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【レース回顧Vol.188】第136回目黒記念

レース結果・収支

1着【-】ボッケリーニ(2番人気)
2着【-】マイネルウィルトス(6番人気)
3着【-】ウインキートス(8番人気)
4着【▲】ディアマンミノル(10番人気)
・・・
6着【△】パラダイスリーフ(1番人気)
・・・
9着【○】フライライクバード(7番人気)
10着【△】バジオウ(3番人気)
・・・
15着【◎】ベスビアナイト(9番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:66,700/70,000(95.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

1~3着ノーマーク、軸馬惨敗。穴で狙ったディアマンミノルそれ4。豪快に外し過ぎて何の感想もない。とりあえずボッケリーニは距離長いほうが走るっぽいね。新潟大賞典、中京記念、中日新聞杯で◎打っても来ないはずだわ。


テーマの振り返り

単勝10~20倍台の軽ハンデ馬を狙え→保留

ハンデ戦らしく格下の健闘が目立ち、新聞に△が2つ3つ付く程度の単勝10~20倍台の馬が馬券に絡むことで荒れている。2018年はワンツーフィニッシュ、2012年は2着と3着、2014年も1着と3着に来ており、「オッズ張り」はお手軽なのに有効。

2着に単勝オッズ11.0倍のマイネルウィルトス、3着に18.9倍のウインキートスが来たものの、いずれも軽ハンデとは言えず(マイネルウィルトスは56kg、ウインキートスは牝馬54kg)。ただ「微妙なオッズ」の馬が上位に来やすいのは合っていた。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週からCコース使用で、内の荒れた部分が結構カバーされて外伸びが吸収された印象。バイアス的にはフラットと判定。クッション値は金曜が8.2、土曜は9.0と天候と共に回復。先週の日曜は8.9、オークスは2分23秒9で決着。超高速ではないが芝は軽くて時計が出る馬場状態。明確な逃げ馬不在で、前付けしたい馬も少ない。昨年と同様、行った者勝ちになりそう。控えたらアウト。枠は外より内。

レース指標

LAP:7.2-11.4-11.7-12.9-13.1-12.4-12.8-12.3-11.9-11.7-11.3-11.2-12.2
勝ち時計:2.32.1(良) テン3F:36.7 上がり3F:34.7

前年の覇者ウインキートスが外枠から果敢に先頭。バジオウ、フライライクバード、ボッケリーニは黙って付いていくだけで競りかけずスロー。ウインキートスは直線半ばまで持ったまま、直後からボッケリーニが追い上げてきて一騎打ち。ボッケリーニが抜け出し、混戦の2着争いを従えてゴール。「昨年と同様、行った者勝ちになりそう。控えたらアウト。枠は外より内。」ってそのまんま。知り過ぎていた。にも関わらずハズレ。何故◎ベスビアナイトにしたのか。レース前の自分を問い詰めたい。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ボッケリーニ

一貫して内を進むボッケリーニ(赤矢印)。
ウインキートス(青矢印)との間に他の馬はおらず、3馬身ほど開いていた。
ウインキートス(青矢印)を射程圏に入れて追い出すボッケリーニ(赤矢印)。
前のバジオウ(緑矢印)は余裕が無く内を締めに行かない。

スタートしてすぐに内に入れ、バジオウの後ろに入って追走。道中はウインキートスの後方3馬身ほどの位置にいて、3コーナーから4コーナーにかけてもインベタ。直線も内からの追い上げ。徹底したインワークできっちり2,500Mを走り抜いた。バジオウを交わした後は外に膨らんだものの大勢に影響は無かった。ただ今回は枠とペースに恵まれた感があり、過剰な評価は控えたい。

2着【-】マイネルウィルトス

最初のコーナーまでに進路を確保すべく外へ切り出すマイネルウィルトス(赤矢印)。
「ダービー6V」武豊騎手騎乗のアリストテレス(青矢印)を押しのけて前へ。
噛みつくような仕草に見えたのは気のせい?(パトロールビデオで確認してみてね)

スタート直前にゲートの中でチャカついて僅かに出遅れ。その上プリマヴィスタに前を横切られて行き損ね、馬群の後ろからの競馬。しかし最初のコーナーまでに進路を確保すべく外へと誘導し、外にいたアリストテレスを押しのけて前へ。緩い流れで外にいたためリカバーは容易で、3コーナーまでに単独3番手まで押し上げ成功。自分から動いたというよりは馬が勝手に上がっていった感じで無理したところはなかった。直線はジリジリとした伸びでもどかしかったが、混戦の2着争いを僅かに制した。自在な立ち回りを活かすには距離は長いほうが良いらしい。

