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【レース回顧Vol.161】第36回フラワーC

レース結果・収支

1着【◎】スタニングローズ(2番人気)
2着【-】ニシノラブウインク(9番人気)
3着【▲】シンティレーション(1番人気)
・・・
5着【△】デインティハート(5番人気)
6着【○】パーソナルハイ(3番人気)
7着【△】キタサンシュガー(6番人気)
・・・
馬複10点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:28,050/39,400(71.2%)


率直な感想

◎スタニングローズ完勝!ヨッシャー!POG指名馬の重賞勝利は格別ですね。で、馬券はニシノラブウインクに阻止されてハズレ。スタニングローズから人気どころを中心に買ってるのにノーマネーでフィニッシュ。まあ、ギャンブルなんてこんなもん。熱くなったら負けよ。


テーマの振り返り

勝つためには4コーナー4番手以内必須→ビンゴ!

例年テン3ハロン35秒後半~37秒台の緩い流れからの前残りが頻発。差しも来れないことはないが2着止まりが非常に多い。差し切り勝ちは2012年オメガハートロック(4コーナー8番手)が最後。前に行きそうな馬を軸に差してきそうな馬に流すのが基本戦術。

パーソナルハイがまさかの出遅れ。コルベイユが引っ張る流れでテン3ハロン36秒9の緩々ペース。内前に構えた2頭のワンツー。後方待機勢はシンティレーションが離れた3着に入るのがやっとだった。やはりこのレースは内前ジャスティス。

前走勝ち馬から買え→ビンゴ!

新馬・未勝利勝ちから直行した馬も4勝しているのが特徴的で、クラスを問わず勝った直後の勢いがそのまま通用する。逆に言えば一旦足踏みしたような馬は押さえで十分。

前走こぶし賞勝ちのスタニングローズが連勝。牝馬は立て直しが難しいということ。モカフラワーやパーソナルハイから流した方、ドンマイ。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

3~4コーナーの内側は芝が掘れてきているが、減速までは至らず結果として内前をロス無く回ってきた馬が上位を形成。外差しの優位性は見い出せない。時計は要していて力が要る馬場。内からパーソナルハイが仕掛けてハナに立ちそうだがペースは緩く一団での追走。前が固まりそうで外を回すと届かない。内前からの押し切りが基本線。

レース指標

LAP:12.8-11.9-12.2-12.2-12.2-11.8-12.0-11.4-12.0
勝ち時計:1.48.5(良) テン3F:36.9 上がり3F:35.4

昨日のスプリングSを見れば内前優勢なのは火を見るよりも明らか。内枠から先行しそうなスタニングローズとパーソナルハイで堅いと思ったらパーソナルハイが出遅れ。コルベイユは引っ張るだけ引っ張って失速、2番手追走のニシノラブウインクと最内3番手追走のスタニングローズの実質行った行った決着。スプリングSと同様にこのレースもラップ推移が一定で、後続は金縛りに遭ったように何もさせてもらえなかった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【◎】スタニングローズ

直線入口でデインティハート(青矢印)の壁を押して出てくるスタニングローズ(赤矢印)。
ニシノラブウインク(緑矢印)は前でフリー、かつ持ったまま。

隣枠のパーソナルハイほどではなかったが本馬も軽く出遅れ。内に寄せてきたコルベイユの真後ろに入れ、内の4番手を確保。持ったままで4コーナーを回ってきて、4コーナーで外から被せてきたディンティハートを逆に押し返す形でニシノラブウインクの外に持ち出して進路を確保。川田騎手グッジョブ。進路を確保した後はこぶし賞でも見せた息の長い脚でニシノラブウインクを交わした。中山よりは直線が長くて芝が軽い東京のほうが間違いなく合う。POG指名馬なので大袈裟かもしれないが、オークスが楽しみになった。

2着【-】ニシノラブウインク

内に寄せていくコルベイユ(青矢印)に連動するニシノラブウインク(赤矢印)。
内3頭の出が甘く、コルベイユとニシノラブウインクは馬なりで前に行けた。

スタートして内に寄せていったコルベイユに併せていく形で2番手を確保。パドックで首を上下に振ってイレ込んでいた割にレースでは綺麗に折り合っていた。終始フリー、全くの持ったままで直線に向き、スタニングローズが近付いてきたタイミングでスパートしたが相手が一枚上だった。前走のフェアリーSでは後手を踏まされた挙句直線でフラフラして鞭を使うところまで行かなかったが、今回は前で余裕の競馬振りだった。

3着【▲】シンティレーション

4コーナーで馬群を割れず、やむを得ず外に持ち出すシンティレーション(赤矢印)。
これでは内前で持ったままの2頭は止められない。

好スタートを切りながら行き脚が弱く、簡単にコルベイユに絞られてしまった。最内はスタニングローズが陣取っていて、馬群の中5番手からの競馬。道中も包まれたまま、3コーナー過ぎから押っ付けて外寄りに進路を変えて直線は外へ。成り行き上仕方無かったとはいえ、あの位置からではどうしようもなかった。ちなみにこれでも持ち時計はコンマ2秒更新しており、時計通りにしか走らない弱点を露呈した。

4着【-】ダイム

直線でディンティハート(青矢印)の真後ろに入って一瞬詰まるダイム(赤矢印)。

スタートでアオって後方に置かれてしまったが、すぐさま内に進路を採って後方3番手からの競馬。そのまま一貫して内を通って距離を稼ぎ、直線で外に持ち出してスパート。凄い勢いで伸びてきたが、前を走るデインティハートの真後ろまで来て一瞬追う手が止まるロス。デインティハートが苦しくなって外に行ってから再加速したものの、外から一貫して伸びてきたシンティレーションに差し負けた。荒れた内を通って追い上げてきた辺り、パワー型の差し馬として覚えておきたい。

5着【△】デインティハート

向こう正面で大外に陣取り、捲り上げに備えるデインティハート(赤矢印)。
内前ジャスティス馬場で捲り上げはご法度だがこうするしかなかった。

外枠で行き脚も無く、アプサラーが締めてきたこともあり今回も後方待機。道中は外でフリー、3コーナー過ぎから動いて捲り上げ態勢。戦法としては悪くなかったが、一貫して外を通り続けたことにより直線半ばで脚が上がってしまった。ラストは疲れて外にモタれていた。

6着【○】パーソナルハイ

ゲートの中でよそ見した瞬間にスタートが切られ、バタついてゲートを出て出遅れ。逃げを期待して買ったのに、これにより即座に終戦。ただ4コーナーで手応えが怪しくなりながらも外に持ち出して追い上げてきており、力があるところは見せた。次走以降、単騎逃げ展開で見直しが必要。

7着【△】キタサンシュガー

キタサンシュガー(赤矢印)「ちょっと、アンタ邪魔!どいてよ!」ドンッ!
ティズグロリアス(青矢印)「痛い!何すんの!アンタこそ内に行きなさいよ!」ドンッ!

パーソナルハイに隠れて(?)、この馬も軽く出遅れ。アサヒのような病的な出遅れではなく、単にスタートのタイミングの取り方が下手なだけ。道中最後方、4コーナーから直線に向くところでもまだ僅かに最後方。一刻も早くフリーの位置を確保したかったのに、ティズグロリアスが外を張っていて外に出せず、内に入ってスパートしたが前の争いには遠く及ばなかった。強い弱い以前に内前馬場でスタートが下手な馬を買う方が悪い。

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