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【レース回顧Vol.356】第58回京都大賞典
レース結果・収支
1着【-】プラダリア(5番人気)
2着【◎】ボッケリーニ(3番人気)
3着【○】ディープボンド(1番人気)
・・・
8着【▲】ビッグリボン(7番人気)
9着【△】ヒートオンビート(4番人気)
・・・
12着【△】インプレス(11番人気)
・・・
中止【△】ブローザホーン(2番人気)
馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:138,390/135,000(102.5%)
率直な感想
開幕週で前が手薄って状況だけで、内前の競馬になるのは容易に推測が付いた。しかも雨が降って尚更後ろから追い上げるのがしんどそう。ブローザホーンとディープボンドを買えば当たりかな。・・・あれ?内前を取ったのはプラダリアとボッケリーニ?この2頭で決まりっぽいけど、プラダリアが来たら馬券スカ。来るなよ、来るなよ・・・。ですよねー。はぁ・・・。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
京都開催自体は5月28日(葵S・白百合S当週)、Aコースでの施行は5月7日(京都新聞杯・鞍馬S当週)以来。東京と同じくコースのどこを通っても絶好、つまり最短距離を通ることができる内が有利。
今週は水曜に19.5ミリの雨が降った以外は晴れ。日曜7時時点のクッション値は10.0。日曜午後から雨が降り、月曜は重馬場でスタート。クッション値は8.1で、前日とバイアスが変わっている可能性がある。
アフリカンゴールドの単騎逃げチャンス。しかし内に先行先捲りタイプのブローザホーン、スタミナの塊ディープボンドが構える布陣でまんまの逃げ込みは難しそう。どちらかと言えば後ろから行く馬が多く、展開的には出来るだけ前にいたほうが楽。
レース指標
LAP:12.8-11.7-12.0-12.5-12.6-12.0-11.9-12.3-11.6-11.7-12.0-12.2
勝ち時計:2.25.3(重) テン3F:36.5 上がり3F:35.9
レースの振り返り
ボッケリーニがスタートを決めて前に出てくる。内のブローザホーン、ディープボンドを牽制してこの前に出た。ん?今、和田さんが腰を浮かしたぞ?この間にプラダリアも内に寄せてボッケリーニの前へ。いやいや、そんなに簡単に前に行くんかい。序盤から色々想定外のことが起きまくり。
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プラダリア(赤矢印)も内に入っていき、ボッケリーニの前に出る。
ハナは想定通りアフリカンゴールド。2番手アイアンバローズは牽制せず、アフリカンゴールドは速度を落としてマイペース逃げに移行。想定ではディープボンドが睨みを利かせるはずだったのにいない。ブローザホーンも見当たらない。馬場も重いし、ひょっとして残るパターンとちゃうのコレ?
ボッケリーニの位置取りは良いね。このまま内キープで抜けてくるだけのお仕事。しかし前にプラダリアがいるのが気になる。ポジショニングの鬼・川田さんはビッグリボンを挟んでボッケリーニの外にいた。今日の展開と馬場ではここまでが勝ち負けの圏内。ディープボンドとブローザホーンは馬群の真後ろにいた。ブローザホーンは押しまくり。これは飛んだ。ヴェラアズールは論外。この展開で差し届くはずがない。
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ボッケリーニ(青矢印)もいいところを取れたがプラダリアよりは後ろ。
ディープボンド(緑矢印)は外に振り出して差す気満々・・・。
アフリカンゴールドが坂の下りで加速しながら先頭をキープ。プラダリアが馬なりでこれを追って、ボッケリーニもこれに続く。ほら、やっぱりこの展開やん。直線に向いてもアフリカンゴールド先頭のまま。プラダリアとボッケリーニが追いかけていって、後ろからの追撃は緩い。典型的な内前の行った行った。
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ブローザホーン(白矢印)は早くも後退・・・。
・ブローザホーン号は,競走中に疾病〔心房細動〕を発症したため最後の直線コースで競走中止。
プラダリアはボッケリーニを外からブロック。しかしボッケリーニがこれを弾き返してのデッドヒート。残り200Mを切ってもまだこの3頭の争い。ヒンドゥタイムズが内突きで単独4番手に上がってきたけど届きそうにない。と、そこへ外からディープボンド。ディープボンド?お前、差せるんかい!脚色が残っていたヒンドゥタイムズを外から捻じ伏せたが届かず。前はアフリカンゴールドが遅れてプラダリアが押し切り。
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プラダリア「うわ、こじ開けてきやがった!」
・ボッケリーニ号の騎手浜中俊は,最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10,000円。(被害馬:7番)
プラダリアはスタート直後に内に寄せて前、それも逃げ馬の直後かつボッケリーニの前という絶好位が取れたのが最大の勝因。直線でボッケリーニを外に出させないようブロックしていたのも見逃せない。ボッケリーニも序盤にディープボンドの前に割り込むファインプレーも、直線で捌きが遅れてプラダリアに追い付けなかった。勝ちに等しい負け。
ディープボンドはこの展開・この馬場で後方から外を回して3着に持ってきた。負けて尚強しと言いたいところだが、ゴール手前で内に斜行してヒートオンビートとビッグリボンの進路をカット。直接締めたのはマイネルウィルトスだが、ディープボンドが内に行ったことによる連動とみなされ、ディープボンドにも制裁処分(戒告)が下った。
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相次いで緑の帽子(ヒートオンビートとビッグリボン)の進路をカット。
これはかなりの不利。ノーカウントが妥当。
・ディープボンド号の騎手和田竜二は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:10番・9番)
・マイネルウィルトス号の騎手M.デムーロは,最後の直線コースで内側に斜行したことについて過怠金50,000円。(被害馬:10番・9番)
ビッグリボンとヒートオンビートは不利があったとはいえ、内前を取れなかった時点で必然の負け。インプレスは中団後方の外を走っていてダメだと思った。内突いてよ。ブローザホーンは心房細動で競争中止。レース後、何事もなくカイバを頬張っている姿をXのポストで目にしたので一安心。素人目にも馬体が細く見えたので、まずは回復に努めてもらいたい。
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