【レース回顧Vol.57】第4回葵S
2着ヨカヨカ。一週前栗東坂路で大幅自己ベスト更新だから分かる。3着オールアットワンス。マーガレットSのパトロールビデオを見ていれば簡単に拾える。1着レイハリア。う~ん、無理!父ロードカナロアぐらいしか買い材料ないな…。これ、来年もグレード認定されないんじゃないの?
ロングトレーン、サクッと出遅れ。スタートして1秒で大半の馬券が電子屑に早変わり。はいはい。モントライゼに期待するか…。
しかしモントライゼもカンタベリーマッハに内からぶつけられて後退。いやいや、ホント何なの?何買っても当たらんモード再発か?
気を取り直して先行争い。予想通りテイエムトッキュウがハナ、と思いきや内からレイハリアも食い下がる。次第にレイハリアのほうが引いて2番手。
ダディーズビビッドさんさぁ、何でこのペースで引っ掛かってるの?牡馬版メイケイエール。オールアットワンスが意外と前付け、サルビアは後ろからの競馬を選択。
ヨカヨカは後方から外を通って早めの進出。一方でモントライゼは序盤の不利もあって後方馬群の内。スンリやサルビアが外にいて持ち出せない。イン有利でもこの位置だと詰まるんじゃないの?
馬群が密集した状態で直線へ。レイハリア(黄)は単独2番手、その直後にオールアットワンス(緑)がマーク。ヨカヨカ(青)、モントライゼは馬群の中。ロングトレーンは馬群最後方で詰み。アーメン。
このレース直前の芝1,400Mでレコードが出た馬場だけあって前が止まらない。というか内が良過ぎ。直線半ばでレイハリアが堂々先頭。モントライゼも狭いところから抜けてこようとしていたが満足に追えず四苦八苦。
ゴール手前で苦しくなり始めたレイハリアに襲い掛かったのはヨカヨカ。ゴール板付近の勢いは断然ヨカヨカ。外差しに賭けた連中は届かず。
スリット1.5個分、熊本県産馬の重賞制覇ならず。ただ勝ったレイハリアの鞍上・亀田温心騎手はこれが重賞初制覇。それぞれにドラマがある。
橘Sでテン3ハロン33秒5の逃げを打ったテイエムトッキュウ、この距離で逃げて2勝のヨカヨカの2頭が速い。カンタベリーマッハも前に行きたいし、モントライゼ、ダディーズビビッドの内枠2頭も前付けタイプ。全般的に前掛かりな流れを想定。中京は今週からBコース替わりで内枠の評価を上げたいところだが、展開的には差しが効きそうな感じ。
大ハズレ。テン3ハロン33秒2でも4角4番手以内の馬が1着・3着。素直に内枠の評価を上げて内枠先行を買えば良かった。しかしレイハリアは買えない。前走同じ左回りで亀田騎手鞍上で勝ったとはいえ重馬場でしょ?先週のハギノピリナといい、このテの馬に常識は通用しない。
1着-レイハリアはスタートを決めた上で押して前へ。先行する気満々で、あわよくばハナにも立ちそうな勢いだったがテイエムトッキュウに譲って2番手追走。前々で流れに乗って直線半ばで早くも先頭。仕掛けが早いと思ったがギリギリ残した。位置取りとトラックバイアスの妙。結局のところ、中京においても前付けジャスティスだった。
2着△ヨカヨカはスタート後にダッシュが付かず後ろからの競馬になったが、冷静に外の進路を見出して4コーナーにかけて押し上げ。直線は一旦内に進路を採りつつ、外リメスの失速に合わせて外に持ち出してスパート。フィリーズレビューは先に抜けたところを差されたが、今回は追い出しが僅かに遅れて届かず。距離はやはりこの位がベスト。
3着▲オールアットワンスもレイハリアに次ぐ好スタートで難なく前付けに成功。周りを包まれる位置で若干エキサイトしていたが許容範囲。直線はレイハリアの後を追って伸びてきた。マーガレットSは内の狭いところで伸び切れなかったが、今回は全力で追えていた。レースの振り返りをきちんとやっている人なら誰でも買えたのではないだろうか。
5着○モントライゼはスタートからあまり行く気はみせず控える競馬を実践したところ、内からカンタベリーマッハにぶつけられて想定よりも後ろからの競馬。直線に向いて溢れるような手応えを有しながら進路が無く、次第に内へ内へと入り込んでラチ沿いまで寄せてスパート。それでも追い辛そうにしていて完全に消化不良。今回はノーカウント。
10着△アスコルターレはロングトレーンほどではないにせよ軽く出遅れて後方からの競馬。真後ろから大外をぶん回し、直線一気に持ち込むも遠く及ばず。中京芝は基本的に内前ファースト。すぐに高速馬場化するので差しは物理的に厳しい。
14着◎ロングトレーンは出遅れで8割方終了。ダッシュも付かず最後方、直線に向くところでも最後方。外に持ち出すだけでモタ付いて、アスコルターレの後ろを回して大外に持ち出していたのを見て失笑。団野騎手は私が買った時は駄騎乗、買わなかった時は神騎乗するから困る。
16着△ダディーズビビッドはスタートして番手で折り合わせようとしたところ首を上げてガッツリ掛かってしまい、馬が勝手に外を通って上がっていった。これで脚が持つはずもなく、直線で鞭を入れて反応が無いのを確認した後は観念して流していた。前述の通り、牡馬版メイケイエール。
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