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【レース回顧Vol.344】第59回新潟記念


レース結果・収支

1着【△】ノッキングポイント(2番人気)
2着【-】ユーキャンスマイル(7番人気)
3着【-】インプレス(10番人気)
4着【△】プラダリア(3番人気)
5着【▲】バラジ(5番人気)
・・・
7着【◎】サリエラ(1番人気)
・・・
10着【○】マイネルウィルトス(4番人気)
11着【△】グランオフィシエ(11番人気)
・・・
馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ 【追加購入】馬複10点ハズレ
レース収支:-2,500 累計回収/投資:123,170/116,500(105.7%)


率直な感想

競馬において「前に行って残る」ことはあっても、「前に行ってくれたら」という希望が通ることはまずない。当たり前のことなんだけど、どうしたことかレース前は本当にそうなると信じていたりする。しかしサリエラはともかく、バラジも出遅れたのには参った。差す競馬に徹しながら、外に出すのが遅れて脚を余す始末。頼むぜコーセー・ミュラー。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜に19.5ミリのややまとまった量の雨が降ったが、以後はずっと晴れ。月曜に芝刈り、火曜から土曜にかけて連日散水を実施。含水率は4コーナー11.5%、ゴール前13.2%、日曜朝時点のクッション値は9.6。

  • 開催最終週だが馬場の内が普通に使えており、最内から2~3頭空いたところが良く伸びている。少なくとも昨年の最終週のような外差し馬場ではない。時計は最終週にしては速いといった印象。

  • ペース想定:やや遅い~遅い(1,000M通過61~62秒台)

  • 人気どころを含めて後ろから行く馬ばかり。バラジが押し出されるようにして前へ。サリエラもこの枠なら思い切って前に行くかもしれない。とにかく前が激緩になりそうなので前残りに注意。追い込み一気タイプは前の馬に同じような脚を使われて届かなさそう。

レース指標

LAP:13.2-11.0-11.9-12.1-12.4-12.4-11.7-11.3-11.2-11.8
勝ち時計:1.59.0(良) テン3F:36.1 上がり3F:34.3

レースの振り返り

この日の新潟芝は未勝利戦とはいえ18頭立てのシンガリ人気馬がハナを奪って逃げ切って単勝328.1倍が飛び出すなど内前居残りのオンパレード。新潟記念までの芝6レースの勝ち馬は全て4コーナー2番手以内から出ていた。もはや後ろから行ったら負け状態。こんな状況を見せられたらそりゃバラジ買うわって話。ついでにグランオフィシエも買った。最初はサリエラ軸流しだったけど、タテ目喰らったら泣くに泣けないのでボックスを追加で買った。

さあ、バラジ逃げてくれよ~。内からサリエラとグランオフィシエも頼んます。・・・バラジ、出遅れ。おい!サリエラもダッシュが付かず後方から。嘘やん、オワッタ。グランオフィシエもスタートを出た後モタモタしして中団後方の内。スタートして10秒で想定(という願望)が全て崩壊。これにはもう笑うしかなかった。

結局逃げたのはフラーズダルム。ハァ?意味分からん。ノッキングポイントは6番手の内。これはまともな位置。プラダリアはこの外。位置取りは悪くない。サリエラはノッキングポイントのすぐ後ろにいたが周りを囲まれてしんどそう。常に割れないし、今回も厳しい。マイネルウィルトスは中団馬群の外でいつでも発進OKの好位置。これは良さそう。

好位の内を確保するノッキングポイント(赤矢印)。
サリエラ(黄矢印)はリカバリーするも周りを囲まれる苦しい位置取り。

フラーズダルムが2馬身ほどのリードで逃げ、2番手以降が一団。直線に向いて2番手以降がフラーズダルムに追い付き、一団になっての追い比べ。内からノッキングポイントが僅かに顔を覗かせ、更に内からグランオフィシエとインプレスが接近。グランオフィシエ?菱田さんスーパーナイス・・・と思ったら俄かに失速。アカンか・・・。

今年の新潟最終週は内が使える状態で、白丸内から1着馬と3着馬が出た。
当然外も使える。ユーキャンスマイル(青矢印)は得意の外差し。
プラダリア(黄矢印)は内に寄ってブラヴァスの進路を狭める。
サリエラ(白矢印)は今回も馬群の後ろ。もはや蚊帳の外・・・。

・プラダリア号の騎手池添謙一は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:6番)

競走中の出来事等(JRA発表)

イクスプロージョンが結構頑張っていた。この外からプラダリアも来ていたがモタモタ。更に外から緑の帽子が伸びてくる。何あれ?・・・ユーキャンスマイル?今年も来るんかい。先頭は完全にノッキングポイント。ユーキャンスマイルに内からインプレスが追い上げるが届かない。ノッキングポイント楽勝。そういえばサリエラはどこ?全く存在感が無くて忘れてた。

ノッキングポイントはスタートして好位を確保、一貫して内を通り続けて内から抜け出してアッサリ。正確には内から2~3頭分外。今の新潟は内外フラットで、内からの抜け出しが極めて有効だった。半妹のチェルヴィニアも新潟で強い勝ち方をしていたが、兄も越後路でいい仕事をした。

ユーキャンスマイルはGIII以下なら来ることは分かっていたが、今回は前が手薄で差して届かずと思って軽視したら来られた。直線半ばで団子状態ならそりゃ来るよね。昨年の2着馬が7番人気ならつべこべ言わず黙って買えよ。次はGII以上を使うだろうからもう買い時は来ない。

インプレスは出遅れて後方からの競馬になった時に内に入れたのが良かった。そのまま内を通って追い上げて波乱をアシスト。全頭分析では「鳴尾記念は早仕掛けで脚上がる。本来は溜めて伸ばす競馬が得意」と書いた。これで上がり勝負に強いことが分かってしまったので、次走以降は人気すると思う。買うならここだった。

プラダリアは中団外フリーで伸び切れず4着という微妙な結果。毎回いいところまで来るがモタついて取りこぼす。相手が微妙なGIIIのここでも馬券内に入れなかったのは痛い。マイネルウィルトスはプラダリアの後ろからの追い上げが不発。上がり3ハロン33秒台の切れ味勝負だと厳しい。これも薄々分かっていたことではあったが・・・。

サリエラはスタートが甘く後ろからの競馬が確定。道中はずっと包まれたまま、直線に向いても前が壁。早い段階から鞭が飛んでいたように手応えも怪しく、内の狭いところを捌きながらの追い上げで終了。出遅れても外枠なら外差しに徹することもできたが、最内枠から出遅れたらこうなっても文句は言えない。そもそも中間にザ石のアクシデントもあって本調子に無かったのもまた事実。これを1番人気で買ってるから当たらんのよって話。

バラジは出遅れた後、馬群の中に入れて脚を溜めることに専念。直線に向いて伸びてきそうな感じだったがマイネルウィルトスが壁で外に出せず。已む無くこれを先に行かせ、更にユーキャンスマイルの後ろを通してようやくスパート。この時点で残り200Mは切っていた。右鞭を入れられてからの伸びは目を引いたが後の祭り。頼むぜコーセー・ミュラー。

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