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【レース回顧Vol.384】第68回朝日杯フューチュリティS


レース結果・収支

1着【◎】ジャンタルマンタル(1番人気)
2着【-】エコロヴァルツ(4番人気)
3着【-】タガノエルピーダ(5番人気)
・・・
6着【▲】サトミノキラリ(13番人気)
・・・
8着【○】ダノンマッキンリー(3番人気)
・・・
10着【△】シュトラウス(2番人気)
・・・
14着【△】オーサムストローク(7番人気)
・・・
16着【△】クリーンエア(14番人気)
・・・
馬複6点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:173,710/176,200(98.6%)


率直な感想

シュトラウス出遅れ。あーあ、マーカンドさんやらかした。外に壁無いし、勝手に前に行っちゃうんじゃない?って、やっぱり行っちゃった・・・。気性がアレな馬をGIで信用するなってメイケイエールでラーニング済みなのでセーフ。ジャンタルマンタルはいい所に付けてる。4コーナーはどう捌くのかな。ん?今ワープしなかった?川田さん流石過ぎる。んで、サトミノキラリ。最内から出てきた時は夢を見たよ・・・。毎度毎度夢ばかり見せられて疲れた。たまには金をくれ。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • Aコース使用6日目。土曜は終日稍重で行われ、芝5レースは全て4コーナーで4番手以内の馬が勝利。7レース(2歳未勝利/芝2,000M)や10レースの甲東特別(3歳以上2勝C/芝1,600M)は後方外からの差しも入っており、馬場はフラットと見ておきたい。ちなみに甲東特別は昨年も稍重で行われて1分34秒3、今年は1分33秒7で決着した。

  • セットアップが行きそうだがスピードは普通。内からエコロヴァルツ、大外からシュトラウスの仕掛けも考えられる。いずれにしても例年より緩い流れを想定。好位付けからの先抜けが基本。中団以降からの差しではしんどそう。

レース指標

LAP:12.5-10.9-10.7-12.0-12.3-11.9-11.2-12.3
勝ち時計:1.33.8(良) テン3F:34.1 上がり3F:35.4

レースの振り返り

スタート。ボートではレースそのものに重大な影響を与えるので最重要だが、競馬においても大事。シュトラウスはその大事なスタートを失敗した。武井師は大外17番枠を引いて「やったー!」と喜んだらしいが、私は半々だなと思った。予想の中でシュトラウスについて「大外枠を引いたことで揉まれることはなくなった半面、壁を作れず勝手に行ってしまう恐れがある。」と書いた。気性がアレな馬にとって壁無しは諸刃の剣。出遅れていなくても同じことになっていたと思うし、そう思ったから印を下げた。

出遅れてしまったものは仕方ない。
この後がもっと大事なのだが、マーカンドさんは・・・。

セットアップがハナ。最高速度は68.5km/h。クリーンエアが早めに押し上げて2番手。ほう、鮫島さんやる気や。ダノンマッキンリー、タガノエルピーダと続いてジャンタルマンタルはこの後ろ。ちょっと首を振っていたが前走もこんな感じだったので気にならない。と、そこへシュトラウスが大外から一気に進出、ハナまで取り切り。掛かった素振りは無かったが、こんな競馬して持つ訳無いやろマーカンド・・・。軸にしなくて良かった。

テン3ハロン通過34秒1。「マーカンドのやらかし」で想定よりかなり速い。シュトラウスは手綱を抑えた状態で先頭をキープしているものの、後ろもしっかり付いてきていて展開利は感じられない。ジャンタルマンタルは7番手の内。ここからどう捌くか・・・。あれ?3番手?いつの間に?どうやって?全く分からんかった。

ダノンマッキンリー(黄矢印)が3コーナーから外に逃げ気味で内を締められず。
ジャンタルマンタル(赤矢印)は労せずして3番手に押し上げ成功。

先頭のシュトラウスも内を締めておらず、ジャンタルマンタルの前はガラ空き。脚は十分過ぎるほど溜まっていて、ご丁寧に馬場の良い外に振り出す余裕すらあった。1着は確定。問題はこの相手。シュトラウスは案の定失速。最内からサトミノキラリ。こんなの買ってる奴おらんやろ。って、買ってます。ラチに寄せてスパート。依然2番手キープ。これはキタか?高いよコレは。ヨッシャ・・・あ、ダメだ。5?14?1?何コイツら。どれも1円も買ってない。夢はもう見飽きた。

ジャンタルマンタルは絶好のスタートを決めて馬なりポジション、4コーナーで最内を掬って勝負あり。ケチを付けるところが何一つとして無い。まるで古馬のように完成された馬。これなら鮫島さんが乗っていても勝てていたのでは・・・。確実に勝ちに行かなければならないのも分かるけど、人情味が全く感じられないのもどうかと思う。それなら最初から鮫島さんに乗らせるなよ。GI獲りリーチで乗り替わるのはこれが最後であってほしい。

エコロヴァルツは「マーカンドのやらかし」の恩恵をフルに受けた追い込み一気が炸裂。先行争いが激しくなると見越したのか、道中ゆっくり下げていって4コーナーで最後方。スパートもギリギリまで待って、直線半ばで大外に持ち出してGOサイン。この辺りの判断力は熟練の技だなと思う。コスモス賞からぶっつけでは無理でしょと思って切ったので仕方なし。

タガノエルピーダは直線に向いてから外にヨレていって終わりかと思いきや、坂の上りで加速が付いて2着争いに参加。今回序盤から前付けして掲示板に載ったのはこの馬のみ。スローだけでなく厳しめの流れでも勝ち負けまで持ってきたのは驚き。個人的には幾ら素質があっても単勝13.2倍のキャリア1戦牝馬なんて買いたくなかったので仕方なし。

サトミノキラリは序盤で位置が取れず後方内という厳しめのポジションから内ピタを継続、4コーナーも最内を通ってショートカットして直線に姿を現した時には2番手。正直これは貰ったと思った。結果として仕掛けが早かったということになるだろうか。

ダノンマッキンリーはスタート直後にオーサムストロークにぶつけられていきなりヒートアップ。道中ずっとカリカリしていてレースにならなかった。それでも直線一瞬反応していたので力は間違いなくあると思う。シュトラウスについては前述の通り。オーサムストロークはスタート直後にヨレた影響で前に行けず、付いて回るだけで終了。

クリーンエアはすんなり前付け出来たと思いきや、4コーナーで外から被されてポジションを落とし、直線も外から次々に入られて進路を消され、鞭を使うことなくレースが終わってしまった。完全に不完全燃焼。馬群の切れ間から見えたはずのジャンタルマンタルの独走は鮫島さんの目にはどのように映ったのだろうか。

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