【レース回顧Vol.189】第75回鳴尾記念
レース結果・収支
1着【-】ヴェルトライゼンデ(2番人気)
2着【△】ジェラルディーナ(4番人気)
3着【-】サンレイポケット(3番人気)
・・・
5着【○】キングオブドラゴン(5番人気)
6着【◎】カイザーバローズ(1番人気)
7着【▲】ショウナンバルディ(6番人気)
・・・
9着【△】ヤシャマル(8番人気)
・・・
馬複7点ハズレ 3連複3点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:66,700/71,000(93.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980
率直な感想
池江泰寿調教師、鳴尾記念6勝目。ヴェルトライゼンデは久々でも追い切り量・質共に充実していて勝たれてもおかしくなかった。前が有利と読んでも結果は差し決着ってのもあるあるだよね。
テーマの振り返り
テーマ無しにつき省略。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.4-11.3-12.4-12.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.1-11.9
勝ち時計:1.57.7(良) テン3F:36.1 上がり3F:34.3
キングオブドラゴンがハナ、ショウナンバルディが2番手と隊列はすんなり決まったものの、直後もしっかり付いてきて、パトリックを除く9頭が10馬身の圏内。4コーナーで既にキングオブドラゴンの手応えが怪しく、直線はガチの追い比べに。位置取りの差が無いのであれば地力勝負。馬群の中からヴェルトライゼンデが突き抜け、外から飛んできたジェラルディーナ、その内から伸びてきたサンレイポケットを抑えてゴール。連続開催9日目、Bコース替わりでも1分57秒7は速過ぎ。ちなみにスローだった昨年は2分00秒7での決着だった。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【-】ヴェルトライゼンデ
最内のパトリックが遅く、内に寄せてラチ沿いを確保して中団。道中はカイザーバローズにずっと蓋をされて動けず、当初の位置取りのまま直線へ。全馬が5~6馬身の範囲からの追い比べで負けるはずはなく、進路を確保してからは楽に突き抜けた。1年4か月振りの実戦でも5月初めから坂路で連日ビッシリ追われていて、4ハロン50~52秒台を連発。勝つためのプロセスを踏んでの勝利。しかし久々でこれだけやって、次走上積みがあるのかと言えばちょっと疑問。
2着【△】ジェラルディーナ
馬なりで内に寄せてカイザーバローズの後ろへ。折り合いは綺麗に取れていて、当面の強敵の背後という絶好の位置取り。4コーナーで若干追っ付け気味だったが許容範囲、直線で馬場の良い大外に持ち出してスパート。徐々に加速が付いてきたところがゴールで、脚を余した感があった。エンジンの掛かりが鈍いのが難点。距離はもう少し長いほうが良さそう。
3着【-】サンレイポケット
スタートから手綱を揺らして促したものの進んでいかず、結局いつも通りの後方待機。道中はヴェルトライゼンデの後ろで、先頭からは10馬身ほどの圏内。ジェラルディーナと同様に4コーナーの手応えがイマイチで、肩鞭が何度か入って直線へ。直線は外へ行ったというより外に膨らんだような感じで、ヴェルトライゼンデの後ろでモタついた後は最終的に内から伸びてきた。全体的に素軽さが足りない立ち回り。加齢によるところが大きそう。
5着【○】キングオブドラゴン
スタートから促して内に入れ、最初のコーナーでハナ確定。しかしショウナンバルディが半馬身差でぴったり付いてきて一息入れることができず、1,000Mを60秒1で通過。後続もしっかり付いてきていて、もはや先頭を走っているだけに過ぎなかった。4コーナーも手応え劣勢、直線はただ沈むだけかと思ったがラスト200Mぐらいまで粘っていた。1分58秒0で走り切った経験は次走以降で活かせそう。
6着【◎】カイザーバローズ
五分のスタートを決めて馬なりで内に入っていき、ヤシャマルの後ろで折り合いに専念。丁度内にヴェルトライゼンデがいて、これを外からマークする形になった。3~4コーナーにかけてもずっと外に張り続けてヴェルトライゼンデの外への進路を潰し、自らはヤシャマルの外へ出してスパート。これで上手く行ったかと思ったが全く伸びず、ラストは外ジェラルディーナ、内サンレイポケットにあっさり交わされて完敗。残念ながらこれは力負け。マイナス8kgの馬体重は絞れたのではなくてガレていた可能性あり。
7着【▲】ショウナンバルディ
スタート後はあわよくばハナという感じで出てきたが、内からキングオブドラゴンがハナを主張するとすんなり先を譲って2番手。2番手とはいっても後方外をぴったりと付いて回り、キングオブドラゴンにプレッシャーを与え続けた。逃げ馬に楽をさせない意図は伝わってきたが、結局自らもしんどくなり、直線で内からギベオンに来られた辺りで一杯になって後退。この馬にとっては時計も速過ぎた。
9着【△】ヤシャマル
大外枠から促して内に寄せ、ギベオンと並んで3番手を確保。4コーナーでショウナンバルディの外から交わしに行ったところ、フォームがバラバラになって失速。押しても全く進んでいかず、バタバタとした走りで後ろに下がっていった。結果的に積極的に行ったのが裏目に出た形だが、舌を越していて気が抜けた走りになっていた。
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