【レース回顧Vol.285】第59回金鯱賞
レース結果・収支
1着【◎】プログノーシス(1番人気)
2着【○】フェーングロッテン(3番人気)
3着【▲】アラタ(6番人気)
・・・
7着【△】ヤマニンサルバム(4番人気)
8着【△】マリアエレーナ(2番人気)
・・・
馬複4点的中!(12.5倍) 3連複6点的中!(44.2倍)
レース収支:+4,670 累計回収/投資:29,430/31,900(92.3%)
率直な感想
プログノーシスは最後の枠入りでもスタートが甘かったけど、最初から大外枠だったのでリカバリーし放題。フェーングロッテンの単騎逃げは緩く、外をゆったり追い上げて4コーナーで中団付近。中日新聞杯より物凄く楽な競馬をしていた。仮にこのレースが18頭フルゲートで、内枠の奇数番を引いていたら外に出すのが遅れて負けていたと思う。マリアエレーナが飛んだのも結果的に内枠が仇。開幕週の内前なんて勝ち負けして当然と考えるのが普通。でもそうならなかった。そもそも今年はそこまで内前ではなかった。競馬ってつくづく些細なことで結果が左右されるなぁと思った。
テーマの振り返り
※2017年より従来の12月から施行時期移行。大阪杯の前哨戦としての位置付けとなる。
逃げ粘りが頻発→ビンゴ!
今年は開幕週にしては内前絶対ジャスティスではなく差しもそれなりに効く馬場だったが、フェーングロッテンが逃げ粘って2着。金鯱賞と言えば逃げ残り、逃げ残りと言えば金鯱賞。これ、来年のテストにも出ます。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
今週は好天続きで降雨無し。月曜と水曜から金曜にかけて散水を実施。含水率は4コーナー12.3%、ゴール前12.1%、日曜朝時点のクッション値は9.0。入念に散水されて硬くもなければ柔らかくもない絶妙な状態。
前開催(12日間)は前半8日がAコース、後半4日がBコースで施行。今開催は6日間開催で、前半4日は1月22日以来のAコースで施行。土曜の芝は10Rの恋路ヶ浜特別(4歳以上2勝C/芝2,000M)で4コーナー8番手のエスコバルが外から差し切っており、その他のレースでも人気薄の差しが目立った。時計は開幕週にしては大人しい感じがする。バイアスはフラットと判定。
ペース想定:平均(60秒台)
明確な逃げ馬は不在。中山金杯で仕掛けたフェーングロッテンがここもハナか。最内に入ったテン乗り横山典弘騎手のアラタが仕掛けるかもしれない。マリアエレーナとヤマニンサルバムが逃げ馬の後ろをマーク。開幕週だが前が絶対有利という感じではなく、時計もそこそこ要しているので後ろからでも離されなければ十分勝負になる。
レース指標
LAP:12.7-10.9-12.7-12.5-12.1-12.2-12.1-11.2-11.6-11.8
勝ち時計:1.59.8(良) テン3F:36.3 上がり3F:34.6
レースの振り返り
やはりこの男が仕掛けてきた。アラタ@横山典弘。フェーングロッテンがハナを主張してきたのを見てスッと下げ、ヤマニンサルバムにも行かせて3番手。何年競馬を見てきたと思ってんのよ。こうすることぐらい簡単に読めました。で、本来ここに入りたかったマリアエレーナはこの後ろという憂き目に遭っていた。この時点でなんかヤバいなと思った。
プログノーシスはスタートが甘く、今回も最後方からの追い上げ。しかしそこはリーディングジョッキー川田将雅、無理なく外を通って押し上げていく。スローで馬群は固まり気味、4コーナーの位置取りを見て勝ったと思った。昨日の中山牝馬Sのスルーセブンシーズもこんな感じだった。
ゴチャつく内の争いを尻目にプログノーシスが悠々突き抜け。そうそう、中日新聞杯もこれを期待してたのよ。でも後ろ過ぎた。12頭立ての今回は4コーナー中団が容易に想像出来た。競馬予想は能力比較が基本だけど、枠順を含めた展開や馬場読みも重要な構成要素。今回は完璧に読み切った。
マリアエレーナは酷い前詰まりで競馬以前の問題。鞭は右手に持ったまま最後まで使われることはなかった。「開幕週だからマリアエレーナで決まり」と考えた人にとっては悪夢のようなレースになってしまった。だってみんなそこ(逃げ馬の後ろ)を取りたいもん。今回はアラタ@横山典弘が一枚上だった。
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