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【レース回顧Vol.182】第67回京王杯スプリングC

レース結果・収支

1着【▲】メイケイエール(1番人気)
2着【-】スカイグルーヴ(2番人気)
3着【-】タイムトゥヘヴン(5番人気)
4着【○】ワールドバローズ(8番人気)
・・・
6着【△】リレーションシップ(9番人気)
7着【◎】シャインガーネット(3番人気)
・・・
9着【△】ギルデッドミラー(6番人気)
・・・
馬複7点ハズレ 3連複7点ハズレ
レース収支:-1,400 累計回収/投資:37,180/61,900(60.1%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

馬場の回復が早かったこと、紐の1頭ギルデッドミラーが出遅れていきなり終わったこと、スカイグルーヴが控えてきたこと(これは結果オーライ?後述参照)、そして直線で軸馬シャインガーネットが内に入っていったこと。ここまで見当が外れると笑うしかない。唯一当たったのはリフレイムが外に行って馬券にならなかったことぐらい。メイケイエールは相変わらず折り合わないけど、ガーッと行くことは無くなった


テーマの振り返り

東京新聞杯組、高松宮記念組が好調→保留

東京新聞杯か高松宮記念を経由した馬は【7・5・3・23】、単回値189・複回値107とベタ買いでプラス。左回りの重賞との親和性が高い。

高松宮記念を経由したメイケイエール(1番人気)が順当勝ち。東京新聞杯を経由したワールドバローズ(8番人気)は僅かに及ばず4着。

外枠優勢傾向あり→保留

過去10年において4枠より内のワンツーは無く、3着が多い。軸と相手は5枠より外から選び、3着に4枠より内の馬を据えれば当たる?

外枠に収まった馬が勝ちやすいというのはテーマ通りだったが、今年は少頭数で4枠より内が4頭しかおらず、4枠のスカイグルーヴが2着に入ったので評価としては保留。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

先週は3コーナーから4コーナー、直線走路にかけて馬場の傷みが目立って外差し馬場になっていたが、今週からBコース使用でフラットに戻ると予想。土曜朝のクッション値は8.6(標準)、雨は弱く午前中までに上がる予報で極端な馬場は回避されそうだが、少なくとも時計勝負にはならない。内からリフレイム、クリスティが仕掛けての先行争い。スカイグルーヴが付いていって、外からラウダシオン、ビオグラフィー、メイケイエールも被せていきそう。少頭数でも前付けの馬が多く、展開的には差しが効きそうな感じ。コース替わりでも中団付近から差して来れそうな馬を狙いたい。

レース指標

LAP:12.3-10.9-11.2-11.4-10.9-11.3-12.2
勝ち時計:1.20.2(良) テン3F:34.4 上がり3F:34.4

ギルデッドミラーが大きく出遅れ。リフレイムが内からあっさりハナに立ち、ラウダシオンとビオグラフィーが外から付いていく展開。メイケイエールは5番手付近の外に付けるもしきりに首を上げて落ち着かない様子。スカイグルーヴはこの後ろで控える競馬。直線に向いてリフレイムがいつも通り外へ逸走、開いた内からラウダシオンが抜け出す。その間を突いてメイケイエールが突き抜け、後ろから追ってきたスカイグルーヴらの追撃を振り切ってゴール。勝ち時計は1分19秒台決着がデフォルトのこのレースにしては平凡。良とはいえ雨上がり後の馬場で、多少は時計に影響したか。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【▲】メイケイエール

前を行くビオグラフィー(青矢印)の後ろに入れても
首を上げたままで落ち着かないメイケイエール(赤矢印)。
直線で前フリーの位置を確保するメイケイエール(赤矢印)。
あれだけ折り合っていなかったのに手応え抜群。意味分からん。

ゲートが開いた瞬間からテンションが高く、前に馬を置いても逆にヒートアップ。しかしこれまではこれでガーッと上がっていってガス欠、というパターンだったのが今回はその場で留まれていた。4コーナーでペースが上がり出してからは独壇場。リフレイムが前を横切っていくのを見届けてからスパートして完勝。単にここでは能力が抜けていたということだろうが、折り合わずに勝つというのがよく分からない。

