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【レース回顧Vol.67】第57回CBC賞

ファストフォースは初ブリンカーで内枠、比較的お買い求め易い穴馬だった。しかしピクシーナイトは逆立ちしても買えなかった。◎メイショウチタンはどこにもいないし、相変わらず馬を見る目が無さ過ぎる。

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内側が遅れたスタート。相対的にクーファウェヌス、ピクシーナイトが前を窺う。

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しかし内からファストフォースがガシガシ押してハナ奪取。鮫島ナイス。クーファウェヌスと初ブリンカーの2頭がレースを主導。よし、そのまま。ビオグラフィーはその後ろ。メイショウチタンは外めを追走。

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ピクシーナイトは手綱を引いて先行集団から一歩引いた位置を追走。その内ではヨカヨカが押して前を追い掛けていた。明らかに余裕が無い。

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タイセイビジョンはやはり行き切れなかった。そのすぐ外にアウィルアウェイ。あれ?真後ろじゃない。これ来るんじゃないの?

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ファストフォース(黄)が先頭をキープして直線へ。ピクシーナイト(青)も距離ロスを抑えて内から追い上げ。アウィルアウェイ(緑)は外を通って追い上げ態勢。メイショウチタンは外前、そのすぐ内のビオグラフィーは既に全力追い。

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ファストフォースが逃げて、クーファウェヌスが追い掛ける。初ブリンカーワンツー。よし、これで良いよ。しかしヨカヨカも来てるなぁ。内からピクシーナイトも来てる。う~ん。

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ピクシーナイトもよく詰めたが、結局ファストフォースが押し切り。アウィルアウェイも3着滑り込み。時計はもはや驚かない。むしろこの流れで後ろから詰めてきたピクシーナイトとアウィルアウェイに驚く。

内からファストフォース、ビオグラフィー、外からヨカヨカ、ピクシーナイトが先手を主張。スタートの出が良かった馬がそのまま行きそうな感じ。人気どころが総じて前で展開的には差しの出番だが、この超高速馬場で前が止まってくれるかは疑わしく、前有利で見立てておくべき。

半分ビンゴ。ゴリ押しでハナを奪ったファストフォースが逃げ切り。しかし2着ピクシーナイト、3着アウィルアウェイは内外は違えど差し込み。ヨカヨカとクーファウェヌスは直線半ばで失速という結果に終わった。

1着▲ファストフォースはスタート一息だったが、鮫島騎手がガシガシ追ってハナ奪取。この馬場で抑える道理はどこにもなく、テン3ハロン32秒3の逃げを展開。直線に入ってもスピードは衰えず、上がり3ハロン33秒7でまとめて逃げ切り。この馬が強いというより、時計が変態過ぎて評価不能。

【▲】ファストフォース
今回初ブリンカー。今回久々だが3週続けて栗東坂路で加速ラップを踏む好調教。小倉で前付け勝ちがあるし、初めての軽ハンデで奮戦に期待。

2着-ピクシーナイトはスタートから行き脚が付いてハナも奪えそうな感じだったが福永騎手が手綱を引いて自制。ヨカヨカが前に行った後に内に入れ、内ピタで直線に向いて直線も内から追い上げ。超ハイペースで折り合いが付いたことと、福永騎手が内に誘導させたのが良かった。

【-】ピクシーナイト
シンザン記念は逃げ馬不在を逆手に取っただけで評価に値しない。速さの裏付けが無く、1,200M戦初出走でこの人気なら来たらごめんなさいで見送り。

3着-アウィルアウェイはスタートから押して中団のポジションを確保。13頭立ての中団で8番手、この馬にしては積極的な位置取り。直線に向いたところで先頭まで6~7馬身、番手で追い掛けた組と入れ替わる形で浮上。毎回こういう競馬が出来るのなら大きいところを狙えそう。

【-】アウィルアウェイ
完全追い込み型で展開に左右される。今回は差し向きの流れとはいえ超高速馬場なのがネック。前残りだったオーシャンSの二の舞になりそう。

7着△クーファウェヌスは馬なりで前に出てきたが、ファストフォースにハナを譲る形で2番手。行きっぷりはこの上なく、直線に向いてファストフォースまで1馬身圏内にいたので交わせると思った。しかし相手は止まらず、先にこちらがバテてしまった。ハナという馬ではないし仕方ない。

9着☆クリノアリエルはスタート出負けからそのまま後方待機。4コーナーはいつも通りの大外ぶん回し、直線に向いたところで最後方。持ち時計は更新しており、この馬なりには走ったことになる。アウィルアウェイの位置取りでも届かなかった以上、今日の位置取りではノーチャンスだった。

11着○ビオグラフィーはスタートからガシガシ追ったにも関わらずハナを奪えず、クーファウェヌスの後ろ3番手をプリカジュールらと共に追走。このペースで付いて行かされる競馬では厳しく、直線に向いたところで既に全力追いだったのを見て諦めた。一言で言うと脚が遅い。

12着◎メイショウチタンもスタートから押して3番手集団の一角。3コーナーで外から押し上げて直線4番手の外。しかし直線に向いてからはサッパリ伸びず、力なく後ろに下がっていった。1,400Mで全4勝を挙げている一方、1,200Mでは今回を含めて5戦全敗。ここで厚く狙う馬ではなかった。

人気どころで切った馬についてもコメント。

【-】ヨカヨカ
小倉で逃げて2勝は強み。しかし葵Sで後ろから行ったというのが気になる。軽量のここは押してでも出していくだろうが、周りも考えることは同じ。

1番人気5着。函館スプリントSにおけるシゲルピンクルビー(2番人気9着)と同じパターン。いくら51kgの軽量でも前走行き遅れ、古馬と初対戦でこの人気では買えない。レースでは序盤から行き遅れて道中追い上げる競馬を強いられ、直線で一伸びを欠いた。ここを使った効果は見込めそう。

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