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【レース回顧Vol.393】第71回日経新春杯


レース結果・収支

1着【△】ブローザホーン(1番人気)
2着【-】サヴォーナ(4番人気)
3着【△】サトノグランツ(3番人気)
4着【▲】ハーツコンチェルト(2番人気)
・・・
6着【◎】レッドバリエンテ(5番人気)
・・・
8着【○】リビアングラス(6番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,100 累計回収/投資:4,080/7,900(51.6%)


率直な感想

ディアスティマ、出鞭入れてでも行くんかい!貫太くんは矢作さんからおそらく「逃げろ」と指示を出されていただろうけど、逃げるに逃げられずオロオロ。結局ディアスティマ先頭、1,000M通過58秒3の表示を見て終わったと思った。「速→緩→速」ではなく「超速→緩→緩」でブローザホーンが押し切り勝ち。ペース読みは難しい。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 京都は雨が降らず(降っても少量)、散水も火曜の1回だけなのに何故か馬場が緩い。土曜朝時点のクッション値は9.4だったが、見ている感じでは1ポイントぐらい緩いほうに向いている。紅梅S(3歳牝馬・OP/芝1,400M)の勝ち時計1分23秒4はハッキリ言って遅い。日曜朝時点のクッション値も9.4。外差しもそれなりに利いているが、基本は内前からの抜け出し。

  • 4年振りの京都開催。京都芝2,400Mは1コーナー奥ポケットからのスタート。最初のコーナーまで約600Mもあるので2~3ハロン目が速く、4~7ハロン目が緩む。そして終盤、3コーナー丘の頂上から下って直線平坦の速さ比べ。「速→緩→速」への対応力重視。

  • 前走不完全燃焼に終わったリビアングラスの逃げ。ディアスティマがどの位絡んでくるかによるが、前走の行きっぷりを見る限り競合せずリビアングラスの単騎が成立すると想定。直後に続きそうなのはディアスティマやブローザホーンぐらいで前が手薄。後ろの仕掛けが遅れるようなら前残り。内から差してきそうな馬にも注目したい。

レース指標

LAP:12.7-10.4-10.6-11.9-12.7-12.3-12.2-12.6-11.9-12.1-12.0-12.3
勝ち時計:2.23.7(良) テン3F:33.7 上がり3F:36.4

レースの振り返り

まずまず揃ったスタート。まずはリビアングラスが・・・って、ディアスティマが行く気満々。出鞭を入れてリビアングラスに被せてきた。これは貫太くんでは対処出来ない。この辺りの駆け引きは経験が無いと厳しい。シンリョクカも絡んできて引くに引けずペースアップ。最高速度は70.2km/h。これ、長距離戦なんですけど・・・。

結局ディアスティマがハナ、差がなくリビアングラス、シンリョクカ、サヴォーナが追走。5番手以降が少し切れてハーツコンチェルトとサトノグランツ。レッドバリエンテはその後ろ。時折押しながらの追走。これは終わったっぽい。その外をブローザホーンが馬なりで並走。うーん。

ディアスティマ先頭のまま4コーナーを回ってくる。リビアングラスは後退。ハーツコンチェルト、サトノグランツが外を通って進出。ブローザホーンもこれらの直後を通って進出。レッドバリエンテはこの更に後ろで手応えが悪い。うーん。

直線に向いてサトノグランツが早め先頭。スゲーなこの人。何だかんだで結局勝ち負けに持ち込んでる。ハーツコンチェルトが遅れて代わりに外からブローザホーン、最内からサヴォーナが進出。これらの他は何もやってこない。レッドバリエンテ?何それ。終了。

テン3ハロン33秒7という短距離戦並みのハイペース。これでは末脚勝負の馬では厳しく、2,600Mを勝つほどのスタミナタイプのブローザホーンとサヴォーナのワンツーになるのも頷ける。こんなペースになるとは思わなかったので2頭とも低評価にしていた。サトノグランツはこの展開・この馬場で3着によく来たなと思う。ハーツコンチェルトは早めの競馬から勝負に出ての負け。勝ちに行っての負けなのでナイスファイトとだけ言っておく。


レース結果からの教訓

  • 逃げ候補が複数いる場合は共倒れパターンを想定すること。どちらが引くと仮定して予想を進めるのは間違いの素。

  • 古馬戦において実績不足の差し馬を軸にしないこと。ハマらないと見せ場も何も無いのでレースがつまらなくなる。

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