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【レース回顧Vol.364】第59回京王杯2歳S


レース結果・収支

1着【◎】コラソンビート(1番人気)
2着【△】ロジリオン(8番人気)
3着【-】オーキッドロマンス(9番人気)
・・・
5着【△】ミルテンベルク(2番人気)
・・・
7着【▲】アグラード(4番人気)
・・・
10着【△】アスクワンタイム(3番人気)
11着【○】ゼルトザーム(5番人気)
・・・
馬複5点的中!(21.6倍) 3連複10点ハズレ
レース収支:+660 累計回収/投資:150,120/150,100(100.0%)


率直な感想

デビュー戦で後のGI級の馬に当たってしまうことを「無理ゲー」と呼んでいるのですが、このレースにはコラソンビートの他にもう一頭「無理ゲー」がいた。オーキッドロマンス。ゴンバデカーブースに勝てとか無理っしょ。全頭分析で「デビュー戦は無理ゲーの3着」って書いてたのに拾えなかった。コラソンビートで軸鉄板だったのに勿体無い。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 東京は引き続きBコースを使用。先週は天皇賞秋でスーパーレコードが飛び出したが、その他のレースはやや速い程度。3~4コーナーは内が荒れているものの、直線部分は傷んだ部分がカバーされてフラットな状態。

  • ジャスパーノワールの逃げ。アンバーニードル、オーキッドロマンス、コラソンビート、タイガードラゴンらが好位追走。競り合いまでは発展せず、速い時計で押し切った者勝ちになりそう。

レース指標

LAP:12.3-10.6-11.3-11.5-11.6-11.8-11.5
勝ち時計:1.20.6 R(良) テン3F:34.2 上がり3F:34.9

レースの振り返り

アスクワンタイムが出遅れて後方からの競馬。この形は想定外じゃないの?前はオーキッドロマンスが勢い良く飛び出してハナに立ったものの、外からジャスパーノワールが交わしてレースを主導。ミルテンベルクは4番手の外で少し掛かり気味。コラソンビートは中団の外。これは良い。ジャスパーノワールが後続を4~5馬身離しての逃げ。ん?ちょっと楽させ過ぎなのでは・・・。オーキッドロマンスが単独2番手で直線へ。

ジャスパーノワールの単騎逃げで縦長の隊列。
オーキッドロマンス(緑矢印)も通常の「逃げ」の位置。
コラソンビート(赤矢印)はまだ動かない。
ロジリオン(青矢印)は内で動「け」ない。

ジャスパーノワールは先頭で持ったまま、2番手オーキッドロマンスも持ったまま。後ろからはまだ来ない。いわゆる前残りって奴ですな。あーあ。残り200Mを切ってオーキッドロマンスが単独先頭に替わる。はい、1円も買ってません。コラソンビート、今更来ても遅いよ。・・・ロジリオンも来た?コラソンビートが先頭、ロジリオンが差して・・・。届いたかコレ?

先週のスーパーレコードほどの派手さは無いが、京王杯2歳Sもレコード決着。2019年にタイセイビジョンがマークした1分20秒8をコンマ2秒更新した。コラソンビートは上がり3ハロン最速こそロジリオンに譲ったが、中団から綺麗に伸びた。デビュー戦で先着した2頭はこのコラソンビートを3馬身千切ったんでしょ?どんだけ強いねん・・・。

ロジリオンはスタートを決めながら後方に下げて直線勝負。しかし直線で前が捌けず、コラソンビートが抜けた後ろを回しての追撃になり間に合わなかった。まともに追えたのは200M手前辺りから。外枠なら楽勝まであったかもしれない。この馬に関しては新潟で勝ち切れず、前走を余計に使うことになったのも誤算だった。

コラソンビート(赤矢印)は道中外追走で、直線もすぐに進路を確保。
ロジリオン(青矢印)は直線で行くところが全て壁・・・。

オーキッドロマンスは自らハナに立ちかける行きっぷりと単独2番手で楽をさせてもらったところが大きかった。3番手追走のバンドシェルとミルテンベルクがいずれも引っ掛かって折り合いに専念して、前へのマークが薄くなったというのが真相。デビュー戦でゴンバデカーブースにコンマ4秒差、カンナSを勝って2勝目を挙げた馬が9番人気って、みんなどこに目を付けてんだって話。

アグラードは若干出負けしてそのまま後ろに下げていった。これは分かるんだけど、直線の挙動が謎。何で内に入っていくの?外確保してたやん。追って伸びなかったのは単に力が無かっただけか、それとも・・・。

夏の2歳重賞で勝ち負けした連中はみんなぶっ飛び。アスクワンタイムは出遅れて付いて回っただけ、ミルテンベルクは外で行きたがって末を失くし、ゼルトザームに至ってはレースに出ていたのかどうかすら不明なほど存在感ゼロだった。VTRで初めてどこを走っていたのかを知ったレベル。これは残念ながら函館2歳Sが最後の輝きで以後引退まで二桁着順を重ねるパターン。

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