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【レース回顧Vol.262】第39回フェアリーS

レース結果・収支

1着【-】キタウイング(11番人気)
2着【◎】メイクアスナッチ(7番人気)
3着【-】スピードオブライト(6番人気)
・・・
5着【○】リックスター(9番人気)
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8着【△】イコノスタシス(5番人気)
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11着【△】ヒップアップソウル(1番人気)
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15着【▲】ディヴァージオン(8番人気)
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馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:0/4,000(0.0%)


率直な感想

メイクアスナッチは抑えが効いていて、4コーナーで持ったままだったのを見て貰ったと思った。外差しは想定外だったけど伸びが違う!よっしゃ、キター・・・ウイング?それは、持ってない。無念。

このレースは「父ロイヤルチャージャー系×母父ネイティヴダンサー系」の馬を買えば良いらしい。昨年は該当1頭が勝利、今年も該当3頭のうち最も人気が無いのが来た。ちなみに2着と3着は「父ネイティヴダンサー系×母父ロイヤルチャージャー系」。なんだ、めっちゃ簡単やん。


テーマの振り返り

前走で東京を走った馬を買え→保留

前走東京組をクラス別に分けると、新馬【2・1・3・6】、未勝利【2・0・1・15】、1勝クラス【2・3・1・17】、オープンクラス以上【1・0・0・14】で、下級条件のほうがより期待できる。単に東京を走ったというよりは、東京での勝ちに拘った馬を買うべし。

勝ったのは阪神ジュベナイルフィリーズを経由したキタウイング。2着と3着は東京組だが、今年は新馬・未勝利組が不発だった。

マイル戦経由組が中心→保留

1着候補はマイル戦経由馬。前走から距離が変わる馬はヒモ候補。但し一昨年は新馬戦で1,200M、未勝利戦で1,400Mを使ってマイル戦未経験のファインルージュ、昨年は京都2歳Sから400Mの距離短縮ローテのライラックが勝利した。

マイル戦経由のキタウイングが勝ったが、2着と3着は東京からの距離延長組。近年は距離変動組がいい仕事をしている。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 年明け後は降雨無し。散水も5日以降は行われていない。含水率は4コーナー10.7%、ゴール前10.2%、月曜朝時点のクッション値は9.8。

  • 依然として内前優勢が継続。差し込むにしても外を回していては間に合わない。内前先行、内突きまたは4角外前からの差しが有効。

  • ペース想定:やや速い(1,000M通過58~59秒前半)

  • マイレーヌが行って、スピードオブライトら内枠先行勢がマーク。人気どころが概ね前で競馬をする馬で、これらの一段後ろがスイートスポット。トラックバイアスを勘案すると内突きが極めて有効。外差しは間に合わない。

レース指標

LAP:12.5-11.0-11.3-11.5-11.8-11.5-11.9-12.2
勝ち時計:1.33.7(良) テン3F:34.8 上がり3F:35.6

レースの振り返り

スピードオブライトが速く、マイレーヌは押しまくってやっとハナ。ディナトセレーネが3番手、イコノスタシスが若干掛かって4番手。ヒップホップソウルも馬群の中で掛かり気味。メイクアスナッチは馬群後方で脚を溜めての追走。キタウイングは出遅れて後方2番手の内。直線に向いてスピードオブライトが僅かに前に出たところ、最内からキタウイング、外からメイクアスナッチが飛んできてこの2頭の争いに。キタウイングがメイクアスナッチの追撃を僅かに凌いでゴール。

1,000M通過58秒2は想定よりも速く、ここ10年で2017年(58秒0)に次ぐ2位のハイペース。勝ち時計はここ10年では2020年(勝ち馬スマイルカナ、1分34秒0)に次ぐ2位タイの高速決着。フェアリーSにしてはハイレベルな一戦で、2勝馬同士のワンツーになったのも頷けるところ。

キタウイングが通ったコースは最内。出遅れて腹を括ったような面があったにせよ、ポッカリ空いた内のスペースを綺麗に抜けてきた。「トラックバイアスを勘案すると内突きが極めて有効」って、知り過ぎていて今更確認する必要もない話。

メイクアスナッチは陣営が不安視するほど距離に心配は無かった。前走の「スロー溜め逃げ」を見れば、差し構えチェンジで弾けることは容易に推測が付いた。今の中山で外差しでここまで迫れるのは強い証拠。次走以降もまだ距離不安で人気しないならボーナスステージ。「ルーパクト」(父ルーラーシップ×母父ディープインパクト)が走ることもまだ世間に認知されていないっぽいので今後も見かけたら積極的に買いたい。

スピードオブライトは馬体重発表後から人気が急落したが、レースではスタートを決めて2番手追走からバテずに踏ん張った。今回は勝ったキタウイングよりも外差し2着のメイクアスナッチ、差し差し決着で前で粘って3着のスピードオブライトを上位評価しておきたい。

中山は内が使える馬場。最短距離を抜けてくるキタウイング(赤矢印)。
メイクアスナッチ(青矢印)は4コーナーで前を捌けず大外強襲の形。
スピードオブライト(緑矢印)は前で直後の追撃を凌ぎ切った。

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