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【レース回顧Vol.131】第60回スポーツニッポン賞京都金杯

レース結果・収支

1着【△】ザダル(7番人気)
2着【-】ダイワキャグニー(11番人気)
3着【-】カイザーミノル(2番人気)
・・・
6着【◎】エアロロノア(1番人気)
・・・
11着【▲】ルークズネスト(3番人気)
12着【○】ヴィジュネル(8番人気)
馬複5点外れ 3連複10点外れ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:0/2,500(0%)


率直な感想

知ってたけど、内がめっちゃ伸びる。ザダルは最初から内突きに賭けて、馬群を捌いて出てきた。松山さんスーパーナイス。内前から押し上げたダイワキャグニーとカイザーミノルが2、3着。ダイアトニックはまともなローテだったら突き抜けていたと思う。エアロロノアはスタートで僅かに後手を踏んだのが痛かった。ルークズネスト、シュリもスタートをしくじって終了。でもザダルも出遅れてたんだよね。言い訳にならない。


テーマの振り返り

内のグリーンベルトに注意→ビンゴ!

昨年はケイデンスコールが内から突き抜け、外枠から果敢に行ったエントシャイデンが内一杯に粘って3着。新春中京は内が荒れているように見えるのに内伸び連発。外は距離をロスするだけでメリット無し。

ザダルは内突き、ダイヤキャグニーとカイザーミノルは内前からの押し切り。後方から外を回したエアロロノア、ヴェロックスは掲示板にも載れなかった。新春中京は内前ジャスティス。

軽ハンデ馬(格下馬)に妙味→ハズレ

過去10年の勝ち馬のうち8頭はここが重賞初勝利だった(中山金杯は5頭)。中山金杯とは逆に重ハンデ馬(実績馬)が苦戦している。ここが重賞初勝利となりそうな馬を狙い撃ちたい。

重賞ウイナーのワンツー。中山金杯とあべこべの結果になってしまった。ちなみに昨年も重賞ウイナー(ケイデンスコール)が勝った。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

前述の通り、内にグリーンベルト出現。昨年と同様なら内前有利。今年は前に行きたい馬が多いが、テンの速い逃げ馬は不在。ディアンドル、トーラスジェミニ、サトノフェイバー辺りが固まって先導。ヴィジュネル、カイザーミノル、ダイワキャグニーも前付け。1,000M通過は昨年と同じ58~59秒位。内前グリーンベルトが本線も、これだけ内前が賑やかなら昨年ピースワンパラディが通った外前からの差しが上回るか。

レース指標

LAP:12.1-10.5-11.5-12.0-11.7-11.5-11.6-12.0
勝ち時計:1.32.9(良) テン3F:34.1 上がり3F:35.1

振り返り

内を通った馬が4着までを独占。これは良いとして、バスラットレオンがこれほど飛ばしていくとは想定外だった。縦長の展開になり、後ろに置かれて直線で外に振った馬は漏れなく圏外という大味なレースになってしまった。今回後方から外に振った馬はノーカウントで良いのでは。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【△】ザダル

シュリとルークズネストの間で本馬も出遅れ。道中は外に持ち出さず馬群の中に入れ、4コーナーも後方のまま。直線も窮屈なところで我慢しつつ、ダイワキャグニーの直後に入ってこれを外から交わした。冷静沈着なコース選びとスパート。これは騎手の勝利。予想のプラス要素で「関越S、エプソムCとハイペースを突き抜け。流れるレースに強い。」と書いたが見立て通りだった。

2着【-】ダイワキャグニー

スタートから行き脚が付き、バスラットレオンとサトノフェイバーの主導権争いから離れた3番手を追走。4コーナーで前に追い付き、直線に向いて早めにスパートして残した。差し決着の毎日王冠で先行してシュネルマイスターとコンマ3秒差の馬で前に行くんだから押さえとけよって話だったらしい。予想のマイナス要素で「負担斤量57.5kg以上【0・0・0・7】でカンカン泣き傾向あり。」と書いたが、人気が無いなら無視すべきだった。

3着【-】カイザーミノル

カイザーミノルに鞭が入ったのはここ(赤矢印)。残り200Mのハロン棒は過ぎている。

ダイワキャグニーより楽に前に取り付き、他に行かせる形で5番手追走。4コーナーでなるべく内を通り、ダイワキャグニーの直後を取って直線へ。残り200Mを切ったところでスパートをかけたが届かなかった。脚を余し気味で、もう少し積極的に行っても良かったように思う。

4着【-】ダイアトニック

一貫して左鞭なのに内に入っていくダイアトニック(赤矢印)。内に馬がいなくなったから?

浮き上がるようなスタートから内に入れ、道中は一貫してラチ沿いを通っていた。ひたすら内を通り続け、直線でダイワキャグニーの内から抜きにかかったが僅かに及ばなかった。岩田康誠騎手の右手は引っ張り通しで、内にササったような走りになっていた。

6着【◎】エアロロノア

内からクリノプレミアム(黄矢印)、外からヴェロックス(青矢印)に押し込まれる
エアロロノア(赤矢印)。それでもめげずに追い込んできたが・・・。

スタートから内に入っていったがポジションは取れず、ディアンドルに内から張られて後方からの競馬。道中はディアンドルの後ろに付け、直線でディアンドルを外に弾きながら追い込んできたが、途中で進路が狭まる不利。減速するようなことはなく、勝敗には影響しなかったとはいえ、後ろから行くとこういう不利を受ける可能性が高まる。今回のところはポジションの悪さと力負けが半々といったところ。

9着【△】バスラットレオン

本馬にとってアンラッキーだったのは隣がサトノフェイバーだったということ。サトノフェイバーの行き脚が良く、前で勝負をかけた本馬と競り合う形になってしまった。しっかりとした逃げを打てたのは収穫。今後は展開利を見極めた上で狙っていきたい。

10着【△】シュリ

出遅れた後も行き脚が付かず、最初のコーナーで最後方になった時点で終了。一貫して内を通り続けたが、直線は前が開かず付いて回っただけ。全く競馬をしておらず、今回の結果は度外視が妥当。

11着【▲】ルークズネスト

ゲートにもたれかかるようなスタートで完全に行きそびれ後方からの競馬。シュリと違って内に入れず、直線の進路は外。内から押されて更に外に行ってしまい、何もさせてもらえなかった。当然度外視だが、酷い競馬だった。

12着【○】ヴィジュネル

バスラットレオンとサトノフェイバーの後方、内の4番手を付いていき、距離ロス無く進めたものの、直線に向いて何故か外へ。追走で脚を使ってしまったのか、スパートに無反応で後ろに下がっていった。これは力不足。

16着【-】ディアンドル

スタートしてからずっとテンションが高く、道中は力んだ感じで走っていた。4コーナーで外を回し、直線に向いたところで内からエアロロノアに弾かれて一気に戦意喪失。そこからノーステッキで流してシンガリ負け。今回初ブリンカーだったが、何の効果もみられなかった。

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