2着【-】スカイグルーヴ

リフレイム(青矢印)「私ってば、左回りだと外に行きたくなるのよね~」
スカイグルーヴ(赤矢印)「ちょっと、アンタ冗談はやめてよ!邪魔だって!」
ギルデッドミラー(緑矢印)「またやってるわあの娘(自分は大出遅れ)。」

隣枠のギルデッドミラーが出遅れ、その隣のリフレイムが外へ寄ってきた影響をダイレクトに受けて行き場が無くなり、強制的に控える競馬になってしまった。中団で折り合いを付けて進み、直線でメイケイエールの背後というベストポジションを確保。しかし相手のスパートに付いていけず離されてしまい、ラストで追い詰めていったが届かなかった。前走は極端な内前高速馬場に泣き、今回はスタート直後の邪魔が響いて負け。微妙にツイていない。

3着【-】タイムトゥヘヴン

やることはいつもと同じ、外差しに賭けるタイムトゥヘヴン(赤矢印)。
1着メイケイエール(青矢印)、2着スカイグルーヴ(緑矢印)も外差し。
4着ワールドバローズ(黄矢印)もこの後ろ。

この馬にしては上々のスタートからいつも通り下げての競馬。後方3番手の外を淡々と進み、直線は勿論外へ。ただスパートしてからも外へ行き気味で、外へ「寄って」きたリフレイムの内へ入れつつ、内から迫ってきたワールドバローズを抑えての追い込みで、スムーズな競馬とは言い難かった。今後も外差しの展開時は抑えておきたい。

4着【○】ワールドバローズ

スカイグルーヴ(青矢印)の内は割れず、外から交わしに行くワールドバローズ(赤矢印)。
この後タイムトゥヘヴン(緑矢印)に先に進路に入られ、再びスカイグルーヴの後ろへ・・・。

スタートして内からリフレイム、外からリレーションシップらに締められて前が塞がり、強制的に後方からの競馬。道中は大きく出遅れたギルデッドミラーと大して変わらない位置を追走。直線に向いてメイケイエールらの背後から追い上げ、いい感じで詰めてきたがスカイグルーヴを捌くのに手間取り、ゴール前で外からタイムトゥヘヴンに入られて詰め損なった。枠が外でスムーズな競馬なら2着もあったはず。次走以降改めて期待したい。

6着【△】リレーションシップ

スタートで若干躓いた上、内外から締められて後方からの競馬。今回はリフレイムのせいで中頃の枠に入った馬が軒並みポジションを下げての競馬になっていた。直線でメイケイエールらの後ろから末脚を伸ばしたものの、結果的に後追いに終始。序盤のロスを考えれば悪くはないが、重賞だとワンパンチ足りない。

8着【◎】シャインガーネット

先行勢の直後に付けるシャインガーネット(赤矢印)。
メイケイエールほどではないにせよ、首を振っていて折り合いは今一つ。
直線で内に進路を採るシャインガーネット(赤矢印)。
外が詰まっていて仕方が無かったとはいえ、想定と違うコース取りでガッカリ。

メイケイエールと同様にスタートからテンションが高めで、内からリフレイム、外からラウダシオンに寄られたところで頭を上げて行きたがってしまった。馬群に入れるといつもこんな感じ。直線は外を張られていて行くところが無く、内に入れての追い上げで伸び切れなかった。今回はこの馬の悪いところが全部出てしまった。

9着【△】ギルデッドミラー

再び立ち上がった瞬間にゲートが開いて出遅れるギルデッドミラー(赤矢印)。
ボートなら払い戻し案件。競馬は返還されません。

スタート直前に一旦立ち上がり、落ち着くのを待ってスタートしたはずがまた立ち上がって大出遅れ。出遅れにも良い出遅れ(ハイペースになって結果的に差し届く)と悪い出遅れがあるが、今回は何の意味も見い出せない後者。残念。

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