った馬が【1・1・3・1】、メインの早春Sは単勝オッズ234.8倍のシンガリ人気馬(サペラヴィ)が大逃げを打って2着に残った。4角8番手以降からの連対圏突入は無し。年明けの東京はDコースで内が残りやすいが、今年は例年以上に内前バイアス強め。逃げ馬が残るというよりも差しが全く来れない。

  • ペース想定:平均~やや遅い(60~61秒台)

  • 昨年は前日から差しが届く馬場状態で、このレースでも飛ばし屋トーラスジェミニが快速逃げを打った結果完全差し決着。今年は明らかに前が残る馬場状態で、トーラスジェミニのような飛ばし屋不在。しかも人気どころが総じて後ろから行く馬ということからしても展開利は明確に前。

レース指標

LAP:12.3-10.8-11.3-11.4-11.3-11.0-11.6-12.1
勝ち時計:1.31.8(良) テン3F:34.4 上がり3F:34.7

レースの振り返り

ウインカーネリアンがスタートを決めて緩めずの逃げを展開。末脚自慢が多い中、この快速逃げは有効。好位勢はまともに付いて行かされて沈没、マイル適性の高いナミュールとプレサージュリフトが中団外から差し込んで2・3着。いずれも抜群のスタートを切っていた。

1,000M通過57秒1と勝ち時計1分31秒8は過去10年で最速だった2019年(1,000M通過57秒2、勝ち時計1分31秒9、勝ち馬インディチャンプ)を上回った。内前のトラックバイアスが強めだったことを差し引いても、自ら流れを作って押し切ったことを考えると優秀。

ナミュールの位置取りは最高過ぎた。スタートを決めて行き脚も強め。やはりマイルでこその馬。プレサージュリフトは今日の位置取りでギリギリ。追い上げる最中にジャスティンカフェに幅寄せしてソフト妨害していた辺り、ルメール騎手は抜け目無いと思った。ジャスティンカフェは内枠が仇。直線に向いたところで周りが壁。ピンハイとショウナンマグマの間から抜けてきたところをプレサージュリフトに寄られて伸び切れなかった。

自らレースを引っ張り、最短距離を驀進するウインカーネリアン(赤矢印)。
ナミュール(青矢印)は中団外から抜け出し成功。
プレサージュリフト(緑矢印)はジャスティンカフェ(黄矢印)に
プレッシャーを与えながらの追い上げ。

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