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【レース回顧Vol.378】第57回スポーツニッポン賞ステイヤーズS


レース結果・収支

1着【△】アイアンバローズ(8番人気)
2着【◎】テーオーロイヤル(2番人気)
3着【○】マイネルウィルトス(3番人気)
・・・
5着【△】キングズレイン(1番人気)
・・・
9着【▲】ヒュミドール(11番人気)
・・・
馬複10点的中!(43.4倍) 3連複6点的中!(75.8倍)
レース収支:+10,320 累計回収/投資:173,710/169,000(102.8%)


率直な感想

アイアンバローズ、やっぱ力んでるなぁ。・・・ほう、アフリカンゴールドを抜かして、大逃げ?へぇ~。2周目3コーナーで捕まりかけたのはバテたのではなくて引き付けただけ。直線二の脚発揮でまんまと逃げ切り。石橋さんやるやん。2着と3着はそりゃそうだよなって面子。レース回収率745%の快勝で再び累計回収率100%超え!お帰り!


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 中山は3回2日目(3月26日)以来のAコース解禁。秋開催(9月9日~10月1日)は前5日がBコース、後4日がCコース使用だった。過去10年の枠番別成績を見ると概ね外枠のほうが走っているが、グリーンベルトを通れる内が有利。

  • 今回はアフリカンゴールドという分かり易い逃げ馬がいて、単騎逃げでペースは緩そう。但しアフリカンゴールドは距離が持たず失速、好位で追走した馬が代わりに押し切るイメージ。4コーナーで中団付近まで押し上げていないと間に合わない。

レース指標

LAP:13.0-11.3-13.4-13.5-12.7-11.6-12.3-13.2-12.7-13.1-13.1-13.1-12.3-12.3-12.2-11.9-11.7-12.0
勝ち時計:3.45.4(良) テン3F:37.7 上がり3F:35.6

レースの振り返り

毎回見ていて不思議なのはダンディズムのスタート。いちいちポージングしなくていいんだよ。セファーラジエルも出遅れて後ろから。内からヒュミドール、アイアンバローズが出を窺うところへ外からアフリカンゴールド。最高速度は65.8km/h。ヒュミドールの3番手は面白いね。ツムツムナイス。

アフリカンゴールドは馬なりで大逃げになるだろうな。ん?アイアンバローズ付いていくのか。う~ん、やはりちょっと力んでる。この2頭が後続を離しての逃げ。マズいなぁ。ってあれ?アイアンバローズが先頭?頭が高くて怪しいけど、アフリカンゴールドにも10馬身以上付けての逃げ。これはこれで面白い。

アフリカンゴールドの単騎逃げ・・・にならない。
アイアンバローズ(赤矢印)がしっかり付いてくる。
アイアンバローズ、めっちゃ思い切ったな・・・。
2番手のアフリカンゴールドが霞んで見える大逃げ。

2周目の1コーナーでセファーラジエルが仕掛けて、アフリカンゴールドと並んで2番手。アフリカンゴールドの逃げは最大で15~16馬身ほどあったが、残り1,000Mを切った辺りから急激に縮小。4コーナー手前でアフリカンゴールドがアイアンバローズに並びかけていく。しかしよく見ると石橋さんの手はそんなに動いていない。これは・・・。

2周目4コーナー、アフリカンゴールドが並びかけてくる。
しかしアイアンバローズは手応えに余裕あり。

アイアンバローズは直線に向いてまた加速。アフリカンゴールドはこれに付いて行けず脱落。この外からマイネルウィルトス、続いてテーオーロイヤルがやってきてもアイアンバローズは5馬身程のセーフティーリード。結局ものの見事に逃げ切り。石橋さんやるやん!

アイアンバローズは一昨年も途中でハナに立つ競馬をして2着だったが、今回はアフリカンゴールドの逃げを交わしての大逃げを打って上手く残した。ステイヤーズSはコースを2周するという他にない特殊条件下のレースで、過去の好走実績がそのまま使える。一昨年2着、昨年2番人気(4着)の馬が8番人気で売ってたら、そりゃ買うよねって話。

マイネルウィルトスは序盤こそテーオーロイヤルの後ろにいたが、2周目2コーナーでこの前へ(不利あり、後述)。直線も先に動いて勝負に出たものの、テーオーロイヤルに逆転を許す結果に。スタミナ量ではテーオーロイヤルに分があった。

2周目2コーナー、テーオーロイヤル鞍上の浜中騎手が腰を浮かす。
マイネルウィルトスの割り込みが起点の不利。

・マイネルウィルトス号の騎手横山武史は,2周目2コーナーで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:11番)

競走中の出来事等(JRA発表)

キングズレインはスタートも行き脚もイマイチな馬ながら内枠を活かして好位取り付けに成功。ただ好位とはいっても大逃げの前には無力で、2周目4コーナーでは押し通し。元POG馬なのでこう言うのは忍びないのだが、現時点においてテーオーロイヤルやマイネルウィルトスより明らかに弱い馬が1番人気というのは解せなかった。超晩成なだけか、それとも・・・。

ヒュミドールの鞍上の津村さんは過去このレースで逃げを打って穴を開けていた(2019年3着エイシンクリック・11人気、2020年2着タガノディアマンテ・8人気)ので、前に出てきてくれたのを見てしめしめと思った。しかし大逃げ展開の4番手から押し上げられずフェードアウト。今回の展開では仕方無い。

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