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【レース回顧Vol.275】第58回京都牝馬S

レース結果・収支

1着【○】ララクリスティーヌ(2番人気)
2着【◎】ウインシャーロット(1番人気)
3着【▲】ロータスランド(3番人気)
・・・
7着【△】ヒメノカリス(11番人気)
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11着【△】ルチェカリーナ(8番人気)
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馬複4点的中!(9.4倍) 3連複6点的中!(25.2倍)
レース収支:+2,460 累計回収/投資:12,920/20,400(63.3%)


率直な感想

ウインシャーロットのスタートは見ていて惚れ惚れする。絶対スタート決まって前にいるもんな。今回は他に行きたがりの馬がいないし、どう考えても勝ち負けだった。ラスト交わされたけど、これは勝ったララクリスティーヌが強かった。馬主のフジイ興産は重賞初勝利。川西能勢口駅前のララグランデに重賞優勝の垂れ幕架かるかな。ところで3連複も当たったんだけど、ロータスランド、どこから来た?確か4コーナーで一番後ろにいたよね。


テーマの振り返り

※2021年と2022年は阪神で代替施行。

距離短縮組優勢、距離延長組は大苦戦→ドンピシャ!

一昨年は1,000M通過57秒1、昨年は同56秒9のハイペースだったが、例年58秒後半から60秒台と流れが落ち着いており、スプリンターよりもマイラー寄りの馬が勝ち負けしやすい。前走から距離延長で連対した2017年2着ワンスインナムーンは1,200Mで連勝中だった。少なくとも前走で1,200Mを使って負けていた馬は出番無し。

距離短縮組のワンツー。穴人気していたルピナスリード(6番人気・13着)も難なくデリート成功。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜にごく弱い雨、水曜に粉雪が舞ったが、降水量としては無視できるレベル。水曜と金曜に散水を実施。含水率は4コーナー10.7%、ゴール前9.6%、土曜朝時点のクッション値は9.5。

  • 開幕週の先週はやや内前優勢といった感じで、外前からの差しもそれなりに効いていた。時計も滅茶苦茶速いということもなく普通。バイアスは考慮外、実力がストレートに出る馬場。

  • ペース想定:やや速い(58秒台)

  • この距離のフルゲートにしては珍しく、何が何でも逃げるという馬が見当たらない。スタートと行き脚が抜群に速いウインシャーロットが押し出される形でハナ。この直後に付けたいウォーターナビレラとロータスランドが共に外枠で、内から何かに出られるとマークに行けず前が楽出来そう。4コーナーで前のほうに位置した馬で決まりそうな感じ。

レース指標

LAP:12.2-11.2-11.7-11.4-11.1-11.2-11.6
勝ち時計:1.20.4(良) テン3F:35.1 上がり3F:33.9

レースの振り返り

サブライムアンセムが大出遅れ。ウインシャーロットはいつものように好スタート好ダッシュであっさりハナ確保。ララクリスティーヌは4~5番手を追走。ロータスランドは徐々に下げての競馬。4コーナーでウインシャーロットの直後が一団になるも、直線に向いてウインシャーロットが再加速。2番手以降が俄かに混戦になり、外を通ってララクリスティーヌが急追。ゴール間際でララクリスティーヌが僅かに前に出る。

結局ウインシャーロットの一人旅を止める馬は現れず、直線に向いて再加速したのをみてやっぱりなと思った。ララクリスティーヌは外にいたウォーターナビレラがあっさり失速したことで外の進路を確保して伸びてきた。驚きはロータスランド。4コーナーで最後方とはいえ内にいたのでまさかと思ったが、きっちり内を突いて上がってきた。岩田親父の内突きはマジで凄い。

上位に来た馬は4コーナーで内にいた馬ばかり。
差し込むにしても内で距離ロス無く乗らないと間に合わなかった。

買ってなかったところではフェルミスフィアの差し込み、ディヴィーナの内突き(失敗)、ウォーターナビレラの失速。フェルミスフィアはララクリスティーヌが抜けた後に外に持ち出して急追。スムーズならもっと際どかったかも。ディヴィーナは道中持って行かれるほど手応えが良く、直線に向いて待って差しが出来ていたが無念の前詰まりで失速。前を走っていたシゲルピンクルビーが内に寄ってきたのが運の尽きだった。

・シゲルピンクルビー号の騎手高倉稜は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:2番)

競走中の出来事等(JRA発表)
ディヴィーナ(黄矢印)は前が寄ってきて進路が無くなって失速。
ロータスランド(緑矢印)は最内のスペースから追い込む。
ララクリスティーヌ(白丸内赤帽)らが通ったコースがVロード。
これより外を回した馬は間に合わず。

ウォーターナビレラは外前からいい感じで上がってきたと思いきや直線に向いて程なく失速。18kg増もさることながら休み明けは走らないし、順当。そもそもこの馬、強いのか疑惑もある。あの桜花賞2着は単に内前馬場が向いただけのような気がしてならない。距離短縮という材料だけで巻き返せるほど競馬は簡単ではない。次走以降もマイル近辺で人気していたら疑いたい。

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