見出し画像

【レース回顧Vol.462】第24回アイビスサマーダッシュ


レース結果・収支

1着【△】モズメイメイ(3番人気)
2着【◎】ウイングレイテスト(2番人気)
3着【-】テイエムスパーダ(8番人気)
4着【△】ディヴィナシオン(5番人気)
・・・
9着【○】チェイスザドリーム(1番人気)
10着【△】ジャスパークローネ(7番人気)
・・・
17着【▲】マイヨアポア(6番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点的中!(25.7倍) 3連複10点ハズレ
レース収支:+970 累計回収/投資:67,800/106,200(63.8%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

ウイングレイテストが好位に鎮座。手応えからして余裕綽々。そして満を持してスパート。加齢、ではなく華麗かつ力強い伸び脚。やはりここでは力が違ったね。はい、勝っ・・・。内からモズメイメイ?まあ馬複は当たり。3着は何?テイエムスパーダ?こんなの買えないって。ディヴィナシオン、それ4ですわ。学刈。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 新潟は木曜に64ミリの雨が降りながら、土曜朝時点のクッション値9.2と雨の影響は皆無で1レースと8レースはレコード決着。ただ11レースの1勝クラス(芝1,000M)は55秒5で決着。これはここ3年の初日芝1,000Mの中では最も遅い。

  • トラックバイアス分析・展開予想は直線競馬のため省略。

レース指標

LAP:11.6-10.2-10.7-11.1-11.7
勝ち時計:55.3(良) テン3F:32.5 上がり3F:33.5

レースの振り返り

レース直前になって雨が降ってきたが大勢には影響無さそう。横一線のスタートからマウンテンムスメが内に切り込みながら先頭。テイエムスパーダとチェイスザドリームがこれに続く。最高速度は74.2km/h。流石直線競馬、滅茶苦茶速い。ジャスパークローネは内まで行かず馬場の中央を通って4番手。これはこれで面白いかも。ウイングレイテストは5番手外でフリー。

今年のバカラクイーンチャレンジはハギノメーテル@藤懸貴志のみ。しかし残り400Mを迎えるまでに既に脚が上がっている。お疲れさん。外ラチ一杯にマウンテンムスメ先頭、テイエムスパーダ2番手。と、そこへ悠然とウイングレイテストが登場。グイグイ伸びてくる。これは勝ったかな?お、ジャスパークローネ頑張ってる。イイヨイイヨー。あ、その外から何か来た。モズメイメイ?まあ2着でも良し。お楽しみは3着。高めチャレンジ来い!

・・・17?ディヴィナシオンは確か16だったような。

モズメイメイは普通のスタートから終始内を意識。ラスト300Mでウイングレイテストを標的にしてこの内に持ち出して差し切り。外が混雑していたので内に切り替えたのは良かった。北九州記念での突如の復活はフロックではなかった。これまでの重賞2勝はいずれも逃げ切りで、今回差す競馬で勝ったのは何気に大きい。次走以降も要注意。

ウイングレイテストは失点らしい失点もなく、完璧に乗られて負け。月並みながら勝った馬が一枚上だった。早仕掛けに見えなくもないが、構えて脚を余すより余程良い(但し鞭の使い過ぎで制裁を取られている、後述参照)。1,400Mの実績でも、1,000M通過で速い経験(阪神Cで自らハナを奪って1,000M通過55秒7)を有していれば通用するということがハッキリした。

・ウイングレイテスト号の騎手松岡正海は,競走中盤での御法(鞭の使用)について過怠金100,000円。
・ウイングレイテスト号の騎手松岡正海は,競走後半での御法(鞭の使用)について令和6年8月10日の騎乗を停止。

競走中の出来事等(JRA発表)

テイエムスパーダは外の2番手から頑張って3着。芝1,200Mの世界レコードホルダーで、ただ単に突っ走るだけのここは理想形だったのかもしれない。前走が18頭立てのシンガリ負けだろうが、条件が好転すればたちまち勝ち負けになってしまうのが競馬の面白いところであり、辛いところである。ここまでは読めなかった。

【-】テイエムスパーダ
(+)開幕週の重賞でハナ奪い2勝。時計勝負で持ち前のスピード全開。
(-)ジャスパークローネがいるレースで苦戦。周りが速いと埋没する。

【競馬予想Vol.462】第24回アイビスサマーダッシュ・全頭分析テイエムスパーダより抜粋

ディヴィナシオンは出が緩いながらこの馬なりに頑張って位置を取って、ラストは前がガラ空きの絶好位を確保しながら突き抜けられず。まあ先着された3頭はいずれも重賞勝ち馬だし、格負けしたということで片付けておく。最近薄々気付き始めてきたが、追い込み馬はなかなかお金にならない。先週の中京記念でロングランがお金にならなかったのも記憶に新しい。

チェイスザドリームは馬体重20kg増で何となく察した。レースでも残り300M付近で既に余裕が無かった。ウイングレイテストらと比べると実績が無さ過ぎで、1番人気は怪しいなと思ったが案の定だった。調教はやり過ぎるとオーバーヒートする(一週前坂路で4F49秒1-1F12秒8、7月17日の全体一番時計)というのもある意味お約束ではある。

チェイスザドリームは着順はどうあれほぼ毎回前付けしていて、前走直千を試して一発回答。韋駄天Sで前に行って勝った馬はアイビスサマーダッシュでも崩れていない(2017年フィドゥーシア2着、2019年ライオンボス1着、2020年ライオンボス2着)点から引き続き買いで良い。但し一週前の坂路での追い切りがやり過ぎで、あれで燃え尽きていないか逆に心配。

【競馬予想Vol.462】第24回アイビスサマーダッシュ・結論チェイスザドリームより抜粋

ジャスパークローネはラチを頼らなかった段階でアウト。このレースは内か外のどちらかに寄せないと話にならない。UAEで大技を繰り出しながら、何故ここでバカラクイーン(内ラチに寄せる)しなかったのか?団野騎手に聞いてみたい。マイヨアポアは馬群の真後ろから差しを狙ったのは良いとして、前からタレてきたマウンテンムスメとラチの間を突きに行って詰まって失速。ひっそりと酷い騎乗だった。石川さん、アンタ何やってんの?


レース結果からの教訓

  • 距離はどうあれ1,000M通過で速い経験を持つ馬にもフォーカスすべし。直千実績だけで取捨を決めないこと。

  • 極端なコースでは一芸を重視してみるのも手。JRA最短距離の重賞かつ開幕週。「芝1,200Mの世界レコードホルダー」は唯一無二の存在。

  • 追い込み馬はなかなかお金にならない。前の馬に止まってもらう必要があり、辛抱強く待つのみ。

  • 調教はやり過ぎるとオーバーヒートすることがあるだけに注意。今回のチェイスザドリームは一週前にハードワーク、直前は手控えて当日20kg増という典型的なぶっ飛びパターンだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?