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【レース回顧Vol.147】第72回ダイヤモンドS
レース結果・収支
1着【△】テーオーロイヤル(2番人気)
2着【-】ランフォザローゼス(11番人気)
3着【-】トーセンカンビーナ(5番人気)
4着【△】ヴァルコス(6番人気)
5着【○】ヴェローチェオロ(3番人気)
・・・
9着【◎】レクセランス(1番人気)
・・・
11着【▲】アンティシペイト(4番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:14,180/22,500(63.0%)
率直な感想
レクセランス走らなさ過ぎ。結局父キングマンボ系のワンツー。しかも大外かよ!このレース、何故か大外枠に入った馬の成績が良くて(※)何が入るかなと思ったらランフォザローゼスだったので無視してしまった。「ダイヤモンドSの大外」は来年以降のテーマに入れる。
※過去10年、ダイヤモンドSで大外枠に入った馬は【4・2・1・3】、単回値3336・複回値582。2020年に最低人気で勝ったミライヘノツバサも8枠16番の大外だった。
テーマの振り返り
速い上がりを繰り出しそうな馬を狙え→保留
長距離戦らしく前半はあってないようなもので、勝負の趨勢を決めるのは上がりの脚。スタートから2周目3コーナーまで溜めに溜めて、最後の直線で末脚を開放する能力に長けた馬を当てるレースといえる。絶対能力の比較よりも、過去にそのようなレースをしてきたかどうかをチェックしておきたい。
適性面の話で結果論になるとはいえ、今回の上がり最速は2着のランフォザローゼスだった。毎日王冠で強敵相手に差し込んでの5着があり、全く脈無しとは思わなかったが・・・。
キングマンボ系は父系◎、母父系×→ビンゴ!
父キングマンボ系は直近5年のうち4年で連対。昨年は唯一の父キングマンボ系のグロンディオーズ(父ルーラーシップ、7番人気)が勝利し、母父キングマンボ系のポンデザール(父ハーツクライ、母父Rossini、2番人気)が3着。ちなみに父ハーツクライは【4・2・2・8】、単回値85・複回値83、このうちフェイムゲームだけで【3・1・0・1】、単回値186・複回値140。
今年は父リオンディーズのテーオーロイヤルが勝利、父キングカメハメハのランフォザローゼスが2着。3着は母父Hawk Wingのトーセンカンビーナが入った。父キングマンボ系はガチ。母父系×は来年以降のテーマから外す。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
開催最終週に入っても依然として良好な状態をキープ。内外の馬場差はさほど感じないが、今開催の芝重賞(東京新聞杯、クイーンC、共同通信杯)はいずれも外差しの馬が勝利。勝ち切るには速い上がりの脚が必須。下り坂の天気予報を加味しても軽い芝に適性がありそうな馬を狙いたい。展開はあってないようなもので、残り1,000M辺りから始まるラストスパートで脱落せず、かつ直線で脚を伸ばせるかの勝負。
レース指標
LAP:13.0-11.7-12.4-12.5-12.0-12.1-12.4-13.1-13.0-12.7-12.7-12.6-12.2-12.2-11.4-11.9-12.2
勝ち時計:3.30.1(良) テン3F:37.1 上がり3F:35.5
振り返り
馬場の中央から内に切り込んだテーオーロイヤルが勝利、外から差し迫ったランフォザローゼス、トーセンカンビーナがそれぞれ2着・3着。相変わらず外が伸びる。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【△】テーオーロイヤル
スタートから前付け、単独4番手の追走。2周目4コーナーで周りの手が動くところでも楽な手応えを有していて、直線で内にモタれるような仕草を見せながらも鞭が入って独走態勢。ゴール前でまた伸びて、菱田騎手は後方を見遣って勝利を確信していた。これで1勝クラスから破竹の4連勝。まだ奥行きがありそうだが、天皇賞春だと58kgを背負うことになる。
2着【-】ランフォザローゼス
![](https://assets.st-note.com/img/1645266168791-KrGeVcbRju.png?width=800)
トーセンカンビーナ(青矢印)も同様に大外をぶん回した上で直線勝負。
大外から内に入れて後方待機。常に前に馬を置いて脚を溜め、2周目4コーナーで惜しげもなく大外に振り出して追い上げ開始。外トーセンカンビーナとの叩き合いから先に抜け出し、そのままトーセンカンビーナを振り切って先着。一昨年に大穴を開けたミライヘノツバサと同じ白富士Sを経由。一気の距離延長ローテによる一変に注意、としか言えない。
3着【-】トーセンカンビーナ
軽く出遅れた上に行き脚も付かず、いつも通り後ろからの競馬。道中は付かず離れずの最後方、2周目3コーナーで外に振って僅かに押し上げ、直線に向くところで大外へ。誤算だったのはランフォザローゼスも同じことを考えていて、併せの形から先に抜けられてしまったこと。この馬がしたい競馬はできた。
4着【△】ヴァルコス
![](https://assets.st-note.com/img/1645267543613-Q6x8fLKv48.png?width=800)
ランフォザローゼス(青矢印)とトーセンカンビーナ(緑矢印)は真っ直ぐ追うだけ。
最初のコーナーで外から締められ、中団の内という身動きが取れない位置取り。与えられた場所で脚を溜め、直線は進路を求めて外へ。前が詰まるようなことはなかったが、当初から真っ直ぐ追ったランフォザローゼスやトーセンカンビーナと比べるとロスがあったのは否めない。
5着【○】ヴェローチェオロ
スタートから前に出していって、アンティシペイトに先を譲って控える形。道中はゴースト、テーオーロイヤルの後ろで5番手追走、勝負どころで内に入れて脚を溜め、直線で満を持して追い出すも頭が高くて進んでいかなかった。この馬なりに走っているが、溜める競馬は苦手な様子。
9着【◎】レクセランス
スタートはまずまず、行く気は見せず後方からの競馬。馬群の後ろに入れてスタンド前を通過、向こう正面で外に持ち出してフリー、そこからジリジリと追い上げ開始。ズブい馬なのでこれは上手い誘導だと思った。4コーナーで手が動いていたがこれぐらい押さないと動かないのでこれもOK。直線はこれでグーンと伸びてくるのかと思いきやサッパリ伸びず。勝ちに行く競馬をしての負けなので仕方ない。
「道中は思ったより力まず走れました。1周した向こう正面で勝ち馬が楽をしていたので差を詰めに行きましたが、最後はスタミナが切れてしまった。結果的に距離が長かったかもしれません」
11着【▲】アンティシペイト
スタートから積極的に促して2番手確保。道中はグレンガリーを逃がせて自らは単独2番手を持ったままで追走。しかし4コーナー手前でテーオーロイヤルに捕捉され、直線でこれに交わされると一気に劣勢に。結局ラスト200M手前で失速。しっかり折り合ってこの着順。距離が長かったのもあるが、単純に力不足。
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