見出し画像

【レース回顧Vol.386】第68回有馬記念


レース結果・収支

1着【△】ドウデュース(2番人気)
2着【△】スターズオンアース(7番人気)
3着【-】タイトルホルダー(6番人気)
4着【○】ジャスティンパレス(1番人気)
・・・
6着【◎】タスティエーラ(5番人気)
・・・
8着【△】ソールオリエンス(4番人気)
・・・
12着【▲】スルーセブンシーズ(3番人気)
・・・
馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:177,670/179,200(99.1%)


率直な感想

この日は朝から熱が出てフラフラ。馬券を買った後、レース直前に買い間違い発覚。ジャスティンパレスからではなくソールオリエンスから買っていた。しかし結果には何の関係も無かった。ドウデュース、どうやって捲ったのか分からなかった。スターズオンアースは何もせず2番手に付けたのを見て笑った。タイトルホルダーは単騎でラップ12秒を刻み続ける快速逃げ。騎手の巧拙がモロに出たレースだった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 中山は開催を通じてAコース使用。雨が降らず良好な状態を保っていて、土曜メインのグレイトフルS(3歳以上3勝C/芝2,500M)は昨年の有馬記念よりもコンマ4秒速い2分32秒0で決着。馬場状態は良好。

  • 特筆すべきは上がりの速さ。グレイトフルSのレース上がり3ハロンは35秒9だったが、勝ったニシノレヴナントの上がり3ハロンは33秒9。暮れの中山でこんな速い上がりが出るというのはちょっと記憶に無い。ちなみにニシノレヴナントは前走京都で上がり3ハロン33秒5の脚を使っていた。

  • 好枠を引いたタイトルホルダーの逃げ。アイアンバローズは行き脚が強くなく、タイトルホルダーの単騎が濃厚。ここで気になるのは大外枠を引いたスターズオンアースの出方。オークスやジャパンCで大外枠からでも前に行ける行き脚の良さを以てしても、中山芝2,500Mの大外枠は内を取りようがないので相当厳しい。スターズオンアースがどう動くかにより展開が大きく変わってきそう。

  • 出来れば前に行きたいのはタスティエーラやウインマリリンも同様。外の動きが活発になれば内が締められる。内枠の馬は中途半端な先行だと逆に不安。結果として前にプレッシャーが掛かって捲り合戦になるとみる。ロングスパート性能(3コーナー過ぎから動ける器用さ)と速い上がりの脚を持つ馬にスポットライトを当てたい。

レース指標

LAP:7.0-11.3-11.9-12.0-12.0-12.2-12.5-11.9-12.2-12.0-12.0-11.7-12.2
勝ち時計:2.30.9(良) テン3F:36.2 上がり3F:35.9

レースの振り返り

スターズオンアースがロケットスタート!お前はモズメイメイか?タイトルホルダーが遅れて出て行って、その後ろに鎮座。出鞭どころか押してもいない。あー。スターズオンアース3着以内おめでとう。スターズオンアースは内に寄せて2番手に取り付いた後は何もせず、タイトルホルダーも楽にハナを確定させた。最高速度は66.4km/h。その後は終始60km/hのマイペースを継続。これは残るのでは・・・。ま、まあ4コーナーで捲られて終わるっしょ。

スターズオンアース、行き脚良過ぎやろ・・・。
出鞭使ってこの位と考えていたけど、馬なりとは参った。

ドウデュースは後ろから2頭目を進んでいた。何で好枠なのにこんなところにいるんだ?ユタカはアホかな?そしてその外にジャスティンパレス。武史も相当なアホやね。前走上手く行ったからって勘違いしてないか?これを軸にしてたらキレてたところだった。買い間違えて良かった。

スルーセブンシーズは外からポジションを上げて好位の一角。これは思い切ったね。タスティエーラは中団の外。想定より後ろだけど、どこかでポジション上げてくるはずだから静観。ソールオリエンスはその内にいた。これも現時点では評価保留。

1コーナーから2コーナーにかけてタイトルホルダーのリードは3~4馬身に拡大。速度は58km/h前後の緩い逃げ。それでいて向こう正面で5~6馬身に拡大。ま、まあ4コーナーで後続が一気に捲り上げるから心配ない。3コーナーを過ぎてもタイトルホルダーのリードは5~6馬身程。ま、まあ脚上がる頃でしょ。速度は?61km/h?上がってる!それでいて手が全く動いていない。こ、これは・・・。

スターズオンアースもインベタで持ったまま。後続から何か来ないのか?と思ったら赤い帽子が捲り上げてくるのが見えた。ドウデュース?えっ?どぅーやって来たの?4コーナーを軽く捲り上げて直線へ。インベタで回ってきたスターズオンアースと共にタイトルホルダーを追っていく。その他?さぁ?間に合わないんじゃないの?

