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【レース回顧Vol.277】第57回小倉大賞典

レース結果・収支

1着【-】ヒンドゥタイムズ(2番人気)
2着【△】カテドラル(9番人気)
3着【-】バジオウ(10番人気)
4着【◎】ロングラン(3番人気)
5着【○】ホウオウエミーズ(4番人気)
・・・
7着【△】ダンディズム(7番人気)
・・・
9着【▲】フォワードアゲン(11番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:12,920/22,400(57.7%)


率直な感想

外差し全振り予想で調子に乗ってヒンドゥタイムズを切って史棒。しかし最内でもカテドラルは切らなかった。9番人気とか意味不明。こんなの買うに決まってるやん。ヒンドゥタイムズとの馬複で37.5倍とか、これは落ちていたお金っぽい。レッドランメルトの1番人気も意味が分からなかった。カテドラルと人気逆でしょ。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜と火曜にごく弱い雨が降り、土曜と今日も雨模様。先週のまとまった量の雨も残っていて馬場が重たい。含水率は4コーナー13.5%、ゴール前12.1%、日曜朝時点のクッション値は7.4と不良に近い状態。

  • 冬の小倉にありがちな「外しか勝たん」状態。前で押し切るにしても直線で馬場の外目に持ち出さないとゴール前で競り負けてしまう。雨が降るとその傾向が一層増す。

  • ペース想定:やや速い(57秒台、3番手以降58~59秒台)

  • 折り合いを捨てた暴走機関車レッドベルオーブが例の如く大逃げ態勢。テイエムスパーダもスタートが決まれば行くしかなくこれに追随。離れた3番手にアルサトワ、ウイングレイテスト、レッドランメルトが続くという隊列を想定。3番手以降はアルサトワのペースでやや速いぐらい。4コーナーで好位集団が前を捉えて抜け出したところを大外から貫きそうな馬を狙う。

レース指標

LAP:12.4-11.5-12.6-11.9-11.9-12.4-12.5-12.0-12.5
勝ち時計:1.49.7(重) テン3F:36.5 上がり3F:37.0

レースの振り返り

テイエムスパーダがスタートを決めて前に出たところ、レッドベルオーブの暴走スイッチが入ってハナ奪取。外にぶっ飛びながら頭を上げて、折り合い皆無の無茶苦茶逃げ。これはまた大暴走かと思いきや、ブリンカーが効いているのか抑えの効いた逃げを展開。1,000M通過60秒3は想定外の普通の流れ。テイエムスパーダは向こう正面半ばで早くも失速、実質2番手バジオウの1,000M通過推定は61秒台のスロー。

向こう正面の位置取りは先頭のレッドベルオーブが中央、
テイエムスパーダは最内、他の14頭は中央より外。

4コーナーで後続が外を回していく中、中団追走のヒンドゥタイムズは迷わず内を選択。カテドラルもこの後ろから内へ。バジオウは外を選択して先頭に躍り出たものの、ヒンドゥタイムズに内から併せられて競り負け。カテドラルはヒンドゥタイムズの内から突き抜けかけたがヒンドゥタイムズに差し返されて惜しい2着。4着ロングランも馬場の中央を通っての追い上げで、ホウオウエミーズなど後方から外に振った組は全滅した。

今回は予想していた以上にペースが落ち着き、真後ろからでの差しでは厳しかったが、外差しが効く時ほど外を回すロスを考慮すべき。強い馬は馬場が悪くても差し込める。これと同様のケースは昨年のキーンランドCや北九州記念でも実証済み。

ヒンドゥタイムズ(内白線上赤帽)は普通に内を突いて進出。
カテドラルはその直後で虎視眈々。
バジオウ(外白線上青帽)は外を捲り切って早くも先頭。

なお、キングズレインのデビュー戦のキミノナハマリアのように「雨が降ったらハービンジャー」という古典のような血統格言があるのだが、今回もそのまんま。3着バジオウも母父ハービンジャーで、「これまで良馬場以外で好走していた」というファクターよりもモノを言った。見えているものだけが競馬ではない。可能性を見出すという観点からは血統予想も面白い。

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