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【レース回顧Vol.288】第37回フラワーC

レース結果・収支

1着【-】エミュー(2番人気)
2着【△】ヒップホップソウル(8番人気)
3着【-】パルクリチュード(3番人気)
・・・
5着【△】ココクレーター(4番人気)
6着【◎】マテンロウアルテ(1番人気)
・・・
8着【○】パルティキュリエ(5番人気)
・・・
14着【▲】セリオーソ(9番人気)
・・・
馬複10点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:29,430/36,600(80.4%)


率直な感想

『雨が降ったらハービンジャー』って知ってたけど、人気するほど強くは感じなかったので切ったら勝っちゃった。全く感動しない。内枠のミルコさんの出遅れ率は異常だけど、むしろ出遅れたのも良かった。ヒップホップソウルはデビュー戦で捲りをやってたし、流れが緩めばこの位は走る。まさかフェアリーSで買って、ここで買ってないなんて人いないよね?マテンロウアルテは出負けして控えに回って空気と化してしまった。芸術点低いよ。


テーマの振り返り

勝つためには4コーナー4番手以内必須→ドボン

例年テン3ハロン35秒後半~37秒台の緩い流れからの前残りが頻発。差しも来れないことはないが2着止まりが非常に多い。差し切り勝ちは2012年オメガハートロック(4コーナー8番手)が最後。前に行きそうな馬を軸に差してきそうな馬に流すのが基本戦術。

4コーナーで外を捲った馬によるワンツー。今年に関しては馬場が悪過ぎて参考外。

前走勝ち馬から買え→ビンゴ!

新馬・未勝利勝ちから直行した馬も4勝しているのが特徴的で、クラスを問わず勝った直後の勢いがそのまま通用する。逆に言えば一旦足踏みしたような馬は押さえで十分。

デイジー賞勝ち直後のエミュー勝利でテーマ継続。ちなみに今回の出走馬16頭中前走勝っていた馬はエミューを含めて6頭しかおらず、上位クラスを勝った直後の馬はエミューだけだった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 土曜は朝から雨が降り続き、馬場は不良まで悪化。含水率は4コーナー12.6%、ゴール前9.7%、日曜朝時点のクッション値は9.3。

  • 土曜の芝は4コーナーまで内にいても直線は中央より外に持ち出す場面が度々見られた。フラワーCは4コーナーで大外を回したヒップホップソウルの更に外を回したエミューが差し切るという大味決着。

  • ペース想定:やや速い(59秒台前後)

  • 明確な逃げ馬不在。ここ2戦ハナを奪っているマテンロウアルテにしてもテンのスピードは遅く、今回は何かに行かせて番手からの競馬もあり得る。馬場も悪く、何が行くにしてもスローが濃厚。内前先行をベースに4角外前に取り付きそうな馬を加えたい。

レース指標

LAP:12.8-11.9-12.9-12.6-12.4-12.9-12.7-12.4-12.6
勝ち時計:1.53.2(不良) テン3F:37.6 上がり3F:37.7

レースの振り返り

ゴールデンハインドが積極的に出していくも、パルティキュリエが内枠を活かしてハナ。ディヴァージオンが2番手、パルクリチュードが内から3番手を確保。マテンロウアルテは中団待機、ヒップホップソウルは後方外を追走。ココクレーターは後方から4~5番手の外。エミューは出遅れもあって後方2番手からの競馬。

直線は横一杯に広がっての攻防。最内パルクリチュード、馬場の中央でパルティキュリエ、ゴールデンハインド、ニシノコウフクの争いの外からヒップホップソウルがまとめて交わす勢い。更にその外からエミューが急追、ヒップホップソウルに並びかけて競り落とす。

マテンロウアルテはスタートで出負けした上に外からゴールデンハインドに締められたことで不本意な中団待機。この時点で終了。ヒップホップソウルは前走追走でアップアップだったが、今回は4コーナーでオート進出。やはり捲り適性(コーナリング性能)は高い。更に後ろからやってきたエミューに差し切られたとはいえ、今開催の中山は外前からの被せ差しが極めて有効。パルクリチュードは序盤の位置取りと直線の進路取りが嵌りかけた。この馬場で前付けして勝ちかけたのは評価しておきたい。

ヒップホップソウル(青矢印)のコース取りも大外ぶん回しと言えるレベル。
エミュー(赤矢印)はその更に外をぶん回しての差し切り。
外差しワンツーの3着は内であることが多い(パルクリチュード、緑矢印)。
2022年AJCCの3着ボッケリーニもこんな感じだった。

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