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【レース回顧Vol.289】第71回阪神大賞典

レース結果・収支

1着【▲】ジャスティンパレス(2番人気)
2着【◎】ボルドグフーシュ(1番人気)
3着【-】ブレークアップ(5番人気)
・・・
5着【○】ディープボンド(3番人気)
・・・
馬複1点ハズレ 馬単1点ハズレ 3連複1点ハズレ 3連単1点ハズレ
レース収支:-400 累計回収/投資:29,430/37,000(79.5%)


率直な感想

レースが始まって早速2つの違和感が。アフリカンゴールドがハナなんだけど、溜めてる。それとボルドグフーシュが普通にスタートを決めて前にいる。2周目1コーナーで外の進路を確保したのを見て勝ったかなと思ったけど・・・。ディープボンドの敗因は明確。上がり勝負だとキツい。今回ジャスティンパレスから買えた方は間違いなく予想上手。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜に12.5ミリ、金曜から土曜にかけて合計20ミリの降雨を記録。火曜に芝刈り、火曜と木曜に散水を実施。含水率は4コーナー12.2%、ゴール前10.0%、日曜朝時点のクッション値は9.2と、朝の時点で回復傾向。メインレースまでに良に回復しそう。

  • 馬場の中央、ラチから5頭分外辺りが最も伸びている。内ピタ先行のメリットは薄く、大外一気も非現実的。バイアス的にはフラットの判定。10Rの淀屋橋S(4歳以上3勝C/芝1,200M)が1分8秒2で決着しており、馬場が緩い割に時計は速い。

  • ペース想定:遅い(62秒台~)

  • アフリカンゴールドの単騎逃げ。ボルドグフーシュは後ろからしか行けないので早い段階で縦長になりそう。後続の仕掛けが遅れると前残りの可能性がある。ボルドグフーシュの仕掛け次第。

レース指標

LAP:13.0-12.3-13.3-13.3-13.0-12.8-12.5-13.2-12.6-12.2-11.9-11.6-11.4-11.3-11.7
勝ち時計:3.06.1(良) テン3F:38.6 上がり3F:34.4

レースの振り返り

ディープボンドが押しまくるすぐ内からアフリカンゴールドが抜け出してハナ。そのままどんどん離して・・・いかない。溜めてる。最初の1,000M通過は64秒9。いくら何でも遅過ぎだろ。ボルドグフーシュは珍しく前に行けているなぁと思ったが、単純な話で周りが遅過ぎて内枠の分前に出られただけ。ポジションを取らされた、なんて珍しいことが起こってしまった。

ディープボンドはアフリカンゴールドを行かせての2番手、ジャスティンパレスはアフリカンゴールドの直後の3番手。スロー適性はジャスティンパレスのほうがマシ、というかディープボンドには完全に不向き。ボルドグフーシュも位置は取れているけど、これら2頭より後ろに位置している以上、これらに止まってもらえないとしんどい状況。

ジャスティンパレスは直線でアフリカンゴールドに突っかかってバランスを崩すシーンがありながら、冷静に体勢を立て直して突き抜け。ボルドグフーシュはモタモタ。ディープボンドは失速。アフリカンゴールドがタレずに頑張って、ボルドグフーシュがこれを交わしに行くタイミングで外からブレークアップが猛追。ボルドグフーシュはジャスティンパレスに2馬身近く離された上に辛うじて2着という完敗の内容だった。

ラスト1,000Mは57秒9。前後半で7秒も違う極端な後傾ラップ(昨年は4秒1後傾、一昨年は0秒7後傾)で、前付けの馬が速い脚を使った(アフリカンゴールドですら上がり3ハロン34秒8)ことで後ろから行った馬は出番無し。今年の天皇賞春は4コーナーを下って直線平坦の上がり偏重型の京都で行われるので、今回の上位入線馬は天皇賞春でも上位に来ると思う。ジャスティンパレス>ボルドグフーシュの順序立ては京都に替わって一層拡大しそう。

ジャスティンパレス(赤矢印)は体勢を崩しながらも進路を確保して突き抜け。
同じ位置にいたディープボンド(黄矢印)は置かれてしまう。
ボルドグフーシュ(青矢印)は4コーナーから被せ差しに持ち込みながらモタモタ。
そこへワンテンポ遅らせてブレークアップ(緑矢印)が追い込む。

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