【レース回顧Vol.203】第70回北海道新聞杯クイーンS
レース結果・収支
1着【△】テルツェット(2番人気)
2着【△】サトノセシル(8番人気)
3着【-】ローザノワール(3番人気)
・・・
9着【▲】ファーストフォリオ(12番人気)
10着【◎】ウォーターナビレラ(1番人気)
・・・
12着【○】メイショウミモザ(5番人気)
・・・
馬複10点的中!(63.2倍)
レース収支:+5,320 累計回収/投資:91,190/86,500(105.4%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980
率直な感想
知ってたけど、知ってた以上に内枠ゲーだった。てっきりローザノワールに逃げ粘られたと思った。馬券は当たったけど、重い印を打った3頭が軒並み下位に沈んだので何とも微妙・・・。
テーマの振り返り
2枠より内に入った馬がアツい→ビンゴ!
1枠1番テルツェットが直線内を突いて連覇達成。2枠2番ローザノワールは内枠を活かしてハナを主張、ゴール寸前まで粘って3着。今年は前日から内枠天国で、いつも以上に内枠2頭に人気が集中していた。
差しが効きやすい→ビンゴ!
内を突いて上がってきたテルツェットと外を捲り上げたサトノセシルの差しワンツー。この2頭は函館で開催された昨年も差して1着と3着に来ていた。小回り平坦で行われる割に単純な前残りにならないのがこのレースの特徴。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.2-11.7-11.9-12.0-12.1-11.9-11.8-11.8-12.4
勝ち時計:1.47.8(良) テン3F:35.8 上がり3F:36.0
ウォーターナビレラが好スタートからハナを窺うも、ローザノワールが出鞭を入れてこれを阻止。そのままローザノワールの単騎逃げに移行。1,000M通過61秒2の溜め逃げに持ち込んでそのまま居残りそうな感じだったが、内からテルツェット、外からサトノセシルが差してきて大接戦のゴール。前が手薄だったこともあるが、内の馬が勝ち負けするというトラックバイアスそのまんまの決着。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【△】テルツェット
五分のスタートを決め、ローザノワールとホウオウピースフルの後ろを確保。最初のコーナーでファーストフォリオに寄られたが(後述)、最内キープでやり過ごして好位追走。一貫して内を進み、直線も最内一頭分のスペースに滑り込ませて突っ込んできた。狭いスペースでも怖がらない馬で、ゴール前キッチリ差し切った。内が伸びる馬場状態に馬群を捌ける馬。それを操った池添騎手然り、勝つべくして勝ったという感じ。
2着【△】サトノセシル
スタートは今一つだったがホウオウピースフルの後ろに入って好位確保、というところへファーストフォリオがやってきて若干後退(後述)。向こう正面で改めて外に持ち出し、3コーナー過ぎから手を動かして捲り上げ態勢。ウォーターナビレラの外を回したことで捲り切れなかったものの、直線に向いてから止まるどころか更に加速。終始行きっぷりの良さが目に付いた。洋芝適性の高さが成せる業か。
3着【-】ローザノワール
スタートから出鞭を入れてハナを主張。メイショウミモザとウォーターナビレラがやって来ても、さながらラストスパートの如く鞭を入れて抜かせず。あわよくばハナを目論んでいた2頭はこれを見て自重し、ローザノワールの単騎逃げが成立。向こう正面でスローに落とし、直線再加速の必勝パターンに持ち込んだものの、結果として差し込まれて負け。後続の脚がしっかり溜まっていたのは誤算だった。
9着【▲】ファーストフォリオ
スタート後に外から締められ、馬群の中に入り込んだところで早速ヒートアップ。首を激しく振って舌を越し、1コーナーで内に割り込むように進入してサトノセシル、テルツェットの進路を妨害。その後も口を割って落ち着きのないところを見せていた。結局道中の消耗が激しく、直線追っても反応無し。短距離ばかり使われていた理由が改めて分かった。距離自体は問題無くても、折り合いが求められる流れではしんどい。
10着【◎】ウォーターナビレラ
ロケットスタートを決めて行き脚が付き、外から楽に前に出てきたもののローザノワールがハナを譲らず、メイショウミモザの後方外3番手からの競馬。ゆったりとした流れを黙って付いていき、楽な手応えのまま4コーナーを回ってきたのを見て楽勝かと思ったが、直線に向いてからサッパリ伸びなかった。あの位置、あの手応えで伸びずというのは距離というより古馬相手では力不足だっただけなのかもしれない。
12着【○】メイショウミモザ
スタート後の行き脚はウォーターナビレラに次いで速く、ローザノワールを交わすような勢いにあったがローザノワールが譲らず2番手からの競馬。道中少し離れたところを進み、4コーナーで前との差を詰めていく理想的なレース運びのように見えた。しかしウォーターナビレラと同様、直線に向いてからサッパリ伸びなかった。こちらは距離の限界を感じさせるような下がり方で、距離短縮で見直したい。
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