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【レース回顧Vol.284】第41回ローレル競馬場賞中山牝馬S

レース結果・収支

1着【▲】スルーセブンシーズ(2番人気)
2着【-】ストーリア(6番人気)
3着【△】サトノセシル(5番人気)
4着【◎】アートハウス(1番人気)
5着【○】クリノプレミアム(3番人気)
・・・
10着【△】シャーレイポピー(10番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:23,760/30,900(76.9%)


率直な感想

アートハウスが好走と凡走を繰り返す馬というのは百も承知で、重賞2勝なら寝てても勝てるでしょと高を括っていたら3頭に捲られてアウト。直線で外に持ち出してから追い上げ切れなかったのは57kgもあったのだろうと思う。1番人気で4着は痛恨。


テーマの振り返り

4角捲り進出が決まりやすい→ドンピシャ!

2013年1着マイネイサベル(10-11-11-7)、2014年1着フーラブライド(10-10-10-7)、2015年1着バウンスシャッセ(11-11-10-8)、2016年1着シュンドルボン(9-10-7-5)、2019年1着フロンテアクイーン(8-8-6-5)、2020年3着フェアリーポルカ(9-9-10-7)、2021年3着フェアリーポルカ(11-10-7-3)、2022年2着アブレイズ(6-6-7-5)などのように、ペースや馬場状態に関わらず3コーナーからポジションを上げられる馬が勝ち負けしやすい。

1着スルーセブンシーズ(9-9-8-5)、2着ストーリア(6-7-3-3)、3着サトノセシル(8-7-5-5)と4角捲り進出馬がワンツースリーフィニッシュ。このレースは3コーナーから動いていきそうな馬を買えば当たる。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜に2.5ミリの弱い雨が降った以外は好天。火曜から木曜にかけて散水を実施。含水率は4コーナー11.2%、ゴール前8.3%、土曜朝時点のクッション値は9.8。

  • 先週は4コーナー外前からの被せ差しが有効だった。土曜8Rの1着ホウホウプレミア、11R(オーシャンS)の1着ヴェントヴォーチェ、日曜9Rの2着レインフロムヘヴン、11R(弥生賞)の1着タスティエーラはいずれも4コーナーで外前を取っていた。勝ち負けするには早め抜け出しの器用さが必要。

  • ペース想定:平均~やや遅い(60~61秒台)

  • 出走メンバーの殆どが後ろから行く馬で、大外枠に入ったとはいえウインピクシスがハナ主張。アートハウスが楽に2番手につけて他は流動的。前は相当楽出来そう。4コーナーでアートハウスが先頭に立って押し切り態勢。後続は4コーナーまでに詰めておかないと間に合わない。

レース指標

LAP:12.4-11.7-12.6-12.0-11.4-11.9-12.0-11.2-11.3
勝ち時計:1.46.5(良) テン3F:36.7 上がり3F:34.5

レースの振り返り

シャーレイポピーが内から仕掛けて前へ出るも、大外からウインピクシスが被せていってこれがハナ。アートハウスは3番手の内、クリノプレミアムも外から押し上げて早めの4~5番手。ストーリアは中団の外、スルーセブンシーズはその後ろに付ける。

4コーナーでクリノプレミアムが2番手からウインピクシスに並びかけていく。ストーリアがこれをマークする形で押し上げ、スルーセブンシーズも外を捲って進出開始。サトノセシルは内を通って押し上げ。アートハウスはウインピクシスの直後で持ったままの手応え。

直線に向いてクリノプレミアムがウインピクシスを捉えに行くところへストーリアが並びかけ、さらにその外からスルーセブンシーズが接近。アートハウスはこれらの後ろを通って外に持ち出す。スルーセブンシーズが突き抜け、ストーリアが2番手。アートハウスも懸命に追い上げるが全く及ばず、セブンスルーシーズが最後は流してゴール。

前が手薄と読んだものの、シャーレイポピーとクリノプレミアムが加わってどちらかと言えば前掛かりの展開。更にクリノプレミアムが早めにウインピクシスに並びかけていったことで後続の差し脚が活性化。中山牝馬Sでよく見られる捲り合戦に発展。この展開だと57kgのアートハウスはキツい。ラストでサトノセシルに競り負けたのはハンデ差以外の何物でもない。

今の中山芝は外前がベスポジ。スルーセブンシーズ(赤矢印)のコース取りは満点。
ストーリア(青矢印)も前の動きを読んで絶妙の追い出し。
サトノセシル(緑矢印)は内捲りでアートハウスに僅かに先着。
直線で前が壁になり、外に持ち出していくアートハウス(黄矢印)。
57kgを背負ってこれはかなりのロス。

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