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【レース回顧Vol.134】第59回愛知杯

レース結果・収支

1着【-】ルビーカサブランカ(7番人気)
2着【○】マリアエレーナ(3番人気)
3着【△】デゼル(6番人気)
4着【△】ソフトフルート(2番人気)
・・・
9着【▲】マジックキャッスル(4番人気)
・・・
11着【◎】アンドヴァラナウト(1番人気)
・・・
14着【△】シゲルピンクダイヤ(8番人気)
馬複5点外れ 3連複10点外れ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:2,020/7,000(28.8%)


率直な感想

中京は外差しも効いてきたけど、内も普通に伸びる。結局、内を立ち回ったルビーカサブランカが勝利。外差し馬場ならデゼルが突き抜けていたはず。アンドヴァラナウトは前進気勢が強過ぎ。あれでは直線伸びなくて当然。マイルに行ってください。ソフトフルート、というか望来君はそれやっちゃダメ!って騎乗をやってくれるから困る。


テーマの振り返り

中団以降からの差しが有効→ビンゴ!

昨年も内前優勢の馬場ながら1,000M通過57秒9のハイペースで差し・追い込み決着。2019年は1,000M通過62秒2のスローペースながらノームコアが4コーナー10番手からの差しで2着に入った。牝馬同士のハンデ戦ということもあり、単調な前残りにはなりにくいようである。

マリアエレーナこそ前付けで勝ち負けに持ってきたが、1着・3着・4着は差し。道中脚を溜めて突っ込んできた者勝ち。愛知杯は差し馬から買おう。

重賞を経由した馬が中心→ハズレ

ここ3年は重賞経由馬のワンツー。重賞経由かつハンデ54kg以上の馬は【5・2・2・22】、単回値310・複回値119と信頼度大。勿論狙うべきは人気薄。

今年は非重賞経由馬のワンツー。これ系のテーマ、先週から正反対の決着ばかり。参考にならない。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

内から普通に伸びる馬場で、結果的に最短距離を立ち回った者勝ち。明確な逃げ馬不在で、何が仕掛けていくか見当が付かない。何が行くにしてもスローで、直線に向いてからの瞬発力戦。内ピタ先行馬を中心に、外前からフリーで差してきそうな馬にも注意を払っておきたい。

レース指標

LAP:12.5-11.3-13.1-12.9-12.5-12.1-11.8-11.3-11.5-12.0
勝ち時計:2.01.0(良) テン3F:36.9 上がり3F:34.8

振り返り

アイコンテーラーが行って1,000M通過62秒3のスローペース。4コーナーで各馬がこぞって外を通す中、ルビーカサブランカは内に入っていって突き抜け。逃げ馬の直後で内ピタを貫いたマリアエレーナが僅差の2着、大外から差し迫ったデゼルが3着。スローで流れたため、時計は9R渥美特別(4歳以上2勝C)の決着時計(2分00秒1)を下回った。渥美特別、紅梅S(3歳OPL・芝1,400M)も外差しの馬が来ており、トラックバイアスとしては内前わっしょいからフラットに修正。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ルビーカサブランカ

後方待機ながら内を立ち回って距離を稼ぐルビーカサブランカ(赤矢印)。
ルビーカサブランカ(赤矢印)がマリアエレーナ(青矢印)の外から交わしに掛かろうとしたところ、マリアエレーナが外に行って内にヴィクトリーロードが出現。ごっつぁんです。

スタートから一貫してラチ沿いを進み、4コーナーから直線に向くところでも内へ。相対的にガラ空きになった内で更に前が開くという僥倖が重なり、内から先に抜けて残した。中京はまだ内が伸びる。コースロス無く最短距離を走らせた武豊騎手の作戦勝ち。

2着【○】マリアエレーナ

スタートを決めただけで自然と前に出られてしまうほどの緩い流れ。結局行きたい馬に行かせて3番手。道中は一貫して内に張り付いていたものの、直線でアイコンテーラーを交わすために外に振ったところ過剰に膨らみ、その後右鞭を入れても外に膨らんだままで修正できなかった。外に併せる馬が欲しかった。

3着【△】デゼル

ルビーカサブランカ(青矢印)とは対照的にデゼル(赤矢印)は大外からの差し込み。
ソフトフルート(黄矢印)は更にその外を回そうとしている。望来君さぁ…。

スタートはあまり良くなく後方からの競馬。スローで前が固まり、後方待機でも先頭まで7~8馬身ほど。4コーナーで外を通って押し上げ、先頭まで5馬身圏内で直線へ。大外からグイグイ伸びたが僅かに捉え損なった。内が伸びない馬場なら楽勝だった。

4着【△】ソフトフルート

スタートは五分に出たが行き脚が付かず後方からの競馬。外枠の馬が仕掛ける展開で前が締まり、最初のコーナーで後ろから2番手。ドスローでこの位置は厳しい。4コーナーでグーンと押し上げて・・・外へ。ただ外は混み合っていて、進路はデゼルの外しかなかった。予想で「ここで外を回すようではまた届かない。」って書いたけど、全くそのまんまのことをやってて笑った。これで4着に来るのだから馬を褒めるべきか。

9着【▲】マジックキャッスル

カセドラルベル(青矢印)の後ろで右往左往した挙句、外から切り込んできたデゼル(黄矢印)の煽りを受けて進路を無くすマジックキャッスル(赤矢印)。内がガラ空きなのが物悲しい。

スタート一息、先行争いにも加わらず後方待機。1コーナーで後方4番手、ソフトフルートと大して変わらない厳しい位置取り。それでいて4コーナーで外を回す集団の中に身を委ね、直線で前が詰まって満足に追えず。完全に手応えを余して負け。何これ?全く納得できないんですけど。ルメールさん起きてますか?騎乗に全くキレが無い。

11着【◎】アンドヴァラナウト

スタートから普通に前に出たものの、外から被せるようにして前に出てきた先行勢に感化されてエキサイト。松山騎手は手綱を締めてなだめながら乗っていたが、馬のほうは行きたくて仕方ない様子。折り合いイマイチ、かつ直線に向いても中団外という中途半端な位置取りから全く伸びず。脚が溜まらなかったのは想定外。乗り替わりの影響は思いの外大きかった。

14着【△】シゲルピンクダイヤ

直線入口で外に張るシゲルピンクダイヤ(赤矢印)。内の馬にとっては僥倖の訪れ。

スタートから気合いを付けて内に切り込みながら前へと出していき、アイコンテーラーに行かせて自らは2番手を確保。スローで前付けは正攻法。直線で前を行くマリアエレーナに標準を定めてスパートしたが、残り200Mの標識を過ぎた辺りで失速。せめて枠が内ならもう少し踏ん張りが効いただろうが・・・。ちなみに内がガラ空きになったのはこの馬が直線入口で外に張ったため。マリアエレーナも外に飛び、ルビーカサブランカにとっては絶好の展開に・・・。

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