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【レース回顧Vol.261】第57回日刊スポーツ賞シンザン記念

レース結果・収支

1着【▲】ライトクオンタム(2番人気)
2着【-】ペースセッティング(3番人気)
3着【△】トーホウガレオン(4番人気)
4着【○】スズカダブル(5番人気)
・・・
7着【◎】クファシル(1番人気)
3連複5点ハズレ
レース収支:-500 累計回収/投資:0/3,000(0.0%)


率直な感想

クファシルはペースセッティングのペースにまともについて行って撃沈。ライトクオンタムは出遅れたのが却って良かった。というか中京、急に外差しに触れてきた。1つ前の新春Sでヒメノカリス(ディープインパクト産駒)が大外一気で差し切ったのを見て嫌な予感はしていたが・・・。


テーマの振り返り

※2021年と2022年は中京で代替施行。

間隔を詰めて使ってきた馬の激走に注意→ビンゴ!

昨年は万両賞から中1週で臨んだマテンロウオリオンが勝利。中2週以内の馬が3着以内に1頭も来なかったのは該当馬が1頭(カバジェーロ9着)だけだった2020年のみ。少なくとも使い詰めは割引材料にならない。

今年も万両賞から中1週で臨んだペースセッティングが主導権を奪いつつ2着。レースで負荷が掛かった直後のシンザン記念参戦は極めて有効。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 年明け後は降雨無し。含水率は4コーナー13.9%、ゴール前11.9%、日曜朝時点のクッション値は10.4。

  • 京都金杯は例年通り内有利で、直線で内にいた馬が4着までを独占。土曜も内を通った馬が勝ち負けしていて、外を通っての差しは届きそうで届いていない。

  • ペース想定:平均

  • 少頭数で積極的に行きたい馬は不在。短距離戦慣れしているペースセッティングが押し出されるようにして前に出るかもしれない。クファシル、ライトクオンタムのキャリア1戦馬が追いかける競馬に対応できるかが焦点。基本はやはり内前を通っての粘りor差し。

レース指標

LAP:12.5-11.0-11.3-11.5-11.8-11.5-11.9-12.2
勝ち時計:1.33.7(良) テン3F:34.8 上がり3F:35.6

レースの振り返り

ペースセッティングが難なくハナ奪取。楽な手応えで後続との差を広げていく。クファシルが少し離れてこれを追って、スズカダブルとトーホウガレオンが離れた3~4番手を進む。ライトクオンタムは軽く出遅れて後方からの競馬。直線に向いて粘り込みを図るペースセッティングに大外からライトクオンタムが進出、そのまま楽に差し切る。

ペースセッティングの逃げで緩むはずもなく、これを番手でまともに付いていったクファシルは沈没。一方、控える競馬で一発回答したライトクオンタムは先々期待できる素材。この2頭については臨機応変さが明暗を分けた。なお、1,000M通過58秒1はピクシーナイトが勝った一昨年と同じ、勝ち時計1分33秒7は一昨年のピクシーナイトよりコンマ4秒遅かったが、昨年のマテンロウオリオンをコンマ4秒上回った。レース指標も優良。

馬場は内伸びから外差しに変貌。シンザン記念の1つ前の新春Sは外差しワンツースリー、新馬戦も外差しワンツー。昨年もいきなり内伸びから外差しにシフトしたが、今年は少し早い(昨年は愛知杯まで内伸び、日経新春杯は外差し)。

ライトクオンタム(赤矢印)は大外からの追い込み炸裂。
ペースセッティング(青矢印)は内を開けての粘り込みで2着。
トーホウガレオン(緑矢印)も外を通っての追い上げ。

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