大外のロスを受け入れて捲りをかけるドウデュース(1着)。
2番手インベタを貫くスターズオンアース(2着)。
タイトルホルダー(3着)は一人旅でマイペース逃げを堪能。

タオトルホルダーが逃げる逃げる。ドウデュースとスターズオンアースがひたすら追いかける。後ろからは何も来ない。タスティエーラは?まだ後ろ?あっ!進路が塞がった!完全にオワッタ。前3頭の争い。ドウデュースとスターズオンアースは紐扱い。タイトルホルダーは1円も買ってない。ドウデュースがゴールした瞬間、グリーンチャンネル即消し。

ジャスティンパレス(白矢印)がタスティエーラ(黄矢印)の進路に幅寄せ。
加速が乗りかけた時に酷い不利。武史、貴様・・・。

・ジャスティンパレス号の騎手横山武史は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて過怠金30,000円。(被害馬:13番)

競走中の出来事等(JRA発表)

ドウデュースは道中後ろにいたのに、4コーナーで3番手に上がったのは意味が分からなかった。パトロールビデオで確認したところ、道中はヒートオンンビートの後ろ、外フリーの位置で脚を溜め、3コーナーで外に出して捲り開始。距離ロス承知でグルっと回して4コーナーで3番手。タイトルホルダー以外は固まっていたので先に動いた者勝ちだった。この辺りの駆け引きはキャリア37年の熟練の技。

スターズオンアースはスタートも行き脚も良いのは分かっていたが、中山芝2,500Mでも何の問題も無かったのには参った。出鞭どころか何もせず、スッと内に入れて2番手は強過ぎる。3コーナーでラチに接触したり、直線はルメール騎手が重心を外に置いて追っていたりと内へのモタれが目に付いたが2着は確保。なかなか勝てないものの総合力では上にいるということか。

タイトルホルダーはスターズオンアースが2番手を貫いてくれて、他に手を加えてくる馬が不在で快適逃げ。同型のアイアンバローズが対抗馬になり得ないことは分かっていたし、ここでタイトルホルダーを買えないのはどうかしている。想定ではスターズオンアースがタイトルホルダーに絡んでいくことを想定していたので、そのアテが外れたということなのだが・・・。

ジャスティンパレスは出負けして後ろからの競馬になったが、これはドウデュースも同じ。ドウデュースとの位置関係もほぼ同じ。唯一違ったのが3コーナーからの動き。ドウデュースがスッと動いたのとは対照的にジリジリとした脚であっという間に離されてしまい、直線でタスティエーラに迷惑をかけて4着。何というか、仕掛けるのが遅い。武史はこんなショボいことやってたらダービーは一生勝てないぞ。もっと気合い入れて追え!

タスティエーラは直線で不利を受けたのもあるが、位置取りが平凡でどちらにせよ勝ち負けには加われていなかった。ソールオリエンスも中途半端な中団待機策で、直線は進路を探して四苦八苦。いずれもハーパーと似たような着順で、残念ながら3歳世代のレベルの低さを証明してしまったかもしれない(但し菊花賞圧勝のドゥレッツァ、ジャパンC2着のリバティアイランドは除く)。

スルーセブンシーズは位置を取ったのが裏目。4コーナーで既に劣勢、直線でウインマリリンに競り負け、不利を受けて後退したタスティエーラにもあっさり交わされて12着。宝塚記念は人気薄で気軽な立場だったからこそ差しが効いたのであって、勝ちに行ったらこうなることは想定内。枠が極端だったから前に出していくのも分からないでもないけど、この騎乗は・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?