3着【-】ウインキートス

ウインキートス(赤矢印)は外枠からでも内に寄せただけでハナへ。
ウインキートスが速いのではなく、他の馬の行き脚が総じて緩かった。

日経賞は外枠ですぐに最初のコーナー&スタート直後にスマイルに寄られて終わったが、今回は最初のコーナーまでが長くて行き脚が緩い馬ばかりという状況であっさり前に行ってハナまで取り切った。道中後ろから突いてくる馬はおらず、自分のペースでゆったり逃げ。仮にも前年の覇者を先頭で放置するってどうなんだと思った。結局ボッケリーニに捕まってしまったが、自分のやりたい競馬は出来た。前年の覇者で前に行けるこの馬を単勝18.9倍の8番人気に留めた大衆は寝ていたのかもしれない。私を含め、無印にした人は反省すべき。

4着【▲】ディアマンミノル

ラスト200Mを切ってから猛チャージするディアマンミノル(赤矢印)。
ここからマイネルウィルトス(青矢印)、ウインキートス(緑矢印)とハナ・ハナ差。

スタートを出た瞬間からモッサリなのはいつも通りで、今回も後ろからの競馬。ゆったりペースは想定内で、展開は全く向かず。直線に向くところで後ろから2頭目、完全に詰み。だったはずが、残り200Mを切ったところからグイグイ加速。正直あと100M、いや50Mあれば全てを飲み込んでいた。前走はトラックバイアス無視、今回は展開無視での突っ込み。凄いんだけど、馬券を買う側からしたら4着ではお金にならないのよ…。

6着【△】パラダイスリーフ

当初の位置取りが悪く、押し上げて馬群の中を進むパラダイスリーフ(赤矢印)。
直線に向いて上手い具合に前が開き、追い出し放題のパラダイスリーフ(赤矢印)。

行き脚が緩い上にルメール騎手も促さず後方からの競馬。1コーナーで内に入れ、向こう正面では馬群の真っ只中を追走。4コーナーでも周りが壁で動けなかったが、直線に向いてすぐに前が開いて追い出し放題になった。しかし追い出しても弾けず、ラストにかけて前に迫れていたが勝ち負けには至らなかった。完全に力負け。馬柱が綺麗で人気するいつものパターン。

9着【○】フライライクバード

手応えが怪しく、前も塞がって劣勢のフライライクバード(赤矢印)。
内前は混雑していて、一段後ろからでは厳しかった。

タイミング良くゲートを出て、ウインキートスの後ろを付いていく形で前へ。内のバジオウに行かせて3番手を進んでいたが、途中で外からマイネルウィルトスに交わされ、内からボッケリーニにも並ばれて5番手付近。直線に向いた時点で手応えが怪しく、前も窮屈になってフェードアウト。スローなら内前が基本とはいえ、十分なスペースが無ければ逆効果。今回はウインキートスぐらい思い切った競馬が出来ないと厳しかった。

10着【△】バジオウ

4コーナーを2番手で手応え十分に回ってくるバジオウ(赤矢印)。
近くに上位3頭がいるように「勝てる位置取り」だったが…。

スタートを決めて行き脚も付き、ハナに立つかと思ったが、ウインキートスにすんなり行かれて2番手。緩い流れを単独2番手で付いていって脚を温存、抜群の手応えで直線に向いてウインキートスを交わしに行こうとしたところ、内からボッケリーニに併せられて劣勢。残り300Mを切ったところでボッケリーニに前に出られた後は力なく下がっていった。力負けもあるが、それ以上に距離が長かったように思う。距離短縮で見直し。

15着【◎】ベスビアナイト

内でもがいて伸びを欠くベスビアナイト(赤矢印)。残念ながら力不足。

スタートを決めた上でやや促して5番手の外。スローで前付けは基本のキなのでこれはナイスと思った。向こう正面は馬群の中を進み、内を通って直線で前を捌くのみというところまで持っていけたものの、残念ながら全く弾けず。明らかに力不足。他に前に行く馬は幾らでもいたのに、この馬を軸に据えたのは自分でもよく分からない。反省。

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