【レース回顧Vol.321】第40回エプソムC
レース結果・収支
1着【▲】ジャスティンカフェ（1番人気）
2着【△】ルージュエヴァイユ（7番人気）
3着【◎】マテンロウスカイ（4番人気）
・・・
11着【△】エアファンディタ（6番人気）
12着【○】レインフロムヘヴン（3番人気）
・・・
馬複7点ハズレ 3連複7点的中！（48.3倍）
レース収支：＋3,430 累計回収/投資：77,050/81,300（94.8％）
率直な感想
木曜夜に発熱、金曜にコロナ陽性判明、土曜寝まくっての日曜に予想して当たる訳無いやん（投げやり）。しかしなぁ、ここは前がスカスカだしどうやってもマテンロウスカイが残るでしょ。・・・なんか展開が予想と全く違うんですけど。で、馬券当たるんかい！マテンロウノリ、ナイス。
テーマの振り返り
テーマ無しにつき省略。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
今週は月曜以外ぐずついた天気で、金曜は18ミリの雨を記録。火曜に芝刈り実施、散水は無し。含水率は4コーナー17.0％、ゴール前17.7％、日曜朝時点のクッション値は8.8。日曜は朝方から弱い雨が降る見込み。ただ降水量としては大したことが無さそうで、稍重までを想定しておきたい。
Cコース使用3週目。そろそろ外差しに触れてきても良さそうだが、土曜のレースでは内を通った馬の頑張りが目立った。8レース（3歳上1勝C/芝1,600M）のM.デムーロ騎手（ピピオラ）は明らかに外を通っていたように外が伸びるのは間違いないが、内も普通に使える馬場。バイアスはフラット、やや外伸びという判定。ただ当日の雨で外差しに触れてきそう。
ペース想定：平均（1,000M通過59秒台）
前走4コーナーを4番手以内で通過していた馬が3頭しかいないというほど前が手薄。逃げ候補はマテンロウスカイかショウナンマグマだが、枠順と近走の行き脚からしてマテンロウスカイが先制。ショウナンマグマとレインフロムヘヴンが続いて、他は追走に専念。平均ペースで抜きどころが無く、中団より前に付けた馬で決しそう。真後ろからでは間に合わない。
レース指標
LAP：12.6-11.0-11.3-11.5-11.9-12.0-11.7-11.5-12.0
勝ち時計：1.45.5（稍重） テン3F：34.9 上がり3F：35.2
レースの振り返り
各馬揃ったスタートからマテンロウスカイがハナ。・・・あれ？違う。黒い帽子？カワキタレヴリー？マテンロウスカイが内から出てきて・・・いや、ショウナンマグマが行った（最高速度は66.6km/h）！えー、展開が違う。しかも外から来た桃帽、何アレ？ルージュエヴァイユ？何で前へ？掛かってない？大丈夫？なんか序盤から予想と全く違う展開。これは外した。
レインフロムヘヴンは中団やや後方の内。これはダメ。いくらレーン神でも持ってこれない。買い目の半分が消滅。ジャスティンカフェは後方3番手の外。これも後ろ過ぎだよなぁ。4コーナー手前から動き始めたけど・・・。1,000M通過58秒2（実際は58秒3）？これも予想と違う。完璧に外した。
直線に向いても暫くはショウナンマグマがキープ。そこへ先に襲い掛かったのはマテンロウスカイ。一気に仕掛けて先頭。ノリさんナイス。ワンテンポ遅れて追ってきたルージュエヴァイユとの一騎打ち・・・にならない。外から凄い脚色で奴がやってきた。ジャスティンカフェ。ものの見事に差されて2・3着争いにされてしまった。
ジャスティンカフェはスタートから敢えて下げて明確に直線勝負の構え。予想に反して前が飛ばしたことで差し向きの流れになり、程よく湿って相対的に外が伸びる馬場に乗って大外一気。昨年は最後方から内を通って伸び負けたが、今年はオーソドックスに外差しに賭けて勝利。順当だが、4コーナー手前である程度動いていけたのは評価したい。
馬場の内が悪く、見た目からしても外差し有利な状況。
ルージュエヴァイユ（青矢印）はともかく、
マテンロウスカイ（緑矢印）はずっと内を進まされている・・・。
ルージュエヴァイユは石川騎手がスタートから押して前に行く気満々。ただ馬が行く気になり過ぎてショウナンマグマをも交わしそうな勢いだったがそこは手綱を抑えて阻止。この馬初の先行策。それでいて直線は追い出しを待つ余裕。前が緩そうなら追い込み馬でもチャンス狙ってくるよねということがよく分かるレースだった。
ちなみにメイSで1番人気だった馬が今回7番人気まで人気を下げていたのは、大衆が直近の成績にしか興味が無い証左でもある。メイSでルージュエヴァイユがどんなレースをしていた（させられていた）か、知ってましたか？見てないから知らない？私も重賞しかしないから知りませんでした。でも予想の段階では知ってました。どうやって知ったかって？JRA公式サイトの出馬表から過去のレース映像が見られるんですよ。なんと無料で。
マテンロウスカイは僅かに出負けして他に先に行かれ、押し上げてもショウナンマグマがハナを主張するのをみて番手追走に切り替え。道中は行きたいのを我慢しながらの追走で、スムーズとは言えなかった。ただ直線で追ってからの反応は速く、ショウナンマグマとルージュエヴァイユの間から抜け出し成功。ただルージュエヴァイユがこの仕掛けを見ていたことと、雨が降って完全に外差しにシフトしていた分差され負け。これは仕方ない。
しかし外でルージュエヴァイユ（青矢印）がこの仕掛けを待っていた。
ジャスティンカフェ（赤矢印）はこれらの駆け引きを大外から一瞬で貫く。
4着レクセランス、5着エアロロノアはいずれも外差し馬場に乗っかっての差し込み。レクセランスは同じようなところにいたジャスティンカフェに瞬時に突き放されながらラストで差を埋めていた。反応の悪さと加速が付いてからの脚のギャップが凄い。この特性が活かせるレースはどんなレースなのだろうか。
エアファンディタは皆がこぞって外を回す中にあって唯一内突き。戸崎さんでも前に誰もいないので詰まりようがなかったものの、昨日までは伸びていた内が全く伸びずフェードアウト。レインフロムヘヴンは想定より後方からの競馬になった上、直線で内からヤマニンサルバムに進路を割り込まれた辺りで失速。名前に「レイン」が付いているが、スピードを削ぐ雨降り馬場は苦手な様子。
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