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【レース回顧Vol.447】第138回目黒記念



レース結果・収支

1着【◎】シュトルーヴェ(1番人気)
2着【-】シュヴァリエローズ(10番人気)
3着【△】クロミナンス(2番人気)
・・・
5着【○】マイネルウィルトス(4番人気)
・・・
7着【▲】ヒートオンビート(6番人気)
・・・
9着【△】ケイアイサンデラ(7番人気)
・・・
11着【△】ナイトインロンドン(8番人気)
・・・
単勝1点的中!(3.5倍) 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,250 累計回収/投資:46,670/83,200(56.1%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

モレイラさんさぁ、ダービーもそうだったけど何でそんなに後ろから行くの?これじゃ飛んじゃうよ・・・。ほら、やっぱり届かない。あーあ。後ろ過ぎやっちゅーの。・・・モレイラさん、疑ってサーセン。それにしてもケイアイサンデラ、何で溜め逃げやねん。引き付けて離すとかそんな小細工要らんからぶっ飛ばしてもらいたかった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週の東京は月曜に17.5ミリの雨を観測した以外はほぼ降雨無し。火曜から金曜まで連日散水を実施、木曜に殺虫剤と殺菌剤を散布。土曜朝時点のクッション値9.7は先週土曜朝時点の9.8とほぼ同じ。馬場コンディションは先週と同等。

  • 先週の時点で内が使えていたが、今週はCコースを使用するので尚更内が有利。ただ土曜のレースを見る限り内前の行った行ったよりも中団外からの差し込みが目立っていた。バイアスはフラット。4歳以上2勝クラスのマイル戦で1分32秒4の時計が出たように、開催最終週でも速い時計が出ている。軽い馬場に対する適性は必須。

  • 他に行く馬がいなければケイアイサンデラがハナ。これに続きそうなのはシュヴァリエローズぐらいで、他は馬なりの追走。人気どころが総じて後ろから行く馬で、ケイアイサンデラは3走前の琵琶湖特別ぐらいの大逃げを打てるかもしれない。馬場が良いだけに前残りに警戒したい。

レース指標

LAP:7.4-11.0-11.5-12.6-13.0-12.6-12.7-12.8-12.6-12.3-11.2-11.2-11.4
勝ち時計:2.32.3(良) テン3F:36.2 上がり3F:33.8

レースの振り返り

ダンディズムが恒例行事のダンディズム(出遅れ)。シュトルーヴェもどっこいしょといった感じのスタートで後ろから。想定通りケイアイサンデラがハナ。最高速度65.7km/h、2コーナーを回るところで既に57~8km/hの緩い逃げ。遅いのに後続とは5馬身の差。向こう正面に入って55km/h前後。先頭で放置されるにも程がある。

1,000M通過61秒9(実際は61秒8)。遅いのに後続を6~7馬身離しての逃げ。シュトルーヴェは内に入れるのはいいんだけど、後ろから3番手で間に合うかコレ?3コーナー手前でケイアイサンデラのリードが急激に縮小。逃げバテたわけではなく引き付けているのだろうけど、そんな小細工要らんから。バラジ、シュヴァリエローズ、サトノグランツにとって美味しい展開。シュトルーヴェはまだ後ろ。これは飛んだかな?

メイショウブレゲだけ4コーナーで外に吹っ飛んだ以外は一団の状態で直線へ。バラジが持ったままでケイアイサンデラに並びかけ、直後からサトノグランツ、シュヴァリエローズ、クロミナンスが追い上げ。シュトルーヴェは大外強襲だけどまだ中団。届きそうで届かないパターンかな。残り100Mでサトノグランツが僅かに前に出て、その外からシュヴァリエローズ、そしてシュトルーヴェ。あら?届いた。モレイラさん、疑ってサーセン。

2~4着馬が4コーナー3・4番手の馬で占めたこの一戦、シュトルーヴェは4コーナー10番手から上がり3ハロン最速32秒9の脚で突き抜け。58.5kgのハンデを背負っても末脚の威力は衰えなかった。行き脚の無さが課題だが、東京ならその弱点を補ってお釣りが来る。但し次走が宝塚記念ならこの戦法だとしんどいと思う。あ、今年は京都か。うーん。

シュヴァリエローズはケイアイサンデラが溜め逃げを打ってくれて、3コーナー付近で労せず前との差を詰めることが出来た。ラストは位置取りの差。直前の東京オープンクラスで先行して3着に入っていた馬を無視するなよ・・・。10番人気?ケイアイサンデラ(7番人気)やナイトインロンドン(8番人気)を買ってる場合じゃないだろ・・・。

クロミナンスはシュヴァリエローズの一段後ろから、シュヴァリエローズが動いたのを見届けてからスパートして及ばず。シュヴァリエローズに並びかけるところまで行って離されて、また詰め寄っての3着。この距離はこなす程度でしかない。サトノグランツは残り100Mで確かに前に出ていた。しかし残り50Mで急に遅れて4着。ジリ脚にも程がある。

マイネルウィルトスは結果的に構え過ぎ。スローと分かっていたのに中団より後ろから直線に入るまで動かずは想定外。他と横一線の差し比べで先んじるほどの瞬発力は持ち合わせていない。ヒートオンビートは見事なまでの「前が壁」。ラストで他と一緒に追い込んできたが遅かった。

ケイアイサンデラは残り200Mで外差しに吸収されて終了。力が全く足りないんだから、離して逃げなきゃダメでしょ。頼むぜ藤懸さん。ナイトインロンドンは向こう正面に入ったところで早速外から動いてポジションを上げる工夫は見られたが、直線あっさり競り負け。ラスト追い辛い場面があったとはいえ、ハンデを貰ってこれでは物足りない。


レース結果からの教訓

  • 実績の無い馬は軽ハンデだけでは通用しない。実績の無い馬が通用するのは展開利、トラックバイアス利といった外的要因に拠るところが大きく、軽ハンデという物理的要因ではカバーされない。

  • 重ハンデが末脚に与える影響は軽微。シュトルーヴェは日経賞から1.5kg斤量を積まれても普通に上がり3ハロン最速の脚を繰り出して勝った。「斤量を課されて差し脚が鈍る」という解釈はミスリード。

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