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【レース回顧Vol.409】第98回中山記念


レース結果・収支

1着【○】マテンロウスカイ(7番人気)
2着【-】ドーブネ(10番人気)
3着【△】ジオグリフ(4番人気)
4着【▲】ソールオリエンス(1番人気)
・・・
7着【◎】エルトンバローズ(2番人気)
・・・
9着【△】ラーグルフ(12番人気)
・・・
16着【△】イルーシヴパンサー(6番人気)
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:15,190/28,200(53.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

内前にいないと話にならないのでここはエルマテで鉄。・・・エルトンバローズ、何か行きっぷり悪くない?1,000M通過58秒6で付いて行かされてる?あーあ、終わった。マテは来たのに。というか、ジオグリフが4コーナーで唸る手応えを有していてビビった。この後も芝だけを使ってもらいたい。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 中山は1か月振りの開催。前開催は全てCコースで行われ、今開催は全てAコースを使用。Aコースは昨年末開催以来。今週は連日雨模様で、土曜朝時点のクッション値は8.7でスタート。終日稍重で行われたこともあり、時計は開幕週にしては遅め。所々芝が跳ねて柔らかい状態。

  • 土曜の芝は専ら前残りで、芝5レース全てで4コーナー4番手以内に付けていた馬が勝利。2着も概ね同様で、後ろからは幕張S(4歳以上3勝C/芝1,600M)のニシノライコウが4コーナー6番手からの差しで2着したのみ。勝ち馬ニシノスーベニア(4角2番手)には5馬身離された。

  • テーオーシリウスが外枠からでも果敢に行く。ボーンディスウェイらも外から被せ気味に入ってきて内~中枠は混雑しそう。平均ペースで道中抜きどころのない流れ。先行押し切り、または4角捲りに注目。直線に向いてからの差しでは間に合わない。

レース指標

LAP:12.7-11.2-11.7-11.6-11.4-11.9-12.5-12.3-12.8
勝ち時計:1.48.1(稍重) テン3F:35.6 上がり3F:37.6

レースの振り返り

マイネルクリソーラが出遅れ。エルトンバローズも僅かに遅れて、内の馬に先制を許して、外からも被せられて中団付近。ウソでしょ?何やってんの西村!というか、促しているのに進んでいかない。これは・・・。先頭はドーブネ、最高速度67.9km/hでハナを取り切り。テーオーシリウスは行かんのかい。何か色々と想定外。

エエヤンが2番手。ええやん。マテンロウスカイが3番手。これもええやん。エルトンバローズはテーオーシリウスを挟んで5番手。まあ、うん、ええかな?ええやんと思いたい。ジオグリフは6番手の内。ここから伸びてこれるかどうか。イルーシヴパンサーは中団の外。今回は外選択か・・・。その内にソーヴァリアントがいたが、武豊騎手が腰を浮かして制御に専念していたのを見て安心。これは来ない。妹より難しいでしょ、この兄は。

ラーグルフは後ろ過ぎ。もうちょっとポジション取らないと厳しい。ソールオリエンスはこの後ろにいたが、この馬はこれで皐月賞を勝っているのでこの時点では何とも言えない。1,000M通過は58秒6。速い。速いけどこれでも前が止まりそうにないんだよね、今の中山の芝は。ドーブネ単騎、2番手エエヤン、3番手マテンロウスカイにエルトンバローズ、ジオグリフが追撃開始。エルトンバローズは外か・・・。というかジオグリフ、何その手応え?唸ってません?こ、これは・・・。

ジオグリフがエエヤンを外に弾いて単独3番手。エルトンバローズはエエヤンの後ろでモタモタ。あ、終わった。前はドーブネ、マテンロウスカイ、ジオグリフの争い。うわー、面白そうだなー(棒)。エルトンバローズは相変わらずモタモタ。何なのコレ?ちゃんと仕上げてます?ひょっとして叩き台?あまりにも動かなさ過ぎ・・・。

軸馬選定ミス。内前って分かっていたのにエルトンバローズとマテンロウスカイの二択で外した。エルトンバローズはここ2走プラス体重で、今回休み明けで更に8kg増えていたのを見て何となく怪しかったが結局反応悪くぶっ飛び。はいはい。しかしドーブネの単騎逃げは盲点だった。ただこれもよく考えれば、スローのチャレンジCを経由して外枠のテーオーシリウスより、ハイペースの京都金杯を経由して中寄りの枠のドーブネのほうが先手というのは当然の帰結だったのかもしれない。

ジオグリフは馬柱が汚過ぎて世間の評価が二分されていたが、私は「普通に走る派」だった。サウジCにドバイWC、宝塚記念を使って南部杯にチャンピオンズC?こんな滅茶苦茶なローテ、サンデーレーシングの会員もよく許したなと思う(一口馬主がどこまでローテに物申せるのかシランケド)。あの4コーナーの手応えを見る限り、芝に専念すればもう一花咲かせられる。この後はかしわ記念とか帝王賞とか言い出したらキレる。

ソールオリエンスは自分の競馬に徹して4着。内前ジャスティス馬場で差して4着は実質勝ちみたいなもの。この戦法が嵌るところで厚く買えばいい。ヒシイグアスは昨年が低レベルだったこと、モレイラ騎手からの乗り替わりは走らないサインを基に自信を持って切ったが、案の定行方不明の11着。イルーシヴパンサーは芝が跳ね上がるような緩い馬場はダメな模様。


レース結果からの教訓

  • 中山記念は基本的に内前を買うレース。前に行って良績を残している馬を中心に買うべき。今回で言えば先行して重賞2勝のエルトンバローズか1,800Mで強敵相手に善戦していたマテンロウスカイの二択だった。

  • 逃げ候補の検討にあたっては外より内、長距離戦より短距離戦経由を重視。同じ逃げでも先頭までの距離と基礎スピードの違いに留意。

  • モレイラ騎手が乗って良い結果を残した後の乗り替わりは飛びサイン。今回の該当馬ヒシイグアスは香港C3着好走後の格下げ戦、連覇中の得意舞台でも11着に沈んだ。

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