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【レース回顧Vol.196】第58回CBC賞

レース結果・収支

1着【-】テイエムスパーダ(2番人気)
2着【○】タイセイビジョン(3番人気)
3着【△】アネゴハダ(1番人気)
4着【△】スマートリアン(5番人気)
・・・
7着【▲】スティクス(6番人気)
・・・
12着【◎】ファストフォース(4番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:78,650/79,500(98.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

前にいないと話にならないのは知り過ぎていた。だから◎ファストフォースにしたし、▲スティクスも押さえた。テイエムスパーダが行くんかい!で、1分5秒8でしょ?こんなもん、後ろから交わすのは不可能。今村聖奈騎手、重賞初騎乗初勝利おめでとう!


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

夏の小倉開幕週は超高速で、昨年はスプリントの条件戦でいきなり1分6秒台が出た。今年もスプリントの1勝クラスで1分7秒0をマーク。この中間は降雨が無く、散水のみの実施で土曜朝時点のクッション値は9.4。日曜は雨模様の予報だが雨量は大したことは無さそうで、引き続き超高速の見立てで考えたい。小倉芝1,200Mはスタートから下って直線平坦という高速リンク。時計が速くて前が止まらない。こうなると展開以前の問題で、直線に向いたところで前のほうにいないと間に合わない。大外のファストフォースが内を締めながらハナに立つとすると、外寄りの枠に入った馬はレースがし易い一方、内枠に入った馬は積極的に出していかないとポジションが悪くなりそう。

レース指標

LAP:11.4-10.0-10.4-10.9-11.1-12.0
勝ち時計:1.05.8(良・レコード) テン3F:31.8 上がり3F:34.0

ファストフォースの行きっぷりが悪過ぎてハナに行けず、代わりにスティクスが行くのかと思いきや内からテイエムスパーダがあっさり先制。48kgで持ったままって、これもう決まったやん。1,000M通過53秒8って新潟直千か?直線に向いてアネゴハダでも離され過ぎって意味不明。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】テイエムスパーダ

スタート直後に外に行き、馬場の中央を走るテイエムスパーダ(赤矢印)。
この後、快速を効かせて先頭でラチを取り切る。
先頭のテイエムスパーダ(赤矢印)はマイペース。
後続が焦って追い上げにかかる典型的な逃げ切り成立パターン。

勝利騎手インタビューで今村騎手が「スタート直後に外に行って他の馬に迷惑を掛けた」と言っていたが、その通りで内枠なのに外に行って距離ロス。しかし外からの締め付けがなく、そのまま内に入れてハナを取り切った。テン3ハロン31秒7という異次元のペースでも先頭で楽な手応えを有していて、4コーナーを回り切ったところで既に勝負あり。48kgだし、直線平坦だし、超高速だし、どうやっても残るパターン。果敢に行かせ切った今村騎手の度胸に拍手。

2着【○】タイセイビジョン

後ろから行くのは仕方ないにしても、
シレっとラチを取り切るタイセイビジョン(赤矢印)。
4コーナーでロードベイリーフ(青矢印)の内を狙うタイセイビジョン(赤矢印)。
冷静過ぎる立ち回り。しかしここまで完璧に乗っても2着・・・。

多分、というか絶対このメンバーで一番強いのはタイセイビジョンだと思う。しかし小倉芝1,200Mを勝つために必須の「先行スキル」を持っていないのでこうなる。道中のポジショニング、4コーナーから直線に向く時の進路取りには正直鳥肌が立ったが、やはり間に合わなかった。

3着【△】アネゴハダ

テイエムスパーダ(赤矢印)に前を割り込まれ、
番手の競馬になるアネゴハダ(赤矢印)。勝負の分かれ目はココ。

テイエムスパーダと違ったのは序盤の行かせ方。アネゴハダも行こうと思えば行けた脚色だったが、テイエムスパーダにあっさり前に入られて番手追走。4コーナーで差を詰めるどころか逆に離され、直線に向いて更に離されてしまった。力負けではなく、位置取りの差で負け。

4着【△】スマートリアン

後方から大外をぶん回すスマートリアン(赤矢印)。
今回は不利を受けずに全力を出し切った、のに5馬身以上負け・・・。

若干浮き上がるスタートで後方からの競馬。馬なり追走で前から離され、3コーナー手前から徐々に追い上げ開始。大外をぶん回してドリフトを効かせながら直線に向いても前からは10馬身以上離されていた。これでは絶対に届かない。4着に来ただけ凄いというべきか・・・。

7着【▲】スティクス

テイエムスパーダ(青矢印)との間を開けて追走に回るスティクス(赤矢印)。
「疑似逃げ」のつもりだったのだろうが・・・。

ファストフォースの行きっぷりが悪く、先制に成功。しかし内にテイエムスパーダの存在を認めると、競らずに2番手追走に切り替え。テイエムスパーダの側につけず、敢えて離して走っていたが、4コーナーで付いて行けなくなってフェードアウト。今日の馬場は控えたら負け。

12着【◎】ファストフォース

スタートからいきなり押しまくり。それでも前に行けないファストフォース(赤矢印)。

発走直前に蹄鉄の打ち替えがあり、雲行きが怪しいなぁと思ったらスタートから行けず押し通し。このところ行き脚が悪く、昨年勝った小倉なら大丈夫でしょと考えたが甘かった。3コーナー付近で無理矢理ポジションを上げていったものの4コーナーで外からの馬に呑まれ、直線でフェードアウト。仮に前に行けたとしても、今年に関しては48kgのテイエムスパーダが出走してきた時点で万に一つの勝ち目も無かった。

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