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【レース回顧Vol.149】第39回フェブラリーS
レース結果・収支
1着【○】カフェファラオ(2番人気)
2着【◎】テイエムサウスダン(5番人気)
3着【-】ソダシ(4番人気)
・・・
6着【▲】レッドルゼル(1番人気)
7着【△】アルクトス(3番人気)
・・・
11着【△】インティ(7番人気)
・・・
馬複7点的中!(26.4倍) 3連複7点ハズレ
レース収支:+1,240 累計回収/投資:18,400/25,400(72.4%)
率直な感想
今年最初のGI、馬複大本線的中!カフェファラオは府中マイルで好位付けならそりゃ勝つわな。1分33秒8とか、これは後ろからでは差せない。それにしてもテイエムサウスダン、本当によく頑張った!根岸Sの勝利騎手インタビューで岩田親父がやたら強気だったのを信じて良かった。ソダシは締まった砂でのびのび走っていた。含水率次第で砂でも買える模様。
テーマの振り返り
根岸S組は好走馬のみ買え→ビンゴ!
根岸Sの勝ち馬は2016年モーニン、2018年ノンコノユメ、2020年モズアスコットがフェブラリーSも制している。一方で4着以下に負けていた馬の巻き返しは厳しく、根岸Sが現行条件となった2001年以降の過去21年を遡っても3着が1回あるのみ(2004年3着スターリングローズ・根岸S11着)。
根岸S勝ち馬テイエムサウスダン2着。ソリストサンダーやタイムフライヤーも頑張ったが、4着と5着では馬券を買う側はお金にならない。テーマに従い、来る馬のみ買って来ない馬をバッサリ切れた。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
この中間は先週降雨(降雪)があり、今週も雨が降った。当日5時時点のダート含水率はゴール前9.2%、4コーナー9.5%。根岸S当日(1月30日)はそれぞれ1.4%、1.7%だった。前回はパサパサでパワー馬場、今回は砂が締まってスピード馬場。純粋なマイラーよりは短距離寄りの馬が活躍するのではないかという仮説が立てられる。チャンピオンズCはソダシが押し出されるようにしてハナに立ったが、今回は他が行くようなら自重する。芝を使った後のダイワキャグニーか内枠を引いたインティのどちらかがハナ。アルクトスもいるし、前に行く馬はある程度揃っている。ただ競り合いは起こらず平均ペース想定。隊列が固まることで内枠先行が有利か。
レース指標
LAP:12.2-11.0-11.3-12.3-12.4-11.6-11.2-11.8
勝ち時計:1.33.8(重) テン3F:34.5 上がり3F:34.6
振り返り
砂が締まって時計の出る馬場。こうなると後ろから差すより前で粘るほうが楽。しかも道中で12.3-12.4と緩んだことで前残りが加速。前年の覇者カフェファラオは好位フリーから楽勝。マイルで連対の無いテイエムサウスダンがハナを奪って残り、ダート実績皆無のソダシも番手追走からタレずに頑張った。距離不安があって強気な競馬が出来なかったレッドルゼルはこの馬場になった時点で勝ち目が無かった。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【○】カフェファラオ
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外の進路確保に努めるカフェファラオ(赤矢印)。鞍上の「包ませない意思」を感じる。
![](https://assets.st-note.com/img/1645342706666-LQnEiRllve.png?width=800)
スタートしてから間もなく外からサンライズホープとソダシに前を横切られたが、これらの外へ出してやり過ごし、更にテイエムサウスダンにも前を横切られたがまたその外へ誘導。包まれると気を悪くして自滅するリスクがある馬で、福永騎手は進路確保に細心の注意を払っていた。すぐ外にいたソリストサンダーは被せに来ず、好位をフリーで立ち回って直線へ。前を行くテイエムサウスダンに手綱捌きのみで詰めていき、鞭を入れて突き放した。これで府中マイルは4戦全勝。順当だが、福永騎手のアシストは見事だった。
2着【◎】テイエムサウスダン
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後ろが離れてくれたのも良かった。
スタートが決まって半馬身前へ。行き脚も良くハナにも立ちかねない勢いだったが内に譲って控える競馬に移行。しかし馬がハミをガッツリ噛んでしまい、抑え切れないと判断した岩田康誠騎手は手綱を緩めて進出を指示。外に壁は無く、サンライズホープも交わしてハナへ。ただサンライズホープもソダシも突きに来ず、岩田康誠騎手も手綱を短く持って「先頭で脚を溜めている」という最高のシチュエーションになった。直線で鞭が入ったのは残り300M付近。カフェファラオにこそ無抵抗で交わされたものの、ソダシ以下は完封。先行力がモノを言った今回の馬場を如実に物語る2着。
3着【-】ソダシ
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直後にはフリーのカフェファラオ(緑矢印)が「鎮座」。
ゲートの中でソワソワして僅かに出遅れたが、スタート直後の芝で楽々リカバリー。サンライズホープに行かせ、外からやってきたテイエムサウスダンにもすんなり行かせて3番手追走。上手いと思ったのは4コーナー。カフェファラオに来られる前にテイエムサウスダンとの差を詰めていった。直線まで3番手で待っていたらカフェファラオに並ばれて潰されていたかもしれない。雨で砂が締まって芝並みの時計が出る馬場になったのもこの馬にとって良かった。ダート含水率と芝実績馬の相関を調べたらおそらくプラス。今後の方針として、パサパサのダートに出てきたらバッサリ切りたい。
4着【-】ソリストサンダー
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ソリストサンダー(赤矢印)の前はガラ空きだが行くに行けない状況。
![](https://assets.st-note.com/img/1645347610693-UCARScw9bK.png?width=800)
今回は前がガラ空きで追い出し放題だったが・・・。
スタートして暫くの間はテイエムサウスダンが行くのか行かないのかがハッキリせず、戸崎騎手はこの後ろでどこに付けるのか迷っていた。テイエムサウスダンが思い切って行った後はカフェファラオの直後に入り、4コーナーでカフェファラオの外へ。カフェファラオと同様にフリーの状態で直線に向いたが、そこから全く差が詰まらなかった。この位置取りで勝ち負け出来ないのは正直可哀想。今年の馬場は異常。
5着【-】タイムフライヤー
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しかし3コーナーで他の馬に入られて離されてしまう。
行き脚が無く今回も後方から。ただペースが緩んだことで労せずカフェファラオの後ろが取れた。このまま付いていければ面白かったが、3コーナーでソリストサンダーやレッドルゼルに行かれてこの後ろへ。4コーナーでソリストサンダーの後ろから外を回し、進路を確保した状態で直線に向いたが前が全く止まらず敗退。今回は不利らしい不利はみられず完全燃焼。普通の馬場なら上位に来れたのだろうか。
6着【▲】レッドルゼル
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外は馬なりのソリストサンダー(緑矢印)が持ったままで待機。
スタートから手綱を動かさず他に行かせる気満々で、ソダシやカフェファラオを前に見る位置を追走。3コーナーでカフェファラオの直後に入り、ぴったり付いていって直線に向いたものの前が塞がって抜きどころが無く、カフェファラオに上がり最速の脚を使われてジ・エンド。自ら行かずマーク競馬に徹したのは距離不安が根底にあったからに他ならない。短距離志向の高速馬場でも強気に行かなければ勝利への扉は開かない。前年の負けが川田騎手の心にブレーキを掛けたのだろうと思う。
7着【△】アルクトス
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すぐ前にいた馬がワンツースリーを決めた内前ジャスティス馬場。ある意味理不尽。
スタートを決めた上で前へ。しかしテイエムサウスダンが外から締めてきたことで内のスペースが窮屈になり、ソダシの後ろへ。脚を溜めつつ、直線の出し抜きに備えたが逆に離される結果に。今回はテイエムサウスダンやソダシ、あるいはソリストサンダーのように位置を取りつつ攻めないと勝ち負け出来なかった。アルクトスは持ち時計がトップだっただけにもっと強気な騎乗を見たかった。仮にも南部杯を連覇した馬で、弱いはずがない。
11着【△】インティ
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行き脚が鈍く、アルクトスに先に入られたところで内に入れて後方待機。今日のこの馬場でこの位置取りでは話にならなかった上、首を上げて掛かってしまった。直線は横一杯に広がった追い比べの後ろをウロチョロしただけで何も出来ず。3年前のこのレースを逃げ勝ったのは昔話。無駄な馬券を買ってしまった。
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