【競馬予想Vol.185】第83回優駿牝馬

今回のテーマ

特にコレといったものが見当たらず、時間が無いため省略。


トラックバイアス分析・展開予想

Bコース替わり2週目で早くも馬場の内が伸びず、中央から外がウイニングロード。当日朝のクッション値は8.9で、前日の9.4より0.5ポイント柔化。ただ前日の芝で速い上がりが出ており、基本的に軽い芝と考えておいた方が良さそう。パーソナルハイかラブパイローが行ってもスロー濃厚、内から3頭が先行勢でこれらが内を占拠することで隊列はすんなり決まりそう。ただ前は楽出来ても内が伸びず劣勢。展開的に真後ろからではしんどく、中団からの外差しを狙いたい。


全頭分析

【-】ウォーターナビレラ

(+)桜花賞は先に抜け出して勝ちに等しい内容。実力は世代上位。
(-)前走は内伸びかつ内枠先行。今回は内が伸びず前付けでは厳しい。

【△】スタニングローズ

(+)先行策で2連勝。力の要る馬場こなせるだけにこの枠は魅力十分。
(-)粘り込むにはしんどい馬場状態。後ろから一気に来られると辛い。

【-】アートハウス

(+)忘れな草賞はラスト加速して完勝。溜めが入る長距離戦は最適。
(-)前走の相手激弱。相手強化&初の長距離輸送で何とも言えない。

【△】ルージュエヴァイユ

(+)フローラSは馬群捌くのが遅れて届かず。進路確保で突き抜けも。
(-)スタート遅く後ろに置かれる。この枠だとまた捌きで苦労しそう。

【-】サウンドビバーチェ

(+)チューリップ賞は早め先頭で見せ場作る。行き脚あり前付け容易。
(-)新馬戦は東京で完敗。距離延長&長い直線で粘り込みは非現実的。

【▲】サークルオブライフ

(+)チューリップ賞は前付け、桜花賞は外回し。正攻法で勝ち負け。
(-)理由はどうあれ年明け2連敗。脚質的にも絶対的な存在ではない。

【-】ホウオウバニラ

(+)デビューから2戦は前付けで善戦。本来の先行策で巻き返し。
(-)前走は全く不利無く外差し一本で凡退。ここでは力が足りない。

【○】ナミュール

(+)桜花賞は大外枠から付いて回っただけ。馬体重回復なら侮れない。
(-)詰めて使うとイマイチ。前走から1か月で立て直し効くか心配。

【△】エリカヴィータ

(+)フローラSは溜めが入る流れをこなして快勝。距離延長は好都合。
(-)前走は内伸びワンツースリー。今回相手強化&そこまで恵まれず。

【-】ラブパイロー

(+)勝ち上がりはいずれも逃げ切り。ここも前に行って粘り込むのみ。
(-)ミモザ賞は重馬場で前残り展開。余程馬場が渋らない限り厳しい。

【-】ベルクレスタ

(+)クイーンCは後方内の厳しいところから3着。左回りでは底見せず。
(-)控えて不利受けて届かずの繰り返し。多頭数で馬群の捌き課題。

【-】ライラック

(+)東京のデビュー戦快勝。フェアリーSは溜めて後の桜花賞馬撃破。
(-)フェアリーSは結果オーライ。スタート不安定でアテにならない。

【-】パーソナルハイ

(+)ハナを奪った3戦全て連対。マイペース単騎に持ち込むと渋太い。
(-)使い過ぎで余力心配。外枠で距離も延びるここは直線失速必至。

【-】シーグラス

(+)長めの距離でキャリア積む。馬場渋って力の要る馬場なら浮上。
(-)好走は全て小倉。行き脚緩く後ろからの競馬になるのがネック。

【-】ピンハイ

(+)チューリップ賞、桜花賞と連続で接戦。終い一伸びの脚は魅力。
(-)3戦全て内から抜け出す競馬。馬体細化に長距離輸送も気になる。

【-】プレサージュリフト

(+)新馬戦、クイーンCと大外突き抜け。外枠は包まれない分好都合。
(-)出遅れがデフォルト。大外ぶん回ししか出来ず距離ロスは覚悟。

【-】ニシノラブウインク

(+)フラワーCは積極策で善戦。東京は勝ち上がりの舞台で悪くない。
(-)前に行くとすると枠が外過ぎる。差し構えても突き抜けまでは。

【◎】スターズオンアース

(+)桜花賞は狭いスペースを割って突き抜け。どこでも堅実に走る。
(-)試練の大外枠。内に入れず距離ロスしそうな分詰め切れず懸念。


結論

◎スターズオンアースはスタートが安定しているし、行き脚もあるので大外枠でもそれほど気にならない。最初のコーナーまでに中団を取れればOKで、ポジショニングの名手・ルメール騎手なら何の心配もない。伯母に2017年の勝ち馬ソウルスターリングがいる血統で距離延長はむしろプラス。

○ナミュールは負けた2戦がフルゲートの大外枠、間隔を開けて勝った直後で馬体重を減らしていた。今回の枠からなら出遅れない限り真後ろからの競馬にはならないだろうし、馬体重維持またはプラスなら勝ち負け。東京は赤松賞でスターズオンアースを千切り捨てた舞台だけに期待したい。

▲サークルオブライフは内伸びの桜花賞で大外から差し迫っての4着で、一見すると「強い負け方」。しかし裏を返せば好走のためには極端な競馬をしなければならないということ。ここでも末脚を引き出すために下げて競馬をするようだと取りこぼしても文句は言えない。

△ルージュエヴァイユはフローラSで直線馬群を捌くのに散々手間取り、ようやく伸びてきた時には勝負が決していた。上位3頭は内伸び馬場の内前先行で、外差し優勢の今回はこちらが上位という見立て。ジリ伸びタイプで距離延長はプラス。但しスタートが遅く、内枠の今回も捌きが課題。

△エリカヴィータは東京の新馬戦が中団外差し、フローラSは内前の3頭併せから抜け出しての勝利。いずれも道中緩む流れを差し切っており、緩い流れが見込まれるここは単純に展開が向く。ただ前走は内伸びのトラックバイアスの賜物で、今回の相手に正攻法が通用するかは不明。

△スタニングローズが力負けを喫したのはデイリー杯2歳S(5着)ぐらいで、新潟2歳S(5着)は過剰に控え過ぎ、サウジアラビアRC(3着)は7頭立てで前が詰まる奇跡的な駄騎乗。こぶし賞ではテンと上がりで後者が4秒4も速い流れを追い詰めての勝利で、前で速い上がりが使えるのが強調材料。

◎スターズオンアース
○ナミュール
▲サークルオブライフ
△ルージュエヴァイユ、エリカヴィータ、スタニングローズ
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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