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【レース回顧Vol.186】第5回葵S

レース結果・収支

1着【▲】ウインマーベル(1番人気)
2着【○】コムストックロード(9番人気)
3着【-】ブレスレスリー(4番人気)
4着【△】ウインモナーク(6番人気)
5着【△】カイカノキセキ(3番人気)
6着【△】シゲルファンノユメ(5番人気)
・・・
13着【◎】コラリン(2番人気)
・・・
馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:66,700/66,900(99.7%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

コラリン出遅れで終了。久々でレース勘飛んでたっぽいね。連勝経験馬ウインマーベルが勝って、穴で面白いと思った牝馬コムストックロードが2着に来ただけに勿体無い。


テーマの振り返り

連勝経験馬を狙え→ビンゴ!

足踏みしながら勝ち上がった馬より、勢いに任せてポンポンと勝ち上がったことがある馬のほうが勝ち負けしやすい。デビューから連勝したもののクラスが上がって負けた馬(2021年2着ヨカヨカ、同3着オールアットワンス)、デビュー当初はイマイチでもいきなり連勝が始まった馬(2021年1着レイハリア)のどちらも来ており、連勝の順序は問わない。

連勝経験馬6頭のうち、ウインマーベルが勝利。順当。

牝馬が優勢→ビンゴ!

能力的に微妙な馬の集まりで、短距離戦で性差があまり付かないことからも背中が軽い牝馬のほうが有利になるのではないかという推測が立つ。

牝馬7頭のうち、コムストックロード(9番人気)が2着、ブレスレスリー(4番人気)が3着。このレースの牝馬は単複回収率が高いが、今年も人気薄が来た。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

木曜に29.5ミリ、金曜に68ミリのまとまった量の雨が降り、金曜朝時点のクッション値は7.7。先週土曜は9.5、日曜は8.4で、ここから雨が無くても先週日曜と同じかやや時計を要す馬場状態と推測。馬場の内が荒れ始めていて、スイートスポットは真ん中から外。内から上がってこれなくもないが、やはり外差しのほうが良く伸びている。ショウナンマッハが出走を取り消したものの、直近2走のいずれかでハナを奪った馬が9頭もおりハイペースは必至。一息で押し切るのは相当厳しく、ワンテンポ遅れての差しが有効。

レース指標

LAP:11.8-10.2-11.2-11.5-11.6-11.9
勝ち時計:1.08.2(良) テン3F:33.2 上がり3F:35.0

タヤスゴールドとコラリンが出遅れ、シゲルファンノユメも若干遅れて後方からの競馬。内4頭の先行争いからトップキャストが抜け出してハナ。ウラカワノキセキが2番手、テイエムスパーダ、カジュフェイス、ウインモナーク、ジャスパークローネが3番手で固まって追走。ウインマーベルはこの直後、ブレスレスリー、コムストックロードも差がなく続く。直線に向き、先頭で粘るトップキャストをウインモナークが交わしに行くところ、その外からウインマーベルが接近。ウインマーベルがそのまま抜け出し、コムストックロードらの追撃を楽に退けてゴール。想定通りの差し決着になった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【▲】ウインマーベル

直線に向いてフリーの位置を確保するウインマーベル(赤矢印)。
手応えも楽で、勝つべくして勝ったという印象。強い。

スタートを決めて前に出て、他に行かせて先行集団の直後を追走。3コーナーで窮屈な場面があったが大勢に影響なし。4コーナーから直線に向くところで外前フリーの位置に出て、手綱捌きだけでグイグイ前に寄せて鞭を入れて独走。唯一の3勝馬としての面目躍如。この中では力が抜けていた。これは何回やってもウインマーベルの勝ち。

2着【○】コムストックロード

4コーナーで内を通ってポジションを上げるコムストックロード(赤矢印)。
外前が混雑していて、内側は相対的に空いていた。
ウインマーベル(青矢印)が抜け出したスペースに入れるコムストックロード(赤矢印)。
進路を確保した上で追い上げ、外で優勢だったブレスレスリー(緑矢印)を交わす。

スタートして押しても遅れ気味で、内に入れてリカバー。外前に比べて内が相対的に空いていて、先行集団を前に見る位置を楽に確保。直線で前が詰まりかけたものの、ウインマーベルが抜け出したスぺースに持ち出してよく伸びた。馬場の内から追い上げて、外から差し迫っていたブレスレスリーを交わしたのは軽い衝撃。これは次走以降も注目。

3着【-】ブレスレスリー

4コーナーで外から押し上げるブレスレスリー(赤矢印)。
ウインマーベル(青矢印)を内に見ながらの立ち回りで絶好の展開に思えたが…。

スタートも行き脚も良く、外から寄せて中団。ウインマーベルを内に見ながらの追い上げで、自らは外でフリー。しかし直線に向くところでスッと離され、自らは外に行った分距離ロス。結局この時に生じた差を埋められないままで終わった。枠順がもう少し内なら2着は楽に確保できたと思う。

4着【△】ウインモナーク

4コーナーで若干内を開けて立ち回るウインモナーク(赤矢印)。

スタートで若干外に行ったが立て直し、楽な手応えで前へ。内を少し開けての追走だったが、前にいた分どうしてもボコボコした部分を通らざるを得なかった。ハイペースで早めに動いて勝ちに行った分、最後は捕まってしまったが先行勢で残ったのはこの馬のみ。いずれ内前バイアスで穴を開けそう。

5着【△】カイカノキセキ

直線で詰まることなくスパートするカイカノキセキ(赤矢印)。

絶好のスタートから他に行かせて後方からの競馬を選択。外を通さず馬群の後ろに入って追い上げ、4コーナーで気合を入れつつ直線に向いて即座にスパート。前も綺麗に開いて後は突き抜けるだけだったがそこからが案外だった。今回の展開で差し届かずは物足りない。

6着【△】シゲルファンノユメ

スタートして速攻で置かれるシゲルファンノユメ(赤矢印)。
こういう馬だということは重々承知していたが…。
結局大外に振ることになるシゲルファンノユメ(赤矢印)。

スタートもさることながら行き脚が甘く、速攻で置かれて真後ろからの競馬。道中内を通って距離を稼いだところで前が固まっていて捌けず、直線は大外へ。展開が最高に向いても、自ら負けパターンに飛び込むのだから質が悪い。前が完全に止まってくれるか、行き脚の改善が必要。

8着【-】カジュフェイス

追い出したいタイミングで前が塞がるカジュフェイス(赤矢印)。

先行争いを馬なりで付いていって、トップキャストのハナ主張に抗わず控える競馬を実践。4コーナーでも動かず外に行かせ、手応え十分で直線に向いたものの、前がゴチャついてスパート出来ず。捌くタイミングを逸したことでラストは脚が上がって終了。この馬に関しては内枠だったことが不運だったのかもしれない。

13着【◎】コラリン

外枠から出遅れるコラリン(赤矢印)。スタートして0.5秒でハズレ確定。

スプリント戦の外枠から出遅れ。一番やってほしくなかったことをいきなりされてしまった。リカバリーしたところで焼け石に水、終始後ろを付いて回っただけで終了。骨折休養明けでレース間隔が開いて、ゲートのタイミングが合わなかっただけのことかもしれないがこれはちょっと…。

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