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【レース回顧Vol.32】第70回フジテレビ賞スプリングS

競馬予想は心を静めた状態で取り組まなければならない。朝一でPCのモニターがご臨終、家電量販店に行ってセッティングし終えたのが13時前。そこから予想して当たりますか?って話。スルーすればいいのに手を出して負け。阪神大賞典も半分予想を放棄していたし、今日はいつも以上に残念な日だった。

20210321中山11R(1)

先行争いは大方の予想通り賑やかに。内からワールドリバイバルとニシノオイカゼ、外からアールバロンが前へ。ボーデン、アサマノイタズラ、イルーシヴパンサー、ヴィクティファルスも前掛かりに出てきた。

20210321中山11R(2)

ワールドリバイバルが内枠を活かしてハナを取り切り、アールバロンが外を通って2番手。ボーデンは4~5番手の外を確保。イイネ。

20210321中山11R(3)

しかし向こう正面に入ってペースが緩んだところで早速行きたがってしまった。マズいね。外のイルーシヴパンサー、直後のランドオブリバティも持って行かれ気味。思ったよりペースが緩い模様。

20210321中山11R(4)

アサマノイタズラとヴィクティファルスは共に中団の外。スローで折り合い抜群。前が掛かり気味なのでこの追走を見て羨ましくなった。

20210321中山11R(5)

ボーデン(緑)は内を立ち回って2番手付近に押し上げ。外からはアサマノイタズラ(青)が楽な手応えで進出。浅間の悪戯?ヴィクティファルス(黄)は外に振られていた。これは届くのか?

20210321中山11R(6)

ランドオブリバティは一旦抜け出しかかりながら坂に差し掛かったところで失速。ボーデンが渋太く抜け出そうとしたところへアサマノイタズラ、更に外からヴィクティファルスが物凄い勢いで突っ込んできた。あの位置から届くとかバケモンか?参った。

ワールドリバイバル、レインフロムヘヴン、ニシノオイカゼ、アールバロンと前走逃げ切り直後の馬が4頭もいる。人気の中心ボーデンも前に行く馬で、ランドオブリバティも本来前付けの馬。展開的には差し優勢だが、折からの雨で後ろ過ぎると追い上げが利かない。中団より前が理想。

まずまずビンゴ。先行争いは1コーナーまでで、ワールドリバイバルがハナを取り切った後はスローだった。ワールドリバイバルが思いの外頑張ったことでボーデンが追い上げ切れず、バテたところを中団待機の2頭に差し切られてしまった。

1着-ヴィクティファルスは外枠から積極的に出して行って中団の外を確保。前がやり合わず緩い流れになってくれたことで脚が溜まり、4コーナーで外に振られながらも直線一気の脚で差し切った。母父ガリレオ。馬場が渋ったら欧州血統がジャスティス。ここ、次の試験に出ま~す。

2着-アサマノイタズラも内枠を活かして前へ取り付き、道中は外に持ち出して楽な追走。4コーナーを持ったままで上がっていったのを見てビックリ。直線の追い出しタイミングも適正、これで負けたら仕方ない。母母父オペラハウス、その父サドラーズウェルズ。馬場が渋ったら(以下略)。

3着◎ボーデンは馬なりで楽に前に取り付いたまでは良かったが、流れが緩くて早々に行きたがってしまった。ラストもう一伸びできなかったのは4コーナーで馬場の悪い内を通ったことが影響したかもしれない。この馬場で内前から3着に来れたのは力がある証拠。

4着▲イルーシヴパンサーもボーデンと同様、向こう正面で行きたがって抑えるのに苦労していた。直線は上手い具合に前が開いたがジリジリとした脚で詰め切れず、ボーデンにも1馬身強及ばなかった。もう少し流れると考えて印を打ったので、このスローでは致し方ない。

5着○ヴェイルネビュラは相対的に置かれ、内枠を活かしても中団。4コーナーで馬群に突っ込み、直線バラけて追い出しフリーだったが伸びず。マイルからの距離延長だけならまだしも重馬場で速さを吸い取られた模様。良馬場のマイルで見直し。

7着△ランドオブリバティはスタートを出て前に出たが最初のコーナーで首を振って嫌がり、その後も口を割って行きたがるなど冷静さを欠いていた。4コーナーでしきりに外のアサマノイタズラに目線を配っていたのは三浦騎手の脳裏にホープフルSの悪夢がよぎったからに違いない。そのアサマノイタズラを壁にして上手く回ってきて、直線は一旦抜け出しそうな感じだったが坂下であえなく失速。これでは皐月賞に行けない。

8着△ロードトゥフェイムも前に出して行こうとしていたものの結局中団後方、ヴィクティファルスの直後を追走。いつものように3コーナー過ぎから大外をぶん回して直線へ。しかし今回はいつものような伸びがなくモタモタしていた。この馬も母父ホワイトマズルで欧州血統だったのだが…。

15着△ヴィゴーレはスタートから行かず(行けず?)、後方3番手の内。この時点で実質詰み。前から離れた後方で、4コーナーで急いで追い上げていたが遅過ぎ。直線に向いた時点で脚が残っておらず、最下位でフィニッシュ。昨日のホウオウイクセルはたまたまだったのか?頼むぜ丸山さん…。

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