【レース回顧Vol.50】第69回京都新聞杯
う~む、レッドジェネシスが勝っちゃうんですか。ヴェローチェオロは直線に向いて次第に空気化。自分の予想が全く当てにならない。紐はしっかり来ているから質が悪い。むしろ勝ちそうにないと思った馬を軸にしたほうが良いような感じがしてきた。
ルペルカーリアが好スタート。内ではワイドエンペラーもスタートを決めて前を窺う。
大方の予想通りブレークアップが先制したが、かなりゆったりとした逃げ方。ルペルカーリアは2番手で抑えるのが難しそう。
結局ルぺルカーリアが痺れを切らせて先頭。ブレークアップは追い掛けず番手からの競馬を選択。ヴェローチェオロは内枠を活かして3番手の内を確保。
前の2頭が後続を離しながらの逃げで隊列は縦長。レッドジェネシスは後方4番手の内を追走。マカオンドールはこの後ろ。
4コーナーから直線へ。ルペルカーリア(青)は内ピタで粘り込み態勢。レッドジェネシス(黄)とマカオンドール(緑)は後方から外を回しての進出。
これはルペルカーリア圧勝かと思いきや、何故かしきりに外を向いてなかなか加速が乗らない。ブレークアップは早々に失速、ヴェローチェオロの伸びもイマイチで、むしろその内に潜り込んだトーホウバロンの手応えがいい。外からレッドジェネシスとマカオンドールが伸びてくるがまだ距離がある。
残り200Mの標識を過ぎたところでルペルカーリアの手応えは一杯、レッドジェネシスとマカオンドールが差を詰めてきた。前半飛ばしていったツケが回ってきた模様。
レッドジェネシスが差し切って、ルペルカーリアが2着に粘り込んで友道厩舎のワンツー。マカオンドールは及ばずの3着。何でこの展開でルペルカーリアを交わせないのだろうか。
明確な逃げ馬不在。前走逃げの手を打ったブレークアップがここも行きそう。スタートが決まればワイドエンペラーも前に行く。ルペルカーリア、ゲヴィナーも前へ。1,000M通過は61~62秒台のスローを想定。展開的には前が止まる要素に乏しいが、速い上がりの脚は必須。
ドボン。未勝利脱出直後のブレークアップをペースメーカーに見立てたのは無理があった。毎日杯でハイペースを経験した直後のルペルカーリアの行き脚が軽く優って1,000M通過59秒9。番手で追った組が失速して、後方待機のレッドジェネシスとマカオンドールに流れが向いた。
1着△レッドジェネシスは外枠から次第に内に入れていき、最初のコーナーでラチ沿いに到達。4コーナー手前で早めに仕掛けて外の進路を確保、直線一杯を使ったロングスパートが決まった。この勝利によりダービー出走当確。ただ今回は展開が嵌った感が強く、ダービーでは厳しそう。
2着△ルペルカーリアは押し出されるような形での逃げ。馬なりに進めて1,000M通過60秒を切るペースだったが、毎日杯と比べればスロー。直線に向いて真っ直ぐ走らなかったのと、残り200Mが余計だった感。距離短縮で番手追走ならすぐ勝ち上がりそう。
3着○マカオンドールは外に寄りかかるようなスタートで行き切れず後方からの競馬。縦長の展開で後方のまま動き無し。すぐ前でレッドジェネシスが動いていった場面でも周りが壁で動けず。直線ではレッドジェネシスと脚色が同じで交わすところまでは至らず。ゴールドシップ産駒らしく馬場は緩んでいたほうが良いのかもしれない。2分11秒5で走ったので良しとすべきか。
5着◎ヴェローチェオロは内枠を活かして早々と3番手の内を確保。ただ想定していたよりペースが速く、3コーナーを過ぎた辺りで早くも追っ付け気味。前から離されていて内枠先行の利を活かせず、むしろ淀みない流れを付いて行かされての負け。しかしこの位の相手なら3着ぐらいには来てもらいたかった。
10着▲ブレークアップは一旦逃げの手に出ながら、ルペルカーリアが出てきたところで早々に番手からの競馬を選択。番手に控えたというよりは付いて行かされる形で、直線に向いたところでルペルカーリアに付いて行けなくなりジ・エンド。未勝利勝ち直後の同馬にとっては荷が重過ぎた。
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