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【レース回顧Vol.257】第67回有馬記念

レース結果・収支

1着【◎】イクイノックス(1番人気)
2着【-】ボルドグフーシュ(6番人気)
3着【▲】ジェラルディーナ(3番人気)
・・・
7着【○】ジャスティンパレス(7番人気)
・・・
9着【△】タイトルホルダー(2番人気)
10着【△】ヴェラアズール(4番人気)
・・・
馬複4点ハズレ、馬単4点ハズレ、3連複6点ハズレ、3連単6点ハズレ
レース収支:-2,000 累計回収/投資:136,710/147,600(92.6%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

パドックを見てイクイノックスが負けるはずがないと確信。月並みだが、良過ぎた。レースでも前過ぎず後ろ過ぎず、それでいて包まれないところを進んで4角外前で持ったまま。イッツパーフェクトライド。ルメールさん上手過ぎ。イクイノックス強過ぎ。で、こういう時に2着がいないのが私の馬券。いいよいいよ。ボルドグフーシュを買えなかったというより、来ない4頭を買った自分が悪いんだから。


テーマの振り返り

テーマ無しのため省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週は木曜に16.5ミリのややまとまった量の雨が降り、散水無しでも含水率は4コーナー13.5%、ゴール前12.2%と先週よりも水分を含んだ状態。クッション値9.1は先週日曜(9.0)と同水準。重いとも軽いとも言えず、馬場の巧拙は気にしなくても良さそう。土曜の芝は概ね前残りだったが、メインのグレイトフルS(3勝クラス・芝2,500M)はシルブロンが4角外前から差し切り勝ち。捲り上げが出来れば後ろからでも十分勝負になる。今回は内に入った馬が総じて遅く、先行勢が軒並み外枠に収まるといういびつな枠順。内の各馬は外から締められて後ろからの競馬を強要されそう。先行勢は最後の直線でツケを払わされ、センター枠からの差しが決まるとみる。

レース指標

LAP:7.0-11.3-11.7-12.1-12.5-13.1-12.7-12.4-11.8-11.9-12.2-11.4-12.3
勝ち時計:2.32.4(良) テン3F:36.0 上がり3F:35.9

タイトルホルダーが予定通りの逃げを打つも、後ろもしっかり付いてきて展開利無し。中団に構えたイクイノックスが馬なりで上がってきて4角外前で持ったまま、直線に向いて独走。最後方付近から捲り上げてきたボルドグフーシュがイクイノックスの後を追いかけて2着、出遅れたジェラルディーナも直線内から外へ持ち出しながら追い上げて3着。結果的に前付けの馬には厳しいレースになった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【◎】イクイノックス

4コーナーを持ったままで上がっていくイクイノックス(赤矢印)。
ご丁寧に馬場の良いところを選んで走る余裕すらあった。

スタートを決めて行き脚上々、外の先行馬に行かせて自らは中団の外を難なく確保。前過ぎず後ろ過ぎず、それでいて包まれずのベスポジ。スタンド前通過の時点で勝ったと思った。3コーナー過ぎからオートで捲って、全くの持ったままで4コーナーで外前を確保。これは直線で何馬身離すんだというレベル。で、左手前(逆手前)のまま加速するとかもう無茶苦茶。他の15頭では全くお話にならない。ここでは完全に役不足だった。ドウデュース、アスクビクターモアとの再戦が待ち遠しい。

2着【-】ボルドグフーシュ

向こう正面で外寄りに進路を変え、捲り上げに備えるボルドグフーシュ(赤矢印)。

スタートはまずまず、しかし行き脚皆無であっという間に置かれて後ろから2頭目。これは想定内。スタンド前を通過して向こう正面に入ってからは外へ誘導。そして3コーナー過ぎからロングスパート開始。並の馬なら直線で脚を失くすがそこは菊花賞2着馬、大外の大外をぶん回して直線でニ段加速。滅茶苦茶過ぎる。まさにゴリ押し。この馬のスタミナを侮っていた。サウンズオブアース(2014年菊花賞2着、2015年有馬記念2着、2016年ジャパンC2着、重賞未勝利)を強くしたような感じ。

3着【▲】ジェラルディーナ

スタート失敗、更に両側から挟まれて後ろに下がるジェラルディーナ(赤矢印)。

「好事魔多し」とは今回のジェラルディーナのことを言うのか。まさかの出遅れ。アリストテレスとヴェラアズールに前を締められて完全に行き遅れてしまい、後ろから3頭目からの競馬。与えられた位置からの競馬を強要され、4コーナーで押っ付けてもまだ後方。直線は内から追い上げて途中から外に持ち出して追い上げたが前には全く届かなかった。むしろよく3着に来たなと思う。

7着【○】ジャスティンパレス

押してラチ沿いを死守するジャスティンパレス(赤矢印)。
ポタジェ(青矢印)に行かれないよう体を張ってキープ。
狙い澄ました最内強襲が不発に終わるジャスティンパレス(赤矢印)。

スタートは今一つだったが、マーカンド騎手は早速動いて内前確保に行き、スタンド前で3番手の内。想定では控えて中団の外だったのにこれは行かせ過ぎ。タイトルホルダーの後を淡々と付いていったものの3コーナーからのペースアップで俄かに手が動き始め、直線に向いてからの最内強襲は不発に終わった。溜めて差す競馬が見たかった。鮫島騎手ならどう乗っただろうか。

9着【△】タイトルホルダー

直線に向いたところで早くもリードが無くなるタイトルホルダー(赤矢印)。
差し返す脚は持っていない。詰み。

スタートで半歩前に出て、ダッシュを効かせて難なくハナを奪取。そこからマイペース逃げに持ち込んだものの後ろもしっかり付いてきて、4コーナーで既にリードが無くなっていた。天皇賞春は長距離という特殊舞台、宝塚記念は高速内前馬場のアシスト大。バイアスフラットで他に並ばれてしまうとこんなものなのかもしれない。

10着【△】ヴェラアズール

4コーナーで既に置かれかかるヴェラアズール(赤矢印)。

スタートから他に行かせて(行かれて)後方馬群の中。イクイノックスの後ろに入れたが、外はラストドラフトが張っていて身動き取れず。3コーナー過ぎからのペースアップで置かれかかり、ゴリ押しで大外に持ち出されたもののサッパリ伸びなかった。上がり3ハロン33秒台を連発していた馬だけに、上がりが掛かる馬場だとこんなものなのかもしれない